「瀬戸内こども調査団in江田島」の団員が学んだ江田島の海と山の恵みをぎゅ~っと瓶詰めに!シラスとオリーブオイル、名産牡蠣の奇跡のコラボオイル漬け
2025年3月から広島県内の観光物産店などで順次発売
一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島は、24年夏から秋にかけて江田島でシラスとオリーブを通して里海と里山の関係を学ぶ「瀬戸内こども調査団in江田島」を結成、調査団員(県内の小学5、6年生20人)がその成果を「江田島新聞」にまとめ、彼らの描いた江田島の海の絵・イラストで飾った広島電鉄のラッピング特別電車「海と日本プロジェクト号」として発表しました。
この学びをきっかけに、江田島の漁業者と農業従事者が力を合わせてオリジナルのオイル漬けを開発し、この度販売を開始しました。
「江田島の海と山の恵み まるっとオイル漬け」と名付けられたこのオイル漬け、広島の中でも有数の牡蠣の産地である江田島の寺本水産の「鍛え牡蠣」を贅沢に使用、調査団が学んだ、豊かな島の里海の隠れた名産「シラス」と荒廃する島の里山の救世主「オリーブ」を使い、豪華なオイル漬けに仕上がりました。パッケージには、子どもたちの学びについて書かれ、彼らの手による絵・イラストが飾られています。
牡蠣とシラスが持つ自然の塩分がほど良く、薫り高いオリーブと相まって、パンやパスタはもちろん、ごはんのお供に、お酒のつまみにと幅広くご賞味いただけます。
この商品を食す全ての人が海へと思いを馳せ、海を愛でる気持ちになることを強く願ってやみません。
「江田島の海と山の恵み まるっとオイル漬け」の開発・販売は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

子どもたちの学びイベント概要
【江田島調査イベント】
・開催概要
「瀬戸内こども調査団in江田島~シラスとオリーブ、島の宝から里海・里山を学ぶ~」
公募により集まった小学5年生6年生20名が、県内最大の島江田島で、里海・里山を調査、
海と山の連環、人の手が加わることで豊かな環境を守っていく持続可能な里海の在り方を学びました。
・日程 2024年7月21日(日)~7月22日(月)(1泊2日)
・開催場所 広島県江田島市
・参加人数 小学5年生6年生20名
・協力団体 江田島市さとうみ科学館、江田島カヌークラブ、山本倶楽部、深水、
広島県環境保健協会、広島電鉄
・後援団体 広島県教育委員会、県下市町教育委員会
【江田島日帰りオリーブ収穫・搾油体験、江田島新聞と絵・イラスト完成発表イベント】
・開催概要 「瀬戸内こども調査団」の子どもたちが、
夏に学び、農作業を手伝ったオリーブ畑で収穫を体験、選果や搾油も見学・体験。
同日、これまでの学びを復習しながら、その成果をまとめた「江田島新聞」と絵やデザインを
最終仕上げし、仲間の前で発表。
・日程 2024年9月28日(土)
・開催場所 広島県江田島市
・参加人数 調査団員20人と家族総勢50人
【特別電車出発式】
・開催概要 前出特別電車を前に、セレモニーを実施。関係者の挨拶に続き、
調査団員とその家族が特別電車に試乗体験、車内で表彰式を実施。
・日程 2024年10月14日(月・祝)10時00分~10時30分
・開催場所 広島県廿日市市宮島口1丁目11(広島電鉄宮島口駅構内)
・参加人数 調査団員19人(一人病欠)とその家族、関係者含め およそ50人

