介護職経験者の90.0%が入浴介助中に「ヒヤリハットを経験したことがある」と回答。事故が起きやすい場面の最多は「洗い場や脱衣所での転倒」
株式会社NEXER Group・入浴介助中のヒヤリハット・安全リスクに関する調査

■入浴介助に「ヒヤリ」と感じたことはある?
介護の現場で、特に注意が必要な業務のひとつが入浴介助です。床が濡れて滑りやすくなるうえ、利用者は衣服を脱いだ状態で体温も変化しやすいため、さまざまなリスクに注意を払いながら介助する必要があります。
では実際に、介護の現場で働く人たちは、入浴介助中にどのくらい「ヒヤリ」とした経験をしているのでしょうか。また、そうした経験は、人員体制や介護職員の気持ちにどのような影響を与えているのでしょうか。
ということで今回はシャワー入浴機器の美浴(びあみ)と共同で、事前調査で「これまでに介護職の経験がある」と回答した全国の男女50名を対象に「入浴介助中のヒヤリハット・安全リスク」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER Groupとシャワー入浴機器の美浴(びあみ)による調査」である旨の記載
・シャワー入浴機器の美浴(びあみ)(https://viami.awmi.co.jp/)へのリンク設置
「入浴介助中のヒヤリハット・安全リスクに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年8月17日 ~ 8月24日
調査対象者:事前調査で「これまでに介護職の経験がある」と回答した全国の男女
有効回答:50サンプル
質問内容:
質問1:入浴介助中に「ヒヤリハット」(事故には至らなかったが、ひやりとした・はっとした経験)をしたことはありますか。
質問2:入浴介助において、ヒヤリハットや事故が起きやすいと感じた場面はどれですか。(複数回答可)
質問3:安全に入浴介助を行うために、何名体制で実施していましたか。
質問4:その人数体制は、安全を確保するうえで十分な人数だと感じていましたか。
質問5:入浴介助における安全面の課題が、職場での「精神的なストレス」につながっていると感じたことはありますか。
質問6:入浴介助に関するヒヤリハットや事故は、介護職を続けるうえでの不安要因になっていましたか。
質問7:その理由を教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■90.0%が、入浴介助中に「ヒヤリハットを経験したことがある」と回答
まずは、事前調査で「これまでに介護職の経験がある」と回答した方に、入浴介助中に「ヒヤリハット」をしたことがあるか聞いてみました。ヒヤリハットとは、事故には至らなかったものの、「ひやり」としたり「はっと」したりする経験のことです。

その結果、「何度も経験がある」が40.0%、「数回経験がある」が44.0%、「1回だけ経験がある」が6.0%と合わせて90.0%が、「ヒヤリハットを経験したことがある」と回答しました。
一方で「一度も経験がない」と答えたのは10.0%となっています。
「何度も経験がある」が40.0%、「数回経験がある」が44.0%とヒヤリハットを複数回経験している人が多いことから、入浴介助中のヒヤリハットが決して珍しいものではないようです。
ヒヤリハットは、事故には至らなかったものの、現場で危険を感じた経験です。今回の結果からも、入浴介助では日常的に安全への注意が求められていることがうかがえます。
■64.4%が、事故が起きやすい場面は「洗い場や脱衣所での転倒」と回答
続いて、入浴介助中に「ヒヤリハット」をしたことがあると回答した方に、ヒヤリハットや事故が起きやすいと感じた場面を聞いてみました。

