妊娠・出産のリスクに不安を感じる人は78.3%。出生前診断を「前向きに検討したい」人も63.3%にのぼる
株式会社NEXER Group・妊娠・出産におけるリスク管理と出生前診断に関する調査

■妊娠・出産におけるリスクの不安はどのくらい感じる?
これから子どもを持ちたいと考えている人にとって、妊娠や出産は楽しみな出来事である一方、さまざまな不安や心配がつきまとうものでもあります。母体の健康は大丈夫なのか、赤ちゃんは無事に育っているのかなど、妊娠・出産にまつわるリスクを気にする人も少なくありません。
そうした不安に向き合うための選択肢の一つが「出生前診断」です。出生前診断とは、妊娠中に赤ちゃんの健康状態や染色体・遺伝子などについて調べる検査の総称で、近年は検査の選択肢も広がっています。
では、実際に妊娠・出産を考えている世代は、妊娠や出産にどのような不安を感じ、出生前診断をどのように捉えているのでしょうか。
ということで今回は青山ラジュボークリニックと共同で、事前調査で「将来子どもを持ちたいと考えている(現在妊娠中の方含む)」と回答した20代~40代の男女60名を対象に「妊娠・出産におけるリスク管理と出生前診断」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER Groupと青山ラジュボークリニックによる調査」である旨の記載
・青山ラジュボークリニック(https://nipt-info.com/)へのリンク設置
「妊娠・出産におけるリスク管理と出生前診断に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年8月20日 ~ 8月26日
調査対象者:事前調査で「将来子どもを持ちたいと考えている(現在妊娠中の方含む)」と回答した20代~40代の男女
有効回答:60サンプル
質問内容:
質問1:妊娠・出産にともなうリスクについて、どの程度不安を感じますか。(男性はパートナーのリスクについて回答ください)
質問2:具体的に、どのようなことに不安を感じますか。あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答)
質問3:出生前診断を受けることについて、現在のあなたは心理的なハードルをどの程度感じますか。
質問4:出生前診断を受けることへの心理的なハードルは、数年前と比べて変化したと感じますか。
質問5:そのように感じる理由を教えてください。
質問6:自身やパートナーが妊娠・出産する場合、出生前診断を受けることを前向きに検討したいと思いますか。
質問7:その理由を教えてください。
質問8:出生前診断を検討するにあたり、事前に知っておきたい情報はどれですか。当てはまるものをすべてお選びください。(複数回答可)
質問9:妊娠・出産のリスクや出生前診断について、感じていることやお考えを自由にお書きください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■78.3%が、妊娠・出産にともなうリスクに「不安を感じる」と回答
まずは、事前調査で「将来子どもを持ちたいと考えている(現在妊娠中の方含む)」と回答した20代~40代の男女に、妊娠・出産にともなうリスクについて、どの程度不安を感じるか聞いてみました。

その結果、「とても不安を感じる」が23.3%、「やや不安を感じる」が55.0%と、合わせて78.3%が不安を感じていると回答しました。
一方で「あまり不安を感じない」は16.7%、「まったく不安を感じない」は5.0%にとどまります。
子どもを持ちたいと考えているからこそ、妊娠や出産について調べたり、さまざまなリスクを意識したりする機会も増え、不安を感じる人が多くなっているのかもしれません。期待がある一方で、母体や赤ちゃんの健康など、妊娠・出産にともなう不確かな部分に不安を感じている人も多いことがうかがえます。
■42.6%が、不安の内容に「母体側の健康リスク」を選択
続いて、妊娠・出産にともなうリスクについて、不安を感じると回答した方に、具体的に、どのようなことに不安を感じるか聞いてみました。

最も多かったのは「母体側の健康リスク」で42.6%でした。次いで「遺伝性疾患が子どもに受け継がれる可能性」と「年齢を重ねてからの妊娠・出産による影響」がともに34.0%、「流産・死産の可能性」が31.9%と続きます。
母体と赤ちゃんの健康について不安に感じる人が多いことがわかりました。
特に母体側の健康リスクが最も多かったことから、赤ちゃんだけでなく、妊娠・出産を迎える自分自身や、パートナーの身体への影響を心配する人も多いようです。年齢や遺伝、流産・死産など、さまざまなリスクへの不安が挙がっていることからも、妊娠前から正しい情報を知り、どのようなリスクがあるのかを理解しておくことが大切だといえるでしょう。
■66.7%が、出生前診断を受けることへの心理的ハードルは「高い」と回答
続いて、事前調査で「将来子どもを持ちたいと考えている(現在妊娠中の方含む)」と回答した20代~40代の男女に、出生前診断を受けることについて、心理的なハードルをどの程度感じるか聞いてみました。

