みんな社会に呪われている!? ベストセラー連発のサイエンスジャーナリスト・鈴木祐が私たち現代人の “思い込み” を科学的に暴く!
鈴木祐『社会は、静かにあなたを「呪う」』 小学館クリエイティブより 8月26日発売!

株式会社小学館クリエイティブは、新刊『社会は、静かにあなたを「呪う」~思考と感情を侵食する “見えない力” の正体~』(著者:鈴木祐)を2025年8月26日(火) に発売しました。発売約1ヵ月前の予約段階でAmazon売れ筋ランキング1位(7月17日~8月1日/「統計法・人口統計・資源統計」カテゴリ)を獲得するなど、注目を集めています。
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『社会は、静かにあなたを「呪う」
~思考と感情を侵食する “見えない力” の正体~』
鈴木祐
定価:1,980円(税込)
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2025年8月26日発売
ISBNコード:978-4-7780-3651-5
発売:小学館
発行:小学館クリエイティブ
https://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b10140145.html
知らぬ間に、あなたの脳は「他者からの呪い」に浸食されている
私たちはみな、無意識のうちに他者の意見や価値観を取り込み、それによって人生に絶望を覚えたり、言葉にできない生きづらさを感じてしまうことがあります。
たとえば、次のような経験はないでしょうか。
・「努力すれば報われる」というアドバイスを信じて、挫折するたびに自らを責めてしまう
・SNSで流れる贅沢なライフスタイルにとらわれて、自分の現状に不満を抱き続ける
・「情熱を持って働け」という言葉に縛られ、本当は興味のない仕事にしがみついてしまう
こうした見えない他者からの言葉や影響を、著者・鈴木祐氏は “呪い” と呼びます。どんな人であれ、SNSという “呪いの拡声器” が普及した現代、 “呪い” から完全に自由でいられる人はいないでしょう。
ここで、「みんなSNSやテレビに左右されすぎだ」と案じる一方、「自分は気をつけているからメディアに踊らされることはない」と考えた人もいるかもしれません。
しかし、この感覚こそが要注意。心理学では「他人事効果」と呼ばれ、ほぼすべての人に見られる心のクセです。実際には影響を受けていても、多くの人はそれに気づけません。
気づかぬうちにインフルエンサーの真似をして服を買ったり、SNSの意見に押されて「最近の若者は優しすぎる」や「副業しないとまずい」と考えたり――それをあたかも自分の意志だと思い込んでしまうのです。
鈴木氏は、この「他人事効果」が強く出る人の特徴を5つ挙げています。詳しくは本書を開いてご確認ください。
SNSで拡散される “現代の思い込み” を、科学的視点で解き明かす
ここまで読むと、「やっぱり呪いから逃れるなんて無理なのでは」と感じるかもしれません。
しかし、鈴木氏はエビデンスと心理学の知見を駆使し、こうした見えない束縛と距離を置くための実践的なアプローチを提示します。
精神論に頼らず、現実的に実践できる具体策によって、思考と感情を縛る鎖を一つずつ外していく――それがこの本の核です。
本書では、SNSやネット上で拡散される “呪い” を、科学的な視点から徹底検証。著者の鈴木氏は、『最高の体調』(20万部超)や『科学的な適職』(13万部超)などのベストセラーで知られるサイエンスジャーナリスト。
経済・幸福・労働・遺伝・才能といった領域でよく使われる “呪いの言葉” に疑問を投げかけ、それらの言説がいかに科学的根拠に乏しく、私たちの思考と行動を縛っているかを明らかにしていきます。
「(呪いは)一見もっともらしく聞こえるが、その大半は、実際には根拠があいまいで、誤解に基づく思い込みでしかない」
「現代社会に蔓延する “呪い” の正体を知ることは、あなたが自分自身の思考を取り戻し、他者にコントロールされずに生きる一助になる」(いずれも本書より抜粋)
――そう語る著者が提唱する、無意識に刷り込まれた「呪い」から距離を置き、自分の軸を取り戻すために必要なこととは?
【本書で取り上げる一例】

このようなメッセージを、よく目にしないでしょうか?
「遺伝で決まっているのだから、今からどうすることもできない」
――そんな言葉を、高名なインフルエンサーが口にしている光景を思い浮かべた方もいるかもしれません。
一見もっともらしく聞こえますが、本書はそこに “ちょっと待った” をかけます。
「知能の遺伝率は約66%、性格は約50%、芸術的な才能は約40%……」といった数字が、 “遺伝で決まる” という主張の根拠としてよく挙げられます。
しかし鈴木氏は、「遺伝率が高いからといって、遺伝子の影響が大きいとは限らない」と指摘。さらに、遺伝率そのものが「科学史上、最も誤解を招く概念のひとつ」ともいえるのだそうです。
本書では、そんな “遺伝率” のカラクリを、わかりやすく解き明かしていきます。
<本書の目次(一部抜粋)>


本書で検証する呪い
・「日本経済」に関する呪い
この国は、終わっている/日本人は生産性が低い/日本人は劣化している/少子高齢化する日本は衰退するしかない
・「幸福」に関する呪い
人は幸せになるために生きている/楽しいことだけをやれ/他人の目など気にせず、自分らしくしろ
・「資本主義」に関する呪い
もう成長はいらない/競争から降りて楽に生きよう/金持ちと貧乏人の差は開く一方だ
・「働き方」に関する呪い
情熱を持って仕事に取り組め/大きな目標を持て/効率を上げて、生産性を高めよう
・「遺伝と才能」に関する呪い
人生は遺伝で決まる/性格は死ぬまで変わらない/努力する才能も、遺伝で決まる
著者プロフィール
鈴木 祐(すずき・ゆう)
サイエンスジャーナリスト。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒。16歳のころから年間5,000本の科学論文を読み続け、「日本一の文献オタク」とも呼ばれる。大学卒業後は出版社に勤務し、その後独立。雑誌などへの執筆を行う一方で、海外の学者や専門医を中心に約600人にインタビューを重ね、月に1冊のペースでブックライティングを手がけている。これまでに関わった書籍は100冊を超える。自身のブログ「パレオな男( https://yuchrszk.blogspot.com/ )」では、健康・心理・科学に関する最新知見を紹介し続け、現在は月間250万PVを記録。近年はヘルスケア企業を中心に、科学的なエビデンスの見極め方などを伝える講演活動も行っている。近著に『最強のコミュ力のつくりかた』(扶桑社)、『才能の地図』(きずな出版)、『運の方程式』(アスコム)などがある。『最高の体調』(クロスメディア・パブリッシング)は20万部を突破。

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