『SUUMO B2B』、「いえらぶCLOUD」とデータ連携を開始

～賃貸物件のリアルタイム在庫反映で、業務効率と顧客対応力を向上～

株式会社リクルート（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：牛田圭一）が提供する不動産情報サイト『SUUMO』は、賃貸管理会社が仲介会社へ物件情報を提供する業務支援システム『会社間流通』(以下『SUUMO B2B』)において、2025年9月17日より、株式会社いえらぶGROUP（本社：東京都新宿区、代表取締役：岩名泰介）が展開する不動産業界向けバーティカルSaaS「いえらぶCLOUD」とのデータ連携を開始しました。

■「いえらぶCLOUD」とのデータ連携による『SUUMO B2B』のリアルタイム連携の概要・背景

「いえらぶCLOUD」は、賃貸・売買・管理に対応したオールインワン型の不動産業務支援クラウドシステムで、全国1万7,000社以上の不動産会社に導入されています。今回のデータ連携により、同システムで管理されている「申込有」や「募集停止」などの募集状況が『SUUMO B2B』上に自動反映されるようになり、物件の在庫状況をリアルタイムで把握できるようになりました。これにより、不動産仲介会社と管理会社の双方で、物件の募集状況の確認にかかる業務負荷の削減が期待され、ユーザー対応の質の向上にもつながります。

これまで不動産仲介会社では、ユーザー案内のたびに物件の最新の空き状況を管理会社へその都度確認しており、手間と時間が課題となっていました。また、空室情報の反映にタイムラグが生じることで、ユーザーとの成約機会を逃してしまう可能性もありました。『SUUMO』は、こうした非効率を解消すべく、2024年12月に外部の業務支援システムとのデータ連携を開始し、今回の連携はそれに続く2例目となります。今後も連携を拡大し、より多くの物件情報がリアルタイムで更新される環境を整備してまいります。

「いえらぶCLOUD」サービスサイト：https://ielove-cloud.jp/

リアルタイム連携をした『SUUMO B2B』の画面イメージ

責任者のコメント

金井康平（かないこうへい）

株式会社リクルート

賃貸プロダクトマネジメントユニット ヴァイスプレジデント

リクルートの賃貸事業では、不動産情報サイト『SUUMO』による住まい探しの支援に加え、業務支援サービスを通じて、不動産会社の業務効率化を推進しています。業務負荷を軽減し、接客や提案といった本来注力すべき業務に時間を充てられる環境を整えることで、不動産会社の売上向上や事業成長を後押ししています。今回のいえらぶGROUPとのデータ連携は、2024年に実施した取り組みに続く2例目です。募集状況が自動で反映されることで、物件確認の手間が削減され、現場業務のさらなる効率化が期待されます。さらに、最新情報をリアルタイムに反映できることで、ユーザーからの反響や接客時の対応機会を逃さず、成約の増加につながると考えています。今後も、各サービス間のデータ連携を拡大し、リアルタイム連携物件の対象を広げることで、不動産会社の成長に貢献していきます。さらに、不動産情報サイト『SUUMO』のリアルタイム化を見据えたサービス開発を進め、ポータルサイト上でも正確で迅速な物件情報を提供し、「ユーザーの住まい探しをより早く・手軽に」という世界観を実現していきます。

賃貸領域における『SUUMO』の提供サービス

『SUUMO』は、不動産情報サイトとしての集客基盤を活かし、2021年末より賃貸業界における業務支援領域に本格参入しました。アナログな業務プロセスや高い業務負荷といった業界課題の解決に向けて、不動産会社間の情報流通を効率化する『SUUMO B2B』や、申し込みから契約までをオンラインで完結できる『申込サポート by SUUMO』など、業務効率化を支援するサービスを展開しています。今後は、こうした業務支援サービスとポータルサイト『SUUMO』との連携をさらに強化し、リアルタイムでの情報反映やデータ連携を通じて、より精度の高い情報提供と最適なマッチングを目指してまいります。

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