その結果、「とても高いと感じる」が16.7%、「やや高いと感じる」が50.0%と、合わせて66.7%が、出生前診断を受けることへの心理的なハードルを高いと感じていることがわかりました。
一方で、「あまり高くないと感じる」は26.7%、「まったく高くないと感じる」は6.7%となっています。
先ほどの質問では、78.3%が妊娠・出産にともなうリスクに不安を感じていました。その一方で、出生前診断を受けることについては、66.7%が心理的なハードルを感じています。
妊娠・出産に不安を感じる人が多い一方で、その不安に向き合うための選択肢である出生前診断については、受けること自体に心理的な負担を感じている人も多いようです。
■41.7%が、心理的ハードルは数年前と「変わらないと感じる」と回答
続いて、事前調査で「将来子どもを持ちたいと考えている(現在妊娠中の方含む)」と回答した20代~40代の男女に、出生前診断を受けることへの心理的なハードルは、数年前と比べて変化したと感じるか聞いてみました。

その結果、「変わらないと感じる」と回答した方は41.7%でした。
一方で、「低くなった(受けやすくなった)と感じる」は8.3%、「やや低くなったと感じる」は21.7%と、合わせて30.0%となっています。
また、「やや高くなったと感じる」は23.3%、「高くなった(受けにくくなった)と感じる」は5.0%と、合わせて28.3%となりました。
出生前診断を取り巻く環境が変化している一方で、心理的なハードルについては「変わらない」と感じる人が最も多く、受けやすくなったと感じる人と、むしろ受けにくくなったと感じる人が一定数いることがわかりました。
そのように感じる理由を聞いてみたので、一部紹介します。
「変わらないと感じる」と回答した方
・受けたあと悪い結果だとどうしたらいいか決めれなさそうだから。(30代・女性)
・制度が整ってきたから。(40代・女性)
・出産の話をしづらい環境がある。(40代・男性)
「やや低くなった・低くなった(受けやすくなった)と感じる」と回答した方
・しっかりとした体制が整っているところが増えていると思うから。(20代・男性)
・利用している人が増えているから。(40代・男性)
・やはり赤ちゃんに異常があるなら早く知りたいから。(40代・女性)
ハードルが下がったと感じる人からは、医療体制の整備や利用者の増加によって、出生前診断を身近に感じるようになったという声が寄せられました。実際に検査を受ける人が増え、その存在が以前よりも見えやすくなったことが、心理的なハードルの低下につながっているのかもしれません。
一方で、「変わらない」と回答した人からは、検査を受けたあとに結果をどう受け止め、どのような選択をすればよいのかわからないという不安や、「出産の話をしづらい」といった声が挙がりました。
検査そのものへの抵抗感だけでなく、検査を受ける前に誰かに相談できるか、そして結果を受け取ったあとにどう向き合うのかという部分にも、心理的なハードルがあることがうかがえます。
■63.3%が、出生前診断を「前向きに検討したい」と回答
続いて、事前調査で「将来子どもを持ちたいと考えている(現在妊娠中の方含む)」と回答した20代~40代の男女に、自身やパートナーが妊娠・出産する場合、出生前診断を受けることを前向きに検討したいと思うか聞いてみました。

その結果、「ぜひ受けたい」が30.0%、「どちらかといえば受けたい」が33.3%と、合わせて63.3%が、前向きに検討したいと回答しました。
一方で、「どちらかといえば受けたくない」は31.7%、「受けたくない」は5.0%となっています。
検査を受けることへの迷いや不安も抱えている人がいる一方で、受けることを検討したい人が6割を超えているという結果から、出生前診断への関心が高まっていることが見えてきます。
そう思う理由も聞いてみたので一部紹介します。
「ぜひ受けたい」と回答した方
・出産時の不安が和らぐかもしれないから。(20代・男性)
・認知されてきたから。(30代・男性)
・やはり赤ちゃんに異常があるなら早く知りたいし、生まれた時に分かったらショックが大きいから。(40代・女性)
「どちらかといえば受けたい」と回答した方
・出産は不安がおおいから。(40代・女性)
・未然に大きな障害を防げたらと思うので。(40代・男性)
・受けられる状況なら受けたいから。(40代・男性)
「どちらかといえば受けたくない」と回答した方
・こわい。(20代・女性)
・受けて悪い結果だとどうしたらいいかわからないから。(30代・女性)
・出生前検査だと命の選別につながるから。着床前診断なら母子の負担を減らせる。こちらを重視すべき。(40代・女性)
「受けたくない」と回答した方
・そこまでは不要なため。(40代・男性)
出生前診断を受けることに前向きな回答をした方からは、「出産時の不安が和らぐかもしれないから」「未然に大きな障害を防げたらと思うので」といった声が寄せられました。
妊娠・出産にともなう不安を少しでも減らしたい、赤ちゃんの状態を早い段階で知っておきたいという思いから、検査を前向きに捉えている人が多いようです。
一方で、受けることに慎重な方からは、「こわい」「受けて悪い結果だとどうしたらいいかわからないから」といった声が挙がりました。検査そのものへの不安だけでなく、結果を知ったあとにどのような判断をすればよいのかという戸惑いも、心理的なハードルにつながっていることがうかがえます。
出生前診断は、安心して出産を迎えるための選択肢として捉える人がいる一方で、検査結果を受け止めることへの不安や、倫理的な問題を懸念する人もいます。検査を受けるかどうかを一律に決めるのではなく、それぞれが不安や疑問を相談しながら、自分たちにとって必要な選択を考えられることが重要なのではないでしょうか。
■52.6%が、事前に知っておきたい情報は「検査の精度・的中率」と回答
続いて、自身やパートナーが妊娠・出産する場合、出生前診断を受けることを前向きに検討したいと回答した方に、出生前診断を検討するにあたり、事前に知っておきたい情報を聞いてみました。

