Amazon PODで個人出版した優秀な著者を表彰する「ネクパブPODアワード2020」、グランプリは清水則雄さま・山﨑大海さまの『オオサンショウウオと暮らすための50のこと』に決定!
POD出版普及に大きく貢献した山本義徳さまには「ネクパブ栄誉賞」を授与
インプレスグループで電子出版事業を手がける株式会社インプレスR&Dは、AmazonのPOD(プリント・オンデマンド)を利用して個人出版した方を対象に実施した「ネクパブPODアワード2020」の受賞者を決定しました。 「ネクパブPODアワード2020」(主催:株式会社インプレスR&D、協賛:Amazon.co.jp)は、「あなたが、新しい出版を加速させる。」をキャッチコピーに、出版内容、革新性、オンデマンド出版ならではの活用方法など、優れた出版活動をされている著者に贈られる賞です。前回までは表彰対象が「作品」そのものでしたが、3回目の実施となる今回は「作品」とそれを産み出した「人」をたたえるアワードとして企画されました。
エントリー人数は161名。最終選考には34名が選ばれ、その中からグランプリを含む計11名の受賞者を選定しました。グランプリには1名が選ばれ、さらにPOD出版の普及・発展に大きく貢献した著者に対しては、新設の「ネクパブ栄誉賞」が贈られました。
授賞式は、緊急事態宣言発令により、ビデオ会議ツールZoomを使用し5月25日にオンライン形式で実施しました。
ネクパブPODアワード2020特設ページ (授賞式の模様や、受賞者コメントの動画を本日公開いたします)
https://nextpublishing.jp/award2020/
グランプリ (賞金30万円)
優秀賞 (賞金20万円)
清水 則雄、山﨑 大海
応募作品:『オオサンショウウオと暮らすための50のこと』
選評: 国の特別天然記念物であり、生きた化石とも言われる、オオサンショウウオの保全活動を30年にも続けてこられた方の遺志を継ぎ、いままさに保全研究に取り組んでいらっしゃるお二人による共著です。忘れられたことで消滅の危機に陥った生き物を救うためには「たくさんの人に知ってもらうこと」が不可欠。そのために、様々な方法で情報発信を進めてこられましたが、「よりわかりやすく、深く、多くの人に」を実現する究極の形として、POD出版を選んだそうです。
「オオサンショウウオと暮らすための50のこと」は、研究の最前線、かつ専門家レベルの内容を、子どもでも楽しみながら読めるようにかわいらしい漫画にしたという、その内容のバランスとテンポの良さ。著者たちのこれまでの多岐に渡る活動が、今回の出版を経て、オオサンショウウオ保護施設のオープンや、イラストが地元小学校のキャラクターとなるなど、更に加速していることを高く評価しました。
(グランプリ受賞理由)
どの著者もすばらしく、グランプリの選考は非常に難航しました。決め手となったのは、書籍の完成度の高さ、そして、その書籍を生み出すまでの多彩な活動を審査員の多くが高く評価し、グランプリに選出しました。
●著者・清水 則雄さん グランプリ受賞コメント
正直、大変驚いております。この度はこのような光栄な賞をいただきましてありがとうございます。皆さんのような素晴らしい方々を差しおいて、我々が受賞させていただいたということ、本当に感謝しております。
国の天然記念物であるオオサンショウウオという生き物は、文化財保護法という法律で厚く保護されているように見えるんですけれども、実は消滅のピンチを迎えている、と我々は思っています。「あと20年経ったら本当にいなくなるんじゃないか」、僕たちはそのような情報を、30年間地域で調査をしていたおじいさんから聞いたわけです。
そんなことはないだろう、と思って一緒に調査を続けてみると、その現状がどんどん明らかになってきました。その中で僕たちは、こういったことをもっと人に知ってもらわないと、オオサンショウウオの環境は良くならないねということで、講演会をしたり、LINEのスタンプを作ってみたり、授業をしてみたり、はたまたテレビや新聞に出たりしてみたんですけれども、それらをいくつやっても実はまだまだ多くの人には伝わっていませんでした。
そこで山崎くんと僕たちが考えたのが、片面が四コマ漫画で、もう片面は専門的な解説(という形の本)。講演会では深く話を伝えることはできても、広い人に伝えることができない。LINEのスタンプでは広く伝えることができても、深い内容を伝えることはできない。このPODの書籍は、「より深く、より広く」を実現できる機会を与えてくれた、素晴らしい媒体だと本当に感謝しております。
こういったものでより広く訴えることで、オオサンショウウオの未来を何とか明るいものにしていきたいと思っておりますので、皆さんご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。そして、私の家族や地域の皆さんには本当に色々と支えてもらったので、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