最も多かったのは「洗い場や脱衣所での転倒(床の濡れ・滑り)」で64.4%でした。次いで「浴槽への出入り時の転倒・つまずき」が55.6%、「移乗時やリフト・機械浴使用時のずり落ち」が42.2%、「介助者自身の転倒・腰痛などの負傷」が37.8%で続きます。
上位2項目はいずれも「転倒」に関するものでした。洗い場や脱衣所だけでなく、浴槽への出入りの際にも危険を感じる人が多く、入浴介助ではさまざまな場面で転倒への注意が必要であることがうかがえます。
また、「移乗時やリフト・機械浴使用時のずり落ち」も42.2%となっており、利用者の身体が濡れている入浴時ならではのリスクも挙げられました。
さらに、「介助者自身の転倒・腰痛などの負傷」も37.8%と高い割合となりました。入浴介助では、利用者の安全だけでなく、介助する側の身体的な負担や安全にも目を向ける必要があるようです。
入浴介助では利用者と介助者の双方に配慮しながら、さまざまな場面で安全を確保することが重要だといえるでしょう。
■28.0%が、入浴介助は「4名以上」の体制で実施していたと回答
続いて、事前調査で「これまでに介護職の経験がある」と回答した方に、安全に入浴介助を行うために、何名体制で実施していたか聞いてみました。

その結果、「1名(ワンオペ)」と「3名」がともに16.0%、「2名」が18.0%、「4名以上」が28.0%となりました。また、「日や利用者によって変動していた」は22.0%でした。
回答を見ると、入浴介助の体制は一律ではなく、施設や利用者の状況などによって異なることがうかがえます。
なかでも「1名(ワンオペ)」は16.0%でした。これまでの設問では、洗い場や脱衣所での転倒、浴槽への出入り時のつまずき、移乗時のずり落ちなど、さまざまな場面でヒヤリハットが起きていることがわかっています。それでも16.0%は1名で対応している事実は見過ごせないでしょう。
また、「日や利用者によって変動していた」が22.0%となったことからも、必要な人員体制がその日の状況や利用者によって変わるケースがあることがわかります。
入浴介助では、利用者の状態や介助内容に応じて、適切な人員体制を確保することが重要になりそうです。
■42.0%が、その人数体制は「不足していた」と回答
続いて、事前調査で「これまでに介護職の経験がある」と回答した方に、その人数体制が安全確保のうえで十分だったか聞いてみました。

その結果、「十分だと感じていた」が10.0%、「おおむね十分だと感じていた」が48.0%でした。合わせて58.0%が肯定的な回答をしています。
一方で、「やや不足していると感じていた」が32.0%、「明らかに不足していると感じていた」が10.0%と、合わせて42.0%が人数体制に不足を感じているようです。
4割以上の人が、入浴介助を行うなかで人員が足りないと感じていたことがわかりました。
入浴介助では、転倒やつまずき、移乗時のずり落ちなど、さまざまな場面に注意を払う必要があります。そのため、人数が十分でないと感じながら介助を行うことは、介助者にとっても大きな負担になりそうです。
安全な入浴介助を行うためには、利用者の状態や介助内容に応じて、必要な人員を確保できる体制づくりが求められるでしょう。
■76.0%が、入浴介助における安全面の課題が「精神的なストレスにつながっている」と回答
続いて、事前調査で「これまでに介護職の経験がある」と回答した方に、入浴介助における安全面の課題が職場での精神的なストレスにつながっていると感じたことがあるか聞いてみました。

その結果、「強く感じたことがある」が22.0%、「やや感じたことがある」が54.0%と、合わせて76.0%が、入浴介助の安全面に関する課題がストレスにつながっていると感じた経験があると回答しました。
一方で、「あまり感じたことはない」は18.0%、「まったく感じたことはない」は6.0%にとどまります。
7割以上がストレスにつながっていると回答したことから、入浴介助における安全面の課題は、身体的なリスクだけでなく、介助者の精神的な負担にも関係していることがうかがえます。
入浴介助では、利用者の転倒やつまずき、移乗時のずり落ちなど、さまざまなリスクに注意を払う必要があります。こうした場面に備えながら介助を続けることは、介助者にとっても精神的な負担になっているのかもしれません。
安全に入浴介助を行える環境を整えることは、利用者の安全だけでなく、介助者の負担軽減という点でも重要だといえそうです。
■76.0%が、ヒヤリハットや事故は「介護職を続けるうえでの不安要因になっていた」と回答
最後に、事前調査で「これまでに介護職の経験がある」と回答した方に、入浴介助に関するヒヤリハットや事故が、介護職を続けるうえでの不安要因になっていたか聞いてみました。

