60歳以上が86%超、登録者約2.1万人。「暮らしのAI」から見えてきたシニアの本音

約3人に1人が「誰かに相談したいとき」にAIを利用したい。実際の対話からも見えてきた、シニアとAIの新しい関係

株式会社主婦の友社

株式会社主婦の友社が提供するLINE生成AIサービス「暮らしのAI」は、2026年4月15日のサービス開始以降、登録者数を伸ばし、2026年9月24日現在、約2.1万人が登録しています。特徴的なのは、その86%以上を60歳以上のユーザーが占めていることです。

図1|「暮らしのAI」登録ユーザーの年代構成(2026年9月時点)

生成AIが急速に社会へ広がる一方、「シニアはAIを使うのだろうか」という見方もあります。しかし、「暮らしのAI」の利用状況からは、むしろシニア層にも「AIを使ってみたい」「暮らしの中で活用したい」というニーズがあることが見えてきました。

さらに今回、「暮らしのAI」の利用顧客122名を対象にアンケートを実施。「どんなときにAIを使いたいのか」「これからも使いたいと思っているのか」といった利用に関する意向に加え、実際に「暮らしのAI」で交わされている対話にも目を向けることで、これまでの市場調査だけではとらえにくかった、シニアの関心や悩み、生活課題が少しずつ見えてきています。

主婦の友社では、「暮らしのAI」を単なるシニア向けAIサービスにとどめず、シニアの声を継続的に聞き、理解し、そのインサイトをコンテンツやサービス開発へつなげるためのAI基盤として成長させていきます。

60歳以上が86%超。「シニア×AI」が広がり始めています

「暮らしのAI」は、健康、料理、家事、介護、冠婚葬祭など、暮らしのさまざまな疑問や相談をLINEから気軽に質問できる生成AIサービスです。

サービス開始から約5カ月。実際に多くのシニアユーザーが「暮らしのAI」を使い始めています。

「暮らしのAI」が目指してきたのは、シニアが日常生活の中でAIを気軽に利用できる環境をつくること。そして、その対話を通じて、シニアの暮らしをより深く理解することです。

今回の利用状況は、生成AIへの関心が若い世代だけのものではなく、シニアにも「AIを使ってみたい」という潜在的なニーズが存在している可能性を示すものだと考えています。

「暮らしのAI」登録ユーザーの年代構成(2026年9月時点)

【登録者数】約2.1万人

【年代】

 60歳以上 86.0%

 50代   9.2%

 40代以下 4.8%

約3人に1人が「誰かに相談したいとき」にAIを使いたい

今回のアンケートで、「今後、どんなときに『暮らしのAI』を使いたいですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「健康・体調が気になるとき」が51.6%でした。

続いて「家事・暮らしで困ったとき」が40.2%、「誰かに相談したいとき」が32.0%、「献立に迷ったとき」が23.8%、「お出かけ・旅行を調べたいとき」が22.1%、「趣味・園芸について知りたいとき」が18.9%という結果になりました。

主婦の友社が特に注目したのが、32.0%、約3人に1人が「誰かに相談したいとき」と回答したことです。

AIは、単に何かを検索するためのツールではなく、「ちょっと聞いてほしい」「誰かに相談したい」ときに話しかける存在にもなり得る。今回の結果から、そんな新しいAIとの関係が見えてきました。

図3|今後、どんなときに「暮らしのAI」を使いたいですか?(複数回答)

83.6%が「今後も使いたい」。シニアのAIへの関心は高い

さらに、「今後も『暮らしのAI』を使ってみたいと思いますか?」という質問では、「ぜひ使いたい」23.0%、「機会があれば使いたい」60.7%となり、合計83.6%が今後の利用に前向きな回答をしました。

一般的な生成AIサービスでは、「何を聞けばいいのかわからない」「使い方が難しそう」と感じるシニアもいると考えられます。一方、「暮らしのAI」は普段から使い慣れているLINE上で利用できます。

健康について聞く。今夜の献立を相談する。旅行について調べる。趣味の話をする。ちょっと誰かに話したいときに声をかける。こうした「暮らしの中の具体的な場面」からAIに触れられることが、シニアと生成AIとの距離を縮める一つのポイントだと考えています。

図5|今後も「暮らしのAI」を使ってみたいと思いますか?(単一回答)

アンケートだけでは見えなかった、「実際の対話」から見えてくるシニアの本音

ここまでは、利用者アンケートから見えてきた結果です。しかし、「暮らしのAI」がシニアを理解するうえで持つ可能性は、アンケートだけではありません。

主婦の友社がさらに注目しているのが、実際にシニアユーザーとAIとの間で交わされている「対話」そのものです。

図6|約35%が「人には言いにくい悩み」をAIに相談

「暮らしのAI」で実際に交わされているトーク内容を分析すると、健康や料理、暮らしに関する質問だけではなく、悩みや不安など、人には話しにくい内容をAIに相談する利用も見られます。

対象データでは、そうした「人には言いにくい悩み・不安」に関する相談が35.2%を占めました。心の悩み、孤独、家族関係など、通常のアンケートでは回答しにくかったり、企業や編集部側から質問を設定するだけでは見つけにくかったりするテーマも含まれています。

AIとの1対1の対話では、利用者自身のタイミングで、自分の言葉で話すことができます。「AIだからこそ、話せることがある。」これは、「暮らしのAI」を運営する中で見えてきた、シニアとAIとの新しい関係の一つだと主婦の友社では考えています。