●イラスト・山﨑 大海さん グランプリ受賞コメント
今回は本当にチャレンジでした。僕自身も、マンガを描くこと自体、全く初めてでした。実績のない人間がいきなり世に作品を出すということは、通常ではなかなか考えられないことだと思っています。探り探りで描き始めて、この本の完成までに2年半ほどかかっています。
その間に支えてくれた、たくさんの方々のおかげで続けることができました。そもそもこれをやってみようという発想に至ったこと、そしてこれを世に伝える媒体を準備してくださったNextPublishingさんには本当に改めて感謝をしています。大変嬉しい気持ちでちょっと胸が熱くなっているものがありますが、このエネルギーをまた次の作品に変えて、どんどん活動を広めていきたいと思っています。今日はありがとうございます。
ネクパブ栄誉賞 (賞金10万円)
優秀賞 (賞金20万円)
山本 義徳
応募作品: 『アスリートのための最新栄養学(上)』
選評:TwitterなどのSNSを使った情報発信だけでなく、YouTubeの活用など、これらのプロモーション活動はPOD出版を行う多くの著者にとって参考となる点を高く評価しました。また、その活動の成果として、これまでに出版した4点すべてが数千冊以上を売り上げており、販売実績でも高い成績を維持している点も優秀賞選定の決め手となりました。
「アスリートのための最新栄養学(上)」は、著者がはじめてPOD出版した書籍で、予約段階で28位にランクインするなど、POD出版の新しい可能性を証明しました。
(ネクパブ栄誉賞 受賞理由)
2017年よりネクパブ・オーサーズプレスで合計4タイトルを着実に出版し続けていること、SNS等を活用し出版した書籍をプロモーションし続けていること。出版した書籍のAmazonでの累計販売数が2万冊を超えたこと。そして、2018年、2019年、そして2020年と3年連続で最優秀賞を含むすべての賞を受賞し続けていることを高く評価し、ネクパブ栄誉賞を授与します。
(ネクパブ栄誉賞について)
「ネクパブ栄誉賞」は、ネクパブ・オーサーズプレスでの出版を通してPOD出版の普及・発展に大きく貢献されたことを表する賞として、本年より新たに設けた賞です。出版実績、Amazon PODでの販売実績、これまでのアワード受賞履歴を元に、選定させていただきます。
優秀賞 (賞金20万円)
高橋 清隆
応募作品: 『山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった』
選評:商業出版、自費出版ともに経験されている、政治分野でのフリーライターとしてご活躍の著者による1冊です。PODだからこそ発信できるという可能性を提示されたことを評価しました。また、著者ご自身の取材活動の熱と行動力、そしてブログやSNSでの告知、各所への献本などといった積極的な宣伝活動。そして出版をきっかけに市民団体の勉強会の講師や、ライブハウスでのトークイベントに招かれるなど、活動の範囲が拡げられていることも評価しました。
「山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった」は、政治の特定分野について深く掘り下げた内容が、しがらみや忖度から逃れにくい従来の商業出版では発売するのが難しかったようですが、そういった「大人の事情」を飛び超え、POD出版により実現されました。
優秀賞 (賞金20万円)
杉山 正
応募作品:『賢いトランペットプレーヤーの渡世術』
「賢いトランペットプレーヤーの渡世術」は、世界各他で演奏してきたベテランのプロが、現場の実体験から得た「トランペット奏者の想定外トラブルあるある」への対処法を、駆け出しのプロプレーヤーに向けて質疑応答形式でアドバイスするトランペットの教本の翻訳本です。本書の翻訳・監修者である杉山さんはこれまでに数十冊もの教則本、翻訳本を手掛けてきましたが、本書は内容が専門的すぎることから出版社での編集を断られ、ご自身でのPOD出版にたどり着いたそうです。
優秀賞 (賞金20万円)
高橋 峰生、高橋 聖
応募作品:『しんせ本 by synthAtion』
選評:数十人にもなるメンバー、しかも本作りの経験が全くないところからチームパブリッシングを実現されたこと。マニアによる「シンセ自慢」「シンセ愛」が詰まった本の内容。プロやアマの垣根を超えて、コミュニティの拡がりを作り出している著者たちの活動内容。そして何よりも(実際はとても大変だったそうですが)非常に楽しそうであることを高く評価しました。
「しんせ本 by synthAtion」は、Facebookの人気シンセサイザーコミュニティの管理人が発起人となり、コミュニティメンバー1000人突破を記念して作られた本です。一般的なシンセの出版物は主にプロが主役ですが、数多く存在するアマチュアでも主役になれる本を作ろう、内輪に向けた本ではなく、世の中のシンセ好き、シンセに関わる人にも発信したいという思いが詰め込まれています。
審査員特別賞・Amazon賞 (賞金10万円)
志岐 成友