最も多かったのは「検査の精度・的中率」で52.6%でした。次いで「費用の目安、保険適用の有無」が47.4%、「検査でわかること」が42.1%、「母体や胎児への安全性・身体的負担」が28.9%と続きました。
精度や費用、検査内容など、検査を受けるかどうかを判断するために必要となる基本的な情報が上位に挙がりました。
「どのくらい正確なのか」「どれくらい費用がかかるのか」「何がわかるのか」といった、検査を具体的に検討するうえで欠かせない情報を、あらかじめ知っておきたいと考える人が多いようです。
検査を前向きに検討しているからこそ、メリットだけでなく、精度や費用、検査でわかる範囲などを理解したうえで、自分にとって必要な選択なのかを判断したいという意識がうかがえます。
■妊娠・出産のリスクや出生前診断について、感じていることは?
最後に、事前調査で「将来子どもを持ちたいと考えている(現在妊娠中の方含む)」と回答した20代~40代の男女に、妊娠・出産のリスクや出生前診断について、感じていることや考えを聞いてみました。
妊娠・出産のリスクや出生前診断について、感じていることやお考えを自由にお書きください。
・出生前診断をすることによって、出産時・出産後の不安が和らぐと思うから。(20代・男性)
・費用が安ければぜひ受けたい。(30代・男性)
・公開情報が少ない。(30代・女性)
・年齢があがるにつれてリスクがあると思います。(40代・男性)
・あくまでも診断であり、確実性があると思えない部分もある。(40代・男性)
・昔はできなかったから、現代ならではのメリット。(40代・女性)
「費用が安ければぜひ受けたい」「公開情報が少ない」といった声からは、検査に関心があっても、費用や情報不足が検討する際のハードルになっていることがうかがえました。
また、「あくまでも診断であり、確実性があると思えない部分もある」という声からは、検査でわかることや結果の受け止め方について、正しく理解することの重要性も感じられます。
出生前診断は、出産に向けた不安を軽減するための選択肢の一つとして期待される一方で、検査にはわかることとわからないことがあります。だからこそ、検査を受ける前に必要な情報を十分に知り、自分やパートナーにとってどのような意味があるのかを考えられる環境が大切なのではないでしょうか。
■まとめ
今回の調査では、78.3%が妊娠・出産のリスクに不安を感じ、63.3%が出生前診断を前向きに検討したいと回答しました。一方で、66.7%は出生前診断を受けることへの心理的なハードルを「高い」と感じており、関心はあるものの、実際に受けることには迷いや不安を抱えている人が多いことがうかがえます。
また、事前に知っておきたい情報として、「検査の精度・的中率」「費用の目安、保険適用の有無」「検査でわかること」が上位に挙がりました。検査を検討する際には、メリットだけでなく、精度や費用、検査でわかること・わからないことなどを知っておくことが重要だといえそうです。
出生前診断は、どのような検査があり、自分たちにとってどのような意味があるのかを知ったうえで、受けるかどうかを考えることが大切です。
不安や疑問がある場合には、遺伝カウンセリングなどを通じて専門家に相談することもできます。
早い段階から検査や相談先について知っておくことで、出生前診断を一つの選択肢として落ち着いて検討し、自分たちに合った判断につなげられるのではないでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER Groupと青山ラジュボークリニックによる調査」である旨の記載
・青山ラジュボークリニック(https://nipt-info.com/)へのリンク設置
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