瀬戸内こども調査団員は活動を通して何を学んだのか?
1日目、調査団20名は自らカヌーを漕いで江田島の里海調査、間近で牡蠣の養殖いかだとその周囲の海の生き物や藻場を観察しました。遠くからしか見たことのなかった牡蠣いかだの大きさや、その周囲に豊かな生態系があることに驚きました。また目線を遠くに移し、島の里山と里海が一体となっている位置関係を知りました。また自然環境体験学習施設「さとうみ科学館」で江田島の海や生態系について学んだあと、里山と里海をつなぐ干潟の生物の観察と調査を行いました。
干潟の中でも場所によって違う種類のカニが見られることや干潟の波打ち際では、広大なアマモ場を体感し干潟が「海のゆりかご」と呼ばれる所以を実感しました。
団員たちはこうした里海の干潟の豊かな生態系が海だけではなく山から持たされる栄養に支えられていることも実体験として学びました。
夜のまとめの会では、学んだ江田島の里海と里山の関係を、地元の環境カウンセラーの講義で整理、さらに江田島の里海を底辺で支える植物プランクトン、動物プランクトンを実際に顕微鏡で観察し、生態系の仕組みや海の水質の変化について知りました。
2日目は江田島の里海で獲れる最盛期のシラス漁を間近で見学しました。シラス(カタクチイワシの稚魚)がどのような魚で、動物プランクトンを餌に育つこと。昔に比べて漁獲量が伸び悩んでいること。禁漁日を設け漁師さんが獲りすぎを防いでいること、不漁の原因は、海の貧栄養化や、海水温の上昇などいくつかの原因があるということを知り、江田島の里海に今、確実に変化が起き、それは海だけの問題ではないことを知りました。午後からは、里山に目を向け、江田島が市を挙げて生産に取り組んでいる「オリーブ」について学びました。かつてかんきつ畑だった農地が、高齢化や過疎化によって耕作放棄地となり荒れる中、気候が適しているオリーブに着目して栽培が始まったこと。オリーブオイルを加工することで、新たな産業を生み出していること。
産業が起き、島が活性化することで、里海にも里山にもしっかり人の手がかかわることができる「循環」が成り立つことを知りました。
彼らは、実際にオリーブ畑を訪れ、広島の牡蠣の殻を原料に作られた肥料をオリーブ畑にまく農作業を手伝いました。オリーブが島の救世主となってくれることを祈りながら。
子どもたちの学びの詳しい内容はこちら:https://iraw.rcc.jp/topics/articles/23846

「島の宝」を多くの人に伝えたい。オール江田島でオイル漬けの開発へ
里海も里山も、そこに生活する人の生活が成り立たないと守っていけないことに気づいた子どもたちは、秋には農作業を手伝ったあのオリーブ畑で収穫搾油を体験、島の新しい産業を体感、夏からの学びを「江田島新聞」としてまとめました。新聞は、彼らがデザインした広島電鉄ラッピング特別電車として、2024年10月~1か月間、世界的な観光地宮島から広島駅を結ぶ路線を走りました。
子どもたちの、島の宝とそれを支える里海と里山のすばらしさと課題を一人でも多くの人に伝えたい。
そんな熱くまっすぐな思いに、地元江田島の牡蠣養殖業者、オリーブ農場経営者はじめとする大人たちが応え、オリジナルオイル漬けの開発が始まりました!
完成した「江田島の海と山の恵み まるっとオイル漬け」は2月15日16日に「広島城オイスターフェス2025」(来場者6万7千人)で先行限定販売、調査団員は販売のお手伝いをすることで、来場者に自らの学びを説明し、オイル漬けを紹介、何と!予定数をはるかに超える104本を購入頂きました。
この度発売された「江田島の海と山の恵み まるっとオイル漬け」は「瀬戸内こども調査団」の子どもたちの、地元の海を大切に思い守っていくという決意表明でもあります。
このオイル漬けが、一人でも多くの人の目に触れ、一人でも多くの人の手に渡り美味しくご賞味いただけることを心から祈っています!

【「江田島の海と山の恵み まるっとオイル漬け」商品概要】
・江田島の名産牡蠣とシラス、新名産オリーブオイルが入ったオイル漬け。
自然のままの牡蠣の風味とシラスの香りが色んな料理とマッチします。
・販売場所:
江田島オリーブファクトリー
(広島県江田島市大柿町大君862-3 0823-57-5656)
おりづるタワー物産館「SOUVENIR SELECT 人と樹」
(広島県広島市中区大手町一丁目2番1号 082-569-6801)
そごう広島店5階 『ヒロシマルシェ エット』【今後販売予定】
(広島県広島市中区基町6−27 082-225-2111(代表))
・販売価格: 1,600円(税別)

<団体概要>
団体名称:一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島
URL:https://hiroshima.uminohi.jp/about/
活動内容 :海と日本プロジェクトのコンセプトをもとに、“広島県民”が“瀬戸内海”への好奇心を持ち、行動を起こすムーブメントを作ることを目指して、展開しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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