応募作品:『くせになるおりがみ』
審査員特別賞・イースト賞 (賞金10万円)
清原 潤
応募作品:『「映像編集の考え方」 ~経験と映画から紐解く~ 第一版』
審査員特別賞・近代科学社賞 (賞金10万円)
日置 愛子、日置 敏昭、米田 千鶴
応募作品:『お陰様でViva88』
審査員特別賞・インプレスホールディングス賞 (賞金10万円)
島 信一朗
応募作品:『インクルージョン インクルージョン時代の幕開け!共に未来を切り拓こう!!』
審査員特別賞・インプレス賞 (賞金10万円)
起瀬 俊
応募作品:模型で知る第1次世界大戦機
審査員特別賞・NextPublishing賞 (賞金10万円)
福岡 将之
応募作品:福岡将之写真集 SEED 2 アジアの洗濯物
選考委員(社名順)
・川原田 陽介氏(アマゾンジャパン合同会社 書籍事業本部 プロダクトマネジメント部 部長)
・下川 和男氏(イースト株式会社 取締役 会長)
・井芹 昌信氏(株式会社インプレスR&D 代表取締役社長 兼 株式会社近代科学社 代表取締役社長)
・土田 米一氏(株式会社Impress Professional Works 代表取締役社長 兼 株式会社インプレス 取締役)
・塚本 由紀氏(株式会社インプレスホールディングス 取締役)
・小山 透氏(株式会社近代科学社 取締役 フェロー)
<<ネクパブ・オーサーズプレスについて>>
「ネクパブ・オーサーズプレス(旧称・著者向けPOD出版サービス)」は、Amazon.co.jpのPODサービスを活用した、インプレスR&Dが運営する個人・団体向けの出版販売支援サービスです。所定の形式の原稿データを用意すれば、登録料や利用料はかからず、誰もが無料でAmazon.co.jpで紙書籍を出版できます。POD出版は既存の印刷書籍とは異なり、注文が入ったときに1冊ずつ印刷・製本し出荷するため、事前に大量印刷する必要がなく、自費出版のように初回出版時に費用負担がないのが最大の特徴です。Amazon.co.jpにて書籍が売れると、販売価格より、販売価格に応じた販売手数料と印刷ページ数に応じた印刷費を差し引いた全額が著者に支払われますので、柔軟な価格設定ができるのも特徴です。
2020年5月現在でユーザー数は2400名を超え、うち出版済みのユーザーが720名と、3人に1人が出版を実現させています。毎月100点以上が出版され、累計出版点数2200点、累計販売数12万冊、累計販売額は3億1200万円にまで成長しています。
https://nextpublishing.jp/author/
<<Amazon PODについて>>
Amazonが提供する、オンデマンド印刷技術により、お客様の注文に応じて1冊からでも迅速に印刷し、出荷するプログラムです。このプログラムが適用された書籍は常に出荷可能な「在庫あり」の状態になります。
インプレスR&Dは、日本国内でプログラムを開始した当初より参画しており、日本国内での取次店の1社として活動しています。
【株式会社インプレスR&D】 https://nextpublishing.jp/
株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)は、デジタルファーストの次世代型電子出版プラットフォーム「NextPublishing」を運営する企業です。また自らも、NextPublishingを使った「インターネット白書」の出版などIT関連メディア事業を展開しています。
※NextPublishingは、インプレスR&Dが開発した電子出版プラットフォーム(またはメソッド)の名称です。電子書籍と印刷書籍の同時制作、プリント・オンデマンド(POD)による品切れ解消などの伝統的出版の課題を解決しています。これにより、伝統的出版では経済的に困難な多品種少部数の出版を可能にし、優秀な個人や組織が持つ多様な知の流通を目指しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「旅・鉄道」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメデイア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【お問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D NextPublishingセンター
TEL 03-6837-4820
電子メール: np-info@impress.co.jp
エントリー人数は161名。最終選考には34名が選ばれ、その中からグランプリを含む計11名の受賞者を選定しました。グランプリには1名が選ばれ、さらにPOD出版の普及・発展に大きく貢献した著者に対しては、新設の「ネクパブ栄誉賞」が贈られました。
授賞式は、緊急事態宣言発令により、ビデオ会議ツールZoomを使用し5月25日にオンライン形式で実施しました。
ネクパブPODアワード2020特設ページ (授賞式の模様や、受賞者コメントの動画を本日公開いたします)
