【松坂屋名古屋店】約5年ぶりの個展「鈴木徹 作陶展 ―破殻―」

会期:2025年5月7日(水)→13日(火)10時→19時 ※最終日は16時閉廊会場:松坂屋名古屋店本館8階 ART HUB NAGOYA 第一画廊

株式会社 大丸松坂屋百貨店

この度、松坂屋名古屋店にて、約5年ぶりの個展となる「鈴木徹 作陶展 ―破殻―」を開催中です。

”緑釉”の美しさと存在感のある作品で独自の世界観を表現する鈴木徹氏。

緑釉は織部釉と呼ばれる美濃陶芸の伝統的な釉薬ですが、鈴木徹氏は織部の範疇を超えた新しい表現として”緑釉”を追求しつづけています。

今展のタイトルにもなった「破殻」シリーズは、叩きの技法を用い、作品を膨らませる際に自然と入るヒビや亀裂が特徴で、まさに新しい表現を追求し、「殻」を破ろうとする鈴木徹氏の強い思いが込められています。

「緑釉茶埦」幅13.6×奥行12.8×高さ10.4cm

また、落ち葉から朽ち葉への時間の変化をはかない色で表現した、今展が初お披露目となる「赤朽葉」や、藍釉と褐釉と緑釉を掛け合わせた「三彩」シリーズなど、自然の息吹や生命力を感じさせる作品を一堂に展観いたします。

「赤朽葉茶埦」径13.0×高さ10.0cm
「三彩鉢」径49.5×高さ10.0cm

ごあいさつ

「破殻」ワレカラと読む。調べてみると、端脚目ワレカラ科の甲殻類の総称とあるが、これはここでは全く関係ない。

自身の殻を破って、何か新しいものを作りたいという私の思いである。土を触るようになって四十年近くが経とうとしているが、最近この思いが日毎に強くなっている。そして今回はこの思いを抱きながら制作に入ったのだが、足掻いているうちに期日が来てしまった。果たしてどこまでこの思いを果たせたのかは疑問ではあるが、何かしらの手応えを感じることが出来た気もしている。

どうぞご高覧いただき感想などお聞かせいただけましたら幸いです。

 鈴木 徹

鈴木 徹 氏 略歴

1964年 岐阜県多治見市に生まれる

1988年 京都府陶工職業訓練校成形科修了

1991年 第三十八回日本伝統工芸展入選 以降二十六回入選

1997年 (公社)日本工芸正会員になる

1999年 第三十回東海伝統工芸展 受賞 以降五回受賞

2003年 第十七回日本陶芸展入選 以降五回入選

第五十回日本伝統工芸展「日本工芸会新人賞」受賞

2005年 第一回菊池ビエンナーレ「大賞」受賞

2008年 第三十六回新作陶芸展「日本工芸会賞」受賞

2009年 第三回菊池ビエンナーレ「奨励賞」受賞、

第三回牛田コレクション(多治見市文化工房ギャラリーヴォイス)作品選定

2012年 第三十二回伝統文化ポーラ賞「奨励賞」受賞

平成二十三年度岐阜県伝統文化継承功績者顕彰

2013年 母校龍谷大学より「龍谷奨励賞」受賞

2015年 第六十二回日本伝統工芸展「NHK会長賞」受賞、日本陶磁会受賞

2016年 第十一回パラミタ陶芸大賞展出展

2017年 第六十四回日本伝統工芸展「緑釉花器」宮内庁買上げ

2024年 多治見無形文化財「織部」指定

2025年 令和六年度岐阜県芸術文化顕彰

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社 大丸松坂屋百貨店

148フォロワー

RSS
URL
-
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都江東区木場二丁目18番11号
電話番号
050-5497-6916
代表者名
宗森 耕二
上場
未上場
資本金
-
設立
2010年03月