電子部品の調達、約45%が「すぐに手に入らず業務に支障をきたした」経験あり。購入時は約55%が「メーカー公式品・品質保証」を最重視
株式会社NEXER Group・電子部品の調達に関する調査

■現場を支える電子部品、その調達に「困った」経験は?
製造や設備管理、電気工事、研究開発など、さまざまな現場で機械や装置を動かすうえで欠かせないのが電子部品です。小さな部品ひとつが不足するだけで、生産や作業が止まってしまうことも少なくありません。
必要なときに必要な部品を確実に調達することは、一見当たり前のようでいて、実際には簡単ではありません。では、電子部品を業務で扱う人たちは、調達する際にどのような点を重視しているのでしょうか。
ということで今回は電気・電子部品・工具・はんだ関連製品の卸・通販の株式会社BuhinDanaと共同で、業務で電子部品を扱った経験がある全国の男女74名を対象に「プロ・業務ユーザーの電子部品調達」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER Groupと電気・電子部品・工具・はんだ関連製品の卸・通販の株式会社BuhinDanaによる調査」である旨の記載
・株式会社BuhinDana(https://www.buhindana.co.jp/)へのリンク設置
「電子部品の調達に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年7月17日 ~ 7月23日
調査対象者:事前調査で「製造業・設備管理・電気工事・研究開発など、業務で電子部品を扱った経験がある」と回答した全国の男女
有効回答:74サンプル
質問内容:
質問1:業務で電子部品を購入・調達する際、最も重視することは何ですか。
質問2:(最も重視すること)その理由を教えてください。
質問3:急に必要になった電子部品がすぐに手に入らず、業務に支障をきたした経験はありますか?
質問4:(支障をきたした経験がある方)どのような電子部品で、どのように対応しましたか?
質問5:電子部品の調達先はどのように利用していますか?
質問6:(調達先の利用方法)その理由を教えてください。
質問7:部品調達コストの削減やリードタイム短縮のために行っている工夫はありますか?(複数選択可)
質問8:電子部品の調達に関して、困っていることや改善してほしいことがあれば教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■55.4%が、電子部品の購入・調達で「メーカー公式品・品質保証」を最重視
まずは、事前調査で「製造業・設備管理・電気工事・研究開発など、業務で電子部品を扱った経験がある」と回答した方に、購入・調達の際に最も重視することを聞きました。

最も多かったのは「メーカー公式品・品質保証」で55.4%でした。
次いで「価格・コスト」が18.9%、「在庫の安定確保」が16.2%と続きます。
なぜその点を重視するのかも聞いてみたので一部紹介します。
「メーカー公式品・品質保証」と回答した方
・良いものでないと別のトラブルが発生する恐れがある。(30代・女性)
・開発するのに、品質が大事だから。(40代・男性)
・リスクマネジメントの一環。(60代・男性)
「価格・コスト」と回答した方
・品質はあたりまえで、品質を担保した上で、コストがいいものを選択したい。(50代・男性)
・製品コストに影響するから。(60代・男性)
・研究費が限られているから。(60代・男性)
「在庫の安定確保」と回答した方
・在庫がないと欠品してしまうから。(30代・男性)
・欲しい時に必要な数が確実に確保できることが大事なので。(50代・男性)
・価格も大事だが、部品の安定供給は製造では大事。(70代・男性)
「メーカー公式品・品質保証」と回答した方からは、品質への信頼性を最優先し、トラブル防止やリスク管理を意識する声が多く寄せられました。
電子部品は一つひとつの品質が製品全体の性能や安全性にも関わるため、価格よりも安心して使用できることを重視している方が多いようです。品質への安心感が、その後の開発や製造をスムーズに進めるための土台として捉えられているようです。
また、「価格・コスト」と回答した方からは、品質を前提としながらも、予算や製品コストを踏まえて最適な選択をしたいという考えがうかがえます。そして、「在庫の安定確保」と回答した方からは、製造や開発を止めないためにも、必要な部品を安定して調達できることを重視する意見も見受けられました。
それぞれ異なる理由が挙げられたものの、どの回答にも、業務を円滑に進めるために信頼できる電子部品を選びたいという共通した考えが見えてきます。
■44.6%が、電子部品がすぐに手に入らず業務に支障をきたした経験が「ある」と回答
続いて、事前調査で「製造業・設備管理・電気工事・研究開発など、業務で電子部品を扱った経験がある」と回答した方に、急に必要になった電子部品がすぐに手に入らず、業務に支障をきたした経験はあるか聞いてみました。