https://nextpublishing.jp/award2020/
グランプリ (賞金30万円)
優秀賞 (賞金20万円)
清水 則雄、山﨑 大海
応募作品:『オオサンショウウオと暮らすための50のこと』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07PYJ3Y66/
選評: 国の特別天然記念物であり、生きた化石とも言われる、オオサンショウウオの保全活動を30年にも続けてこられた方の遺志を継ぎ、いままさに保全研究に取り組んでいらっしゃるお二人による共著です。忘れられたことで消滅の危機に陥った生き物を救うためには「たくさんの人に知ってもらうこと」が不可欠。そのために、様々な方法で情報発信を進めてこられましたが、「よりわかりやすく、深く、多くの人に」を実現する究極の形として、POD出版を選んだそうです。
「オオサンショウウオと暮らすための50のこと」は、研究の最前線、かつ専門家レベルの内容を、子どもでも楽しみながら読めるようにかわいらしい漫画にしたという、その内容のバランスとテンポの良さ。著者たちのこれまでの多岐に渡る活動が、今回の出版を経て、オオサンショウウオ保護施設のオープンや、イラストが地元小学校のキャラクターとなるなど、更に加速していることを高く評価しました。
(グランプリ受賞理由)
どの著者もすばらしく、グランプリの選考は非常に難航しました。決め手となったのは、書籍の完成度の高さ、そして、その書籍を生み出すまでの多彩な活動を審査員の多くが高く評価し、グランプリに選出しました。
●著者・清水 則雄さん グランプリ受賞コメント
正直、大変驚いております。この度はこのような光栄な賞をいただきましてありがとうございます。皆さんのような素晴らしい方々を差しおいて、我々が受賞させていただいたということ、本当に感謝しております。
国の天然記念物であるオオサンショウウオという生き物は、文化財保護法という法律で厚く保護されているように見えるんですけれども、実は消滅のピンチを迎えている、と我々は思っています。「あと20年経ったら本当にいなくなるんじゃないか」、僕たちはそのような情報を、30年間地域で調査をしていたおじいさんから聞いたわけです。
そんなことはないだろう、と思って一緒に調査を続けてみると、その現状がどんどん明らかになってきました。その中で僕たちは、こういったことをもっと人に知ってもらわないと、オオサンショウウオの環境は良くならないねということで、講演会をしたり、LINEのスタンプを作ってみたり、授業をしてみたり、はたまたテレビや新聞に出たりしてみたんですけれども、それらをいくつやっても実はまだまだ多くの人には伝わっていませんでした。
そこで山崎くんと僕たちが考えたのが、片面が四コマ漫画で、もう片面は専門的な解説(という形の本)。講演会では深く話を伝えることはできても、広い人に伝えることができない。LINEのスタンプでは広く伝えることができても、深い内容を伝えることはできない。このPODの書籍は、「より深く、より広く」を実現できる機会を与えてくれた、素晴らしい媒体だと本当に感謝しております。
こういったものでより広く訴えることで、オオサンショウウオの未来を何とか明るいものにしていきたいと思っておりますので、皆さんご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。そして、私の家族や地域の皆さんには本当に色々と支えてもらったので、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
●イラスト・山﨑 大海さん グランプリ受賞コメント
今回は本当にチャレンジでした。僕自身も、マンガを描くこと自体、全く初めてでした。実績のない人間がいきなり世に作品を出すということは、通常ではなかなか考えられないことだと思っています。探り探りで描き始めて、この本の完成までに2年半ほどかかっています。
その間に支えてくれた、たくさんの方々のおかげで続けることができました。そもそもこれをやってみようという発想に至ったこと、そしてこれを世に伝える媒体を準備してくださったNextPublishingさんには本当に改めて感謝をしています。大変嬉しい気持ちでちょっと胸が熱くなっているものがありますが、このエネルギーをまた次の作品に変えて、どんどん活動を広めていきたいと思っています。今日はありがとうございます。
ネクパブ栄誉賞 (賞金10万円)
優秀賞 (賞金20万円)
山本 義徳
応募作品: 『アスリートのための最新栄養学(上)』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0757HQDK6/
選評:TwitterなどのSNSを使った情報発信だけでなく、YouTubeの活用など、これらのプロモーション活動はPOD出版を行う多くの著者にとって参考となる点を高く評価しました。また、その活動の成果として、これまでに出版した4点すべてが数千冊以上を売り上げており、販売実績でも高い成績を維持している点も優秀賞選定の決め手となりました。
