地元の海を知り、牡蠣剥きや魚をさばいて味わうイベント『日本さばける塾 in 道の駅 東松島』を開催
開催日/2025年2月2日(日) 場所/道の駅「東松島」
一般社団法人 海のごちそう推進機構と宮城県東松島市農林水産課は、魚を実際にさばくこと、地域の海洋変化や魚種の変遷を学ぶこと、さらに「海を味わう十の技法」による調理体験など、日本の豊かな海の食文化を継承し、輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 道の駅 東松島」を2月2日(日)に開催し、27名(小学生14名、中学生1名、保護者12名)が参加しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
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「日本さばける塾 in 道の駅 東松島」イベント概要
・開催概要
魚を実際にさばくこと、地域の海洋変化や魚種の変遷を学ぶこと、さらに「海を味わう十の技法」による調理体験など、日本の豊かな海の食文化を継承し、輪を広げるイベントとして、以下の取り組みを実施しました。
<海を味わう十の技法について>
2013年にユネスコの無形文化遺産となった「和食」。その調理法として定義されるのが、「切る」「煮る」「焼く」「揚げる」「蒸す」という「和食五法」。
これに海の恵みと向き合うために培ってきた、「締める」「醸す」「干す」「燻す」「漬ける」の調理技法を加えたもの。それが「海の味わう十の技法」です。
1.海に関する講義「東松島の海と海洋変化について学ぼう!」
2.海の体験「牡蠣剥き体験をしよう! 」
3.参加児童が鯵と鮭をさばいて調理を行い、親子で試食。
以上を実施
・日程 2025年2月2日(日)8時30分~14時00分
・開催場所 道の駅 東松島(所在地:宮城県東松島市小松字上二間堀112-5)
・参加人数 小学生14名、中学生1名、保護者12名
・講師 一般社団法人ODYSSEY:成澤 みく、大友 康広、後藤 晃一、南井 駿、板谷 桃花
宮城県調理師会:高橋 正行 松島センチュリ―ホテル:佐々木 真也
・主催 宮城県東松島市農林水産課、一般社団法人 海のごちそう推進機構
・共催 ⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
・協力団体 株式会社東松島観光物産公社、一般社団法人ODYSSEY、宮城県調理師会
海に関する講義「東松島の海と海洋変化について学ぼう!」
令和6年11月27日に新しくオープンした道の駅「東松島」を会場に小中学生の子どもたちが、東松島市の名産である「鮭」や「牡蠣」について、親子で楽しく学びました。
はじめに、漁業や農業を営みながら、次世代に自然の生きる力を伝える活動を行っている一般社団法人ODYSSEYの方々が「東松島の海と海洋変化について」の授業を行い、近年、地球温暖化による海面水温の上昇が影響し、宮城県内の「鮭」の来遊がピーク時の約350万匹から約5万匹に激減していることや、昨年、シロボヤが大量発生したことが原因で牡蠣が大きく育たない問題など、地域の海洋変化による漁業の現状を学びました。
子どもたちは、真剣に聞きながら、「今日学んだことを皆に伝えたい・これからは海岸にあるペットボトルを拾う」など環境問題と地域の海について理解を深めました。
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海を体験「牡蠣剥き体験をしよう! 」
東松島の海について学んだ子どもたちは、続いて大型バスで大塚漁港に移動し、牡蠣剥き体験を行いました。東松島で養殖される牡蠣は、栄養豊富な淡水が流入する海域であり、通常、2年から3年かかるものが、1年半で出荷が可能なブランド牡蠣となっています。現役の漁師さんから、牡蠣が出荷されるまでの工程について説明を受け、牡蠣が海水を飲み込んで吐き出す量が1日で約ドラム缶1本分と聞いて、驚きの声があがりました。そして、牡蠣剥き体験!最初は上手くいかなくても、最後は全員手際よく、牡蠣の剝き方を習得しました。
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鯵と鮭をさばいて調理「魚をさばいて、海を味わう十の技法で調理しよう!」
今回、東松島市にゆかりのある和食料理人の宮城県調理師会副会長 高橋正行先生、松島センチュリーホテル 総料理長 佐々木真也先生のご指導のもと、子どもたちが基本の鯵の三枚おろしと、近年、宮城県内で捕れなくなっている貴重な鮭を捌き方に挑戦!先生がお手本で大きな鮭を捌くと、手際の良さに子どもたちから歓声が上がりました。
一生懸命魚をさばいた後は、子どもたちが「鮭のバター焼き、鯵フライ、牡蠣フライ」と盛りだくさんのメニューを料理!さらに、先生が手作り味噌を使用した郷土料理の「鮭のつみれ汁」を調理してくれました。
試食では、地元で収穫された新米も美味しくいただき、何回もお代わりしてくれる子どももいながら、空と海の街「東松島」を堪能できた「日本さばける塾 in 道の駅 東松島」となりました。
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参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)
<子ども>
⼩学4年⽣男⼦「プラスチックのごみを見つけたら、ちゃんと捨てます。」
⼩学6年⽣女子「地球温暖化が、人間だけでなく、魚や海の幸にも影響が出ていることを知りました。」
<保護者>
「地域の海の様子や牡蠣養殖の現状を知り、さらに調理して食べることで環境への興味関心が高まったように思います。目で見て知るだけでなく、体験することで子どもたちが海について考えるきっかけになったと思います。」
「地球温暖化といわれているが、実際にどんな影響が出ているのか具体的な内容を教えていただきとても驚きショックを受けました。また普段魚を1匹で買うことがなかったので、さばき方も勉強になりました。」
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海のごちそう推進機構
URL:http://sabakeru.uminohi.jp/
活動内容:日本さばけるプロジェクトの運営 (日本さばける塾・YouTube「さばけるチャンネル」の企画・運営などの業務)
団体名称:宮城県東松島市農林水産課
URL:https://www.city.higashimatsushima.miyagi.jp/
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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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