その結果、「よくある」が16.2%、「たまにある」が28.4%と、合わせて44.6%の人が部品が手に入らずに業務へ影響が出た経験を持っていました。一方で、「あまりない」は33.8%、「まったくない」は21.6%となっています。
4割以上が「支障をきたした」と答えており、部品調達がいかに現場のスピードを左右するかを物語っています。
実際にどのような電子部品でどのように対応したのかも聞いてみたので、一部紹介します。
どのような電子部品で、どのように対応しましたか?
・他の製品からの流用。(30代・男性)
・代替のパーツがたいていのものにはあるので、それをうまく探すこと。(60代・男性)
・基板、親会社に只管依頼。(70代・男性)
・コロナ禍の中国のロックダウンで中国で作っていた電装品が入ってこなくなったので、自社工場の内作に切り替えた。(30代・男性)
・消耗品で、他の供給先を探した。(50代・女性)
・中古機器から部品を外して使った。(50代・男性)
他の製品や中古機器から部品を取り出したり、代替品を探したり、ときには自社での内製に切り替えたりと、状況に応じてさまざまな工夫をしながら対応している様子がうかがえました。
電子部品がすぐに調達できない状況では、一つの方法に頼るのではなく、代替品の活用や調達先の見直し、製造方法の変更など、柔軟な判断が求められているようです。
部品不足が業務全体に与える影響の大きさと、それを乗り越えるために現場でさまざまな対応が行われていることが伝わってきます。
■60.8%が、電子部品の調達先を「複数使い分けている」と回答
続いて、事前調査で「製造業・設備管理・電気工事・研究開発など、業務で電子部品を扱った経験がある」と回答した方に、電子部品の調達先をどのように利用しているかを聞きました。

その結果、「複数の調達先を使い分けている」と回答した人は60.8%でした。6割を超える人が、1社に絞らず複数の調達先を併用しているようです。
また「主に1社を利用している」が17.6%、「できれば1社にまとめたい」が9.5%、「特に意識していない」が12.2%となっています。
複数の調達先を使い分ける方が多い一方で、できれば1社にまとめたいという声も一定数見られました。部品調達では、安定性やリスク分散を重視するのか、管理のしやすさや業務効率を優先するのか、それぞれの状況に合わせて選択しているようです。
その理由も聞いてみたので一部紹介します。
「複数の調達先を使い分けている」と回答した方
・コスト面の為。(30代・男性)
・一ヶ所だけでは安定供給は難しい。(70代・男性)
・調達リスク分散のため。(60代・男性)
「主に1社を利用している」と回答した方
・信頼できる。(40代・女性)
・会社の事務処理負担の軽減も考慮したいので。(50代・男性)
・1社にまとめて多量購入でコストダウンを図る。(70代・男性)
「できれば1社にまとめたい」と回答した方
・手続きを簡単にしたい。(30代・男性)
・データを簡潔にしたい。(40代・男性)
・同じ電子部品を複数社から仕入れていると不具合が出た時にどの業者から仕入れたか調べるのが面倒。特に、発火事故など起きると電子部品のロット番号部分の文字が見えなくなり判断できなくなる。(70代・男性)
「特に意識していない」と回答した方
・同じ会社に何年もお願いしているから。(30代・女性)
・会社で購入先が決まっているから。(40代・男性)
・調達先は専門部門が選定している。(60代・男性)
「複数の調達先を使い分けている」と回答した方からは、コスト面だけでなく、安定供給や調達リスクの分散を意識する声が寄せられました。複数の選択肢を持つことで、万が一の供給不足などにも柔軟に対応したいという考えがうかがえます。
また、「主に1社を利用している」と回答した方からは、信頼できる取引先との継続的な関係に加え、事務処理の負担軽減やまとめ買いによるコストダウンを重視する意見も寄せられています。
さらに、「できれば1社にまとめたい」と回答した方からは、手続きの簡略化やデータ管理のしやすさに加え、不具合発生時の原因追跡をスムーズにしたいという実務的な理由も挙げられました。
一方で、「特に意識していない」と回答した方からは、長年同じ取引先を利用していることや、会社のルール・専門部署によって調達先が決まっていることを理由に挙げる声が集まりました。個人の判断だけでなく、組織の運用方針に沿って調達を行っている場合もあるようです。
調達先を複数使い分けることで柔軟性や安定性を確保する方がいる一方で、信頼できる調達先へ発注を集約し、管理や事務処理の負担を軽減したいというニーズも見受けられました。電子部品の調達では、安定供給と業務効率のバランスを考えながら、自社に合った調達スタイルを選択していることがうかがえます。
■コスト削減・リードタイム短縮の工夫、1位は「複数社から相見積もり」
続いて、事前調査で「製造業・設備管理・電気工事・研究開発など、業務で電子部品を扱った経験がある」と回答した方に、部品調達コストの削減やリードタイム短縮のために行っている工夫はあるか聞いてみました。