「アスリートのための最新栄養学(上)」は、著者がはじめてPOD出版した書籍で、予約段階で28位にランクインするなど、POD出版の新しい可能性を証明しました。
(ネクパブ栄誉賞 受賞理由)
2017年よりネクパブ・オーサーズプレスで合計4タイトルを着実に出版し続けていること、SNS等を活用し出版した書籍をプロモーションし続けていること。出版した書籍のAmazonでの累計販売数が2万冊を超えたこと。そして、2018年、2019年、そして2020年と3年連続で最優秀賞を含むすべての賞を受賞し続けていることを高く評価し、ネクパブ栄誉賞を授与します。
(ネクパブ栄誉賞について)
「ネクパブ栄誉賞」は、ネクパブ・オーサーズプレスでの出版を通してPOD出版の普及・発展に大きく貢献されたことを表する賞として、本年より新たに設けた賞です。出版実績、Amazon PODでの販売実績、これまでのアワード受賞履歴を元に、選定させていただきます。
優秀賞 (賞金20万円)
高橋 清隆
応募作品: 『山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった』
https://www.amazon.co.jp/dp/4802097867/
選評:商業出版、自費出版ともに経験されている、政治分野でのフリーライターとしてご活躍の著者による1冊です。PODだからこそ発信できるという可能性を提示されたことを評価しました。また、著者ご自身の取材活動の熱と行動力、そしてブログやSNSでの告知、各所への献本などといった積極的な宣伝活動。そして出版をきっかけに市民団体の勉強会の講師や、ライブハウスでのトークイベントに招かれるなど、活動の範囲が拡げられていることも評価しました。
「山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった」は、政治の特定分野について深く掘り下げた内容が、しがらみや忖度から逃れにくい従来の商業出版では発売するのが難しかったようですが、そういった「大人の事情」を飛び超え、POD出版により実現されました。
優秀賞 (賞金20万円)
杉山 正
応募作品:『賢いトランペットプレーヤーの渡世術』
https://www.amazon.co.jp/dp/460000356X/
選評:プロがプロ向けに書いた貴重で具体的なTIPSながら、文章がやさしく翻訳本の雰囲気たっぷりの味のあるイラストで、中高生にも面白く役立つ内容であること。宣伝活動として、書籍の内容からピンポイントでピックアップしたものを「今日の膝打ちポイント」と題してSNSで発信しているというユニークさ。また、内容が非常にニッチで商業出版では成りたたないような企画でも、POD出版ならそれを本当に必要としている人のために実現可能であることを実践された点を高く評価しました。「賢いトランペットプレーヤーの渡世術」は、世界各他で演奏してきたベテランのプロが、現場の実体験から得た「トランペット奏者の想定外トラブルあるある」への対処法を、駆け出しのプロプレーヤーに向けて質疑応答形式でアドバイスするトランペットの教本の翻訳本です。本書の翻訳・監修者である杉山さんはこれまでに数十冊もの教則本、翻訳本を手掛けてきましたが、本書は内容が専門的すぎることから出版社での編集を断られ、ご自身でのPOD出版にたどり着いたそうです。
優秀賞 (賞金20万円)
高橋 峰生、高橋 聖
応募作品:『しんせ本 by synthAtion』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07VJWYCLP/
選評:数十人にもなるメンバー、しかも本作りの経験が全くないところからチームパブリッシングを実現されたこと。マニアによる「シンセ自慢」「シンセ愛」が詰まった本の内容。プロやアマの垣根を超えて、コミュニティの拡がりを作り出している著者たちの活動内容。そして何よりも(実際はとても大変だったそうですが)非常に楽しそうであることを高く評価しました。
「しんせ本 by synthAtion」は、Facebookの人気シンセサイザーコミュニティの管理人が発起人となり、コミュニティメンバー1000人突破を記念して作られた本です。一般的なシンセの出版物は主にプロが主役ですが、数多く存在するアマチュアでも主役になれる本を作ろう、内輪に向けた本ではなく、世の中のシンセ好き、シンセに関わる人にも発信したいという思いが詰め込まれています。
審査員特別賞・Amazon賞 (賞金10万円)
志岐 成友
応募作品:『くせになるおりがみ』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07WP73MJT/
審査員特別賞・イースト賞 (賞金10万円)
清原 潤
応募作品:『「映像編集の考え方」 ~経験と映画から紐解く~ 第一版』
https://www.amazon.co.jp/dp/4600000838/