その結果、「大きな不安要因になっていた」が16.0%、「やや不安要因になっていた」が60.0%と、合わせて76.0%が不安要因だったと回答しました。
一方で、「あまり不安要因ではなかった」は24.0%となっています。
7割以上の人が、入浴介助中のヒヤリハットや事故を、介護職を続けるうえでの不安につながるものとして捉えていたことがわかります。
それぞれの理由も聞いてみたので一部紹介します。
「不安要因になっていた」と回答した方
・危険を感じることが多かった。(40代・女性)
・また同じようなヒヤリハット事項が起きるかと思うと凄いストレスを感じるから。(50代・男性)
・一番危険な業務だと思うから。(30代・男性)
・労力がかなりかかるし安全面に細心の注意が必要だから。(40代・女性)
・精神的負担を感じるから。(70代・男性)
「あまり不安要因ではなかった」と回答した方
・みんなで共有しないと安全に介助できないから。(40代・女性)
・スタッフ人数がいたから。(50代・女性)
「不安要因になっていた」と回答した人からは、「また同じようなヒヤリハット事項が起きるかと思うと凄いストレスを感じる」「労力がかなりかかるし安全面に細心の注意が必要だから」といった声が寄せられました。
一度ヒヤリハットを経験すると、同じことが起きる可能性を考えながら業務にあたることになります。そうした経験が、日々の緊張感や精神的な負担につながっているようです。
一方で、「あまり不安要因ではなかった」と回答した人からは、「スタッフ人数がいたから」「みんなで共有しないと安全に介助できないから」という声がありました。十分な人員体制や、スタッフ同士で情報を共有できる環境が、安心して介助を行うための支えになっていることがうかがえます。
安全な入浴介助を行うためには、必要な人員を確保するだけでなく、ヒヤリハットやリスクをスタッフ間で共有しやすい環境を整えることも重要といえそうです。
■まとめ
今回の調査では、介護職経験者の90.0%が入浴介助中にヒヤリハットを経験しており、そのうち40.0%は「何度も経験がある」と回答しました。また、ヒヤリハット経験者の64.4%が「洗い場や脱衣所での転倒(床の濡れ・滑り)」がヒヤリハットや事故が起きやすいと回答しており、入浴介助ではさまざまな場面で安全への配慮が必要であることがわかります。
さらに、76.0%が、入浴介助における安全面の課題が「精神的なストレスにつながっている」と回答し、同じく76.0%が「介護職を続けるうえでの不安要因になっていた」と回答しました。利用者の安全を守ることはもちろん、介助する側が安心して業務にあたれる環境を整えることも重要といえそうです。
人員体制の見直しには、時間やコストがかかる場合もあります。だからこそ、人員体制の整備に加えて、床の滑りやすさや移乗時の負担を軽減する環境づくり、入浴を支える機器の活用を検討することもひとつの方法です。
利用者だけでなく、介助する人も安心して動ける浴室環境を整えることが、より安全な入浴介助につながるのではないでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER Groupとシャワー入浴機器の美浴(びあみ)による調査」である旨の記載
・シャワー入浴機器の美浴(びあみ)(https://viami.awmi.co.jp/)へのリンク設置
【美浴(びあみ)について】
社名:エア・ウォーター・メディカル株式会社
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門三丁目18番19号
代表取締役:須郷多 隆彦
Tel:0120-048-067
事業内容:1963年設立、エア・ウォーターグループの医療機器メーカー。在宅患者向け酸素濃縮装置の製造・販売を主力とし、介護用シャワー入浴装置「美浴(びあみ)」シリーズを展開しています。
「美浴(びあみ)」は独自のミストシャワーとドーム構造が生み出すサウナ効果で、入浴者の身体をじっくりと温め、まるでお湯に包まれているような気持ちいい入浴感をお届けします。
【株式会社NEXER Groupについて】
本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
事業内容:SEO、Webブランディング、Web広告、サイト制作、メディア
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