「シニアに聞く」から、「シニアの声を継続的に聞く」へ

主婦の友社はこれまで、雑誌、書籍、WEBなどを通じて、長年シニア世代に向けたコンテンツを届けてきました。読者アンケートや取材などを通じて、多くの声も聞いてきました。

しかし従来の調査では、基本的に「こちらから質問したこと」に対して回答してもらうことになります。AIとの対話では、利用者自身が「いま困っていること」「いま知りたいこと」「いま誰かに聞いてほしいこと」を、自分から話しかけてくれます。

そこには、企業やメディア側があらかじめ想定していなかった疑問やニーズが含まれている可能性があります。主婦の友社では、この「日常の対話」を新しいシニア理解の接点として捉えています。

個人の会話をそのまま利用するのではなく、プライバシーや個人情報に十分配慮しながら、適切に集計・分析されたデータとして活用していくことを前提としています。

シニアの声を、編集・コンテンツ・サービス開発へ

「暮らしのAI」を通じて見えてくるシニアの関心や生活課題は、今後、主婦の友社の雑誌・WEBなどの編集にも活かしていきます。

健康についてどんな不安が増えているのか。暮らしのどんな場面で困っているのか。いま何に興味を持っているのか。どんなことを人には相談しにくいと感じているのか。

こうした声を継続的にとらえることで、編集者の経験や仮説だけではなく、「いまのシニアの声」からコンテンツを考えることができるようになります。さらに、新しいシニア向けコンテンツやサービス、商品・事業開発にも積極的につなげていく予定です。

企業・自治体のみなさまと「シニアをもっと知る」AIへ

そして、この仕組みを主婦の友社だけで完結させるつもりはありません。

企業や自治体には、それぞれが持つ商品・サービス、制度、地域情報、健康、金融、介護、生活支援など、シニアの暮らしに役立つさまざまなな情報があります。そうした情報やコンテンツを「暮らしのAI」と組み合わせることで、「シニアへ情報を届ける」だけではなく、「シニアの声を聞き、一緒に理解を深める」新しいコミュニケーションができるのではないかと考えています。

自治体であれば、「制度のどこがわかりにくいのか」「住民が本当に困っていることは何なのか」を知る。企業であれば、「商品をどう売るか」だけではなく、「シニアが暮らしの中で何に困り、何を求めているのか」から、新しい商品やサービスを考える。

主婦の友社が持つシニア向けコンテンツと編集知見、企業・自治体が持つ専門情報、そして「暮らしのAI」を通じて生まれるシニアとの接点。この3つを組み合わせることで、より深い「シニア理解」から始まるサービスづくりを目指します。

シニアをもっと知る。シニアと一緒につくる。

今回のアンケートと利用状況の分析は、その第一歩です。

「暮らしのAI」は今後も、主婦の友社が保有するコンテンツの拡充や、新しい機能の追加・改善を進めてまいります。また、利用者へのアンケートや利用動向の分析も継続的に実施し、シニアの暮らし、関心、悩み、意識の変化を捉えていきます。

シニアをもっと知る。

シニアと一緒にサービスをつくる。

そのためのAI基盤へ。

主婦の友社は、「暮らしのAI」を企業・自治体のみなさまとともに育て、シニアとの新しいコミュニケーションとサービスの創出につなげてまいります。

「暮らしのAI」利用者アンケート 調査概要

調査対象

「暮らしのAI」利用顧客

回答数

122名

調査時期

2026年9月

調査内容

利用状況、今後利用したい場面、今後の利用動向など

調査主体

株式会社主婦の友社

※本調査は「暮らしのAI」の利用顧客を対象としたもので、日本のシニア全体を代表する調査ではありません。

※複数回答の設問については、回答率の合計が100%を超える場合があります。

「暮らしのAI」について

「暮らしのAI」は、株式会社主婦の友社が提供するLINE生成AIサービスです。健康、料理、家事、介、冠婚葬祭など、日々の暮らしの疑問や相談について、普段使い慣れたLINEから気軽に質問することができます。

主婦の友社が長年培ってきた暮らしに関するコンテンツや編集知見を活かしながら、シニアの日常に寄り添うAIサービスを目指しています。

企業・自治体のみなさまへ

「暮らしのAI」では、企業・自治体が保有する情報・コンテンツとの連携や、シニア向けサービスへの活用についてご相談を受け付けています。

シニアへ情報を届けるだけではなく、シニアの声を聞き、理解し、一緒に新しいサービスをつくる。「暮らしのAI」を活用したシニアとの新しい接点づくりについて、ぜひお問い合わせください。

■会社概要

会社名:株式会社主婦の友社 

所在地:東京都品川区上大崎3丁目1番1号 目黒セントラルスクエア

代表者:代表取締役社長 大宮敏靖 

事業内容:出版・メディア事業

■本サービスに関するお問い合わせ

株式会社主婦の友社「暮らしのAI」担当窓口

【お問い合わせフォーム】https://kurashinoai.shufunotomo.co.jp/contact/

■メディア関係者のお問い合わせ

【主婦の友社広報窓口】株式会社C-パブリッシング サービス広報宣伝部 

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会社概要

株式会社主婦の友社

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URL
https://shufunotomo.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア
電話番号
-
代表者名
大宮 敏靖
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1916年09月