審査員特別賞・近代科学社賞 (賞金10万円)
日置 愛子、日置 敏昭、米田 千鶴
応募作品:『お陰様でViva88』
https://www.amazon.co.jp/dp/4802095643/
審査員特別賞・インプレスホールディングス賞 (賞金10万円)
島 信一朗
応募作品:『インクルージョン インクルージョン時代の幕開け!共に未来を切り拓こう!!』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07WHMPTC4/
審査員特別賞・インプレス賞 (賞金10万円)
起瀬 俊
応募作品:模型で知る第1次世界大戦機
https://www.amazon.co.jp/dp/B081WW986N/
審査員特別賞・NextPublishing賞 (賞金10万円)
福岡 将之
応募作品:福岡将之写真集 SEED 2 アジアの洗濯物
https://www.amazon.co.jp/dp/B07Z74SF57/
選考委員(社名順)
・川原田 陽介氏(アマゾンジャパン合同会社 書籍事業本部 プロダクトマネジメント部 部長)
・下川 和男氏(イースト株式会社 取締役 会長)
・井芹 昌信氏(株式会社インプレスR&D 代表取締役社長 兼 株式会社近代科学社 代表取締役社長)
・土田 米一氏(株式会社Impress Professional Works 代表取締役社長 兼 株式会社インプレス 取締役)
・塚本 由紀氏(株式会社インプレスホールディングス 取締役)
・小山 透氏(株式会社近代科学社 取締役 フェロー)
(Zoomで参加していただいた受賞者や審査員のみなさまとの記念撮影)
<<ネクパブ・オーサーズプレスについて>>
「ネクパブ・オーサーズプレス(旧称・著者向けPOD出版サービス)」は、Amazon.co.jpのPODサービスを活用した、インプレスR&Dが運営する個人・団体向けの出版販売支援サービスです。所定の形式の原稿データを用意すれば、登録料や利用料はかからず、誰もが無料でAmazon.co.jpで紙書籍を出版できます。POD出版は既存の印刷書籍とは異なり、注文が入ったときに1冊ずつ印刷・製本し出荷するため、事前に大量印刷する必要がなく、自費出版のように初回出版時に費用負担がないのが最大の特徴です。Amazon.co.jpにて書籍が売れると、販売価格より、販売価格に応じた販売手数料と印刷ページ数に応じた印刷費を差し引いた全額が著者に支払われますので、柔軟な価格設定ができるのも特徴です。
2020年5月現在でユーザー数は2400名を超え、うち出版済みのユーザーが720名と、3人に1人が出版を実現させています。毎月100点以上が出版され、累計出版点数2200点、累計販売数12万冊、累計販売額は3億1200万円にまで成長しています。
https://nextpublishing.jp/author/
<<Amazon PODについて>>
Amazonが提供する、オンデマンド印刷技術により、お客様の注文に応じて1冊からでも迅速に印刷し、出荷するプログラムです。このプログラムが適用された書籍は常に出荷可能な「在庫あり」の状態になります。
インプレスR&Dは、日本国内でプログラムを開始した当初より参画しており、日本国内での取次店の1社として活動しています。
【株式会社インプレスR&D】 https://nextpublishing.jp/
株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)は、デジタルファーストの次世代型電子出版プラットフォーム「NextPublishing」を運営する企業です。また自らも、NextPublishingを使った「インターネット白書」の出版などIT関連メディア事業を展開しています。
※NextPublishingは、インプレスR&Dが開発した電子出版プラットフォーム(またはメソッド)の名称です。電子書籍と印刷書籍の同時制作、プリント・オンデマンド(POD)による品切れ解消などの伝統的出版の課題を解決しています。これにより、伝統的出版では経済的に困難な多品種少部数の出版を可能にし、優秀な個人や組織が持つ多様な知の流通を目指しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「旅・鉄道」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメデイア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【お問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D NextPublishingセンター
TEL 03-6837-4820
電子メール: np-info@impress.co.jp
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