最も多かったのは「複数社から相見積もりを取っている」で36.5%でした。次いで「まとめ買いをしている」が24.3%、「在庫を多めに確保している」が23.0%、「代替品・互換品を検討している」が21.6%、「発注タイミングを調整している」が21.6%となりました。
限られた時間や予算の中で、品質を維持しながらコスト削減や業務効率化を実現するため、さまざまな工夫が取り入れられていることがうかがえます。電子部品の調達では、単に安い部品を選ぶだけでなく、納期や在庫状況、安定した供給体制なども踏まえながら、効率的な調達方法を模索しているようです。
複数メーカーの製品情報や価格をまとめて比較できる調達サイトを活用することも、調査や比較にかかる時間を短縮し、スムーズな発注につなげる一つの方法といえるでしょう。
■電子部品の調達で困っていること・改善して欲しいことは?
最後に、事前調査で「製造業・設備管理・電気工事・研究開発など、業務で電子部品を扱った経験がある」と回答した方に、電子部品の調達に関して、困っていることや改善してほしいことを聞いてみたので、一部紹介します。
電子部品の調達に関して、困っていることや改善してほしいことがあれば教えてください。
・値上がりしてきた。(30代・男性)
・保存場所がない。(30代・女性)
・生産中止の際に代替品を探すのが大変なこと。(50代・男性)
・使いやすい代理店を持っていると助かる。(60代・男性)
・輸入部品は供給不安定になりやすい。(70代・男性)
電子部品の調達では、価格変動や保管場所の確保、生産中止への対応、供給の安定性など、さまざまな課題を感じている方がいることがわかります。単に部品を購入できるだけでなく、必要な部品を探しやすく、代替品の検討や安定した調達をサポートしてくれる発注先が求められているようです。
また、複数メーカーの製品を比較しながら選べることや、必要な情報をスムーズに確認できることは、調達担当者の負担軽減にもつながります。価格・納期・供給面などを総合的に判断でき、安心して発注できる環境が整っていることが、これからの電子部品調達では重要になりそうです。
■まとめ
今回の調査では、業務で電子部品を扱う方の半数以上が、価格や納期よりも「品質」を重視していることがうかがえました。
一方で、44.6%の方が「部品が手に入らず業務に支障をきたした」経験を持ち、60.8%が複数の調達先を使い分けるなど、安定して部品を確保するための工夫を行っている様子も見受けられます。
必要なタイミングで、確かな品質の部品をスムーズに入手することは、製造や開発を支えるうえで欠かせません。価格や供給状況だけでなく、品質・管理のしやすさ・調達の効率まで含めて、自社に合った調達方法を選ぶことが重要です。
日々の業務で感じている課題をきっかけに、現在の調達方法や利用しているサービスを見直してみることも、より安定した部品調達につながる一歩になりそうです。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER Groupと電気・電子部品・工具・はんだ関連製品の卸・通販の株式会社BuhinDanaによる調査」である旨の記載
・株式会社BuhinDana(https://www.buhindana.co.jp/)へのリンク設置
【株式会社BuhinDanaについて】
社名:株式会社BuhinDana
所在地:〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目14番10号
代表取締役:長澤 雅裕
Tel:03-6853-7771
URL:https://www.buhindana.co.jp/
事業内容:「日本のモノづくりをもっと元気に!!」を理念として2018年に設立された、電子・電気関連部品や各種工具の卸・通信販売を手掛ける企業。電源、ノイズフィルタ、スイッチ、コネクタ、ケース、計測機器、ハンダ関連機器など15万点以上の電子部品を取り扱っています。
【株式会社NEXER Groupについて】
本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
事業内容:SEO、Webブランディング、Web広告、サイト制作、メディア
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