たった1枚の絵が世界を変える!?原田マハ最新作『アノニム』(6月2日発売)の特設サイト、本日オープン!
現代アート×痛快アドベンチャー小説
本作発売にあたり、PR誌「本の旅人」6月号(5月27日より発売中)にて、特集企画 “『アノニム』でわかる、現代アートの楽しみ方”を掲載しています。
その中で原田氏は、「『アノニム』を構想した時のフレームは大きく分けて二つあって、一つは、アートをめぐるアドベンチャー小説。(中略)アートを使って世直し。そういうことをしている人たちを描きたいな、と。」
「もう一つのフレームが現代アート。アートの義賊たちが挑むとすればどんな作品だろう。いろいろ考えたんですけど、その答えが現代アートだったんです。」と語っています。
ぜひ小説とあわせてお楽しみください!
■『アノニム』について
【内容】
現代アーティストの巨星ジャクソン・ポロック<幻の傑作>を手に入れろ――
無名の天才高校生とジャクソン・ポロック。
2つの才能の出会いが、世界を変える1枚の絵を生み出した。
圧巻のアート・エンタテインメント!!
ジャクソン・ポロック幻の傑作「ナンバー・ゼロ」のオークション開催が迫る香港。建築家である真矢美里は七人の仲間とともにオークション会場へ潜入していた。一方、アーティストを夢見る高校生・張英才に<アノニム>と名乗る謎の窃盗団からメッセージが届く。「本物のポロック、見てみたくないか?」という言葉に誘われ、英才はある取引に応じるが・・・・・・!?
【登場人物紹介】
◆張英才
香港の高校生。難読症で貧しい家庭に育つ。アートで世界を変えたいと願っている。
◆ミリ
真矢美里(まやみさと)。香港の巨大美術館のコンペに競り勝ち、メインアーキテクトとして派遣された建築家。
◆ヤミー
ダリダ・フィオレンティーナ。ブルックリンでギャラリーを経営する美女。
◆エポック
ゼキ・ハヤル。イスタンブールでトルコ絨毯店を営む経営者。別名で美術史家としても活躍。
◆オブリージュ
フランス貴族の末裔。ラグジュアリーブランドのオーナーでありファイン・アートのコレクター。
◆ネゴ
パトリック・ダンドラン。オークション会社「サザビーズ」の花形オークショニア。
◆ネバネス
サラ・グッドマン。フリーランスで活躍する世界屈指の美術品修復家。
◆オーサム
ラヤ・シン。天才エンジニアであり、アノニムメンバーでは最年少。
◆ジェット
蔣恩堂(ジャンエンタン)。IT長者であり世界トップ10に入るアートコレクター。アノニムのボスでもある。
◆ヘロデ
謎のコレクター<ゼウス>の指示でポロックの「ナンバー・ゼロ」を狙う。
【著者紹介】 原田マハ(はらだ・まは)
1962年東京生まれ。マリムラ美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。その後2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、デビュー。2012年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は第25回山本周五郎賞、第5回R・40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに。2016年『暗幕のゲルニカ』が第9回R・40本屋さん大賞を受賞。 2017年『リーチ先生』で新田次郎文学賞を受賞。その他の作品に『本日は、お日柄もよく』『ジヴェルニーの食卓』『太陽の棘』『サロメ』などがある。
【書誌情報】
発売予定:2017年6月2日(金)
定価:本体1,500円+税
頁数:304頁
体裁:四六判並製
装画:ジャクソン・ポロック「Number 1A,1948」
装丁:須田杏菜
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「小説 野性時代」2015年5月号~2016年11月号
★電子書籍同時配信
『アノニム episode2』2017年秋頃「小説 野性時代」にて連載開始予定!
■「本の旅人」について
株式会社KADOKAWAが発行するPR誌 です。特集企画が掲載される6月号(5月27日発行)は、全国の書店およびKADOKAWAオフィシャルサイト(http://www.kadokawa.co.jp/product/321702001266/)で購入いただけます。
定価(税込):100円
★特集企画:取材・文 タカザワケンジ/撮影 ホンゴユウジ
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