『既存のプラント制御技術(PIDやモデル予測制御)では自動化できない箇所をどうAIで制御させるのか?』というテーマのウェビナーを開催
マジセミ株式会社は「既存のプラント制御技術(PIDやモデル予測制御)では自動化できない箇所をどうAIで制御させるのか?」というテーマのウェビナーを開催します。
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■変種変量生産に伴う手動操作の増加
近年、製造業界は環境問題への対応やサプライチェーンの多様化を背景に、多品種少量生産や変種変量生産へのシフトが加速しています。化学や石油精製、食品加工などの連続運転プラントにおいても、既存の自動化技術(PID制御やモデル予測制御)では対応しきれない複雑なプロセス制御が必要になり、手動操作を行わなければならない場面が増えています。
特に、長い遅れ時間や閉ループの影響で、数時間先の状態を様々なプラントデータを参考に予測しながら手動で運転を行う必要がある箇所では、変量生産により、様々な条件下での運転を余儀なくされ、時としてオーバーアクションや操作遅れによる、エネルギーコスト、原材料コストの低減化が課題となっています。
■手動操作の課題と対策
しかしながら、国内の労働人口は年々減少しており、こうした高度な技能の継承はますます難しくなっています。
プラントの手動操作は、製品品質の維持や生産効率の最大化を目的に、化学反応や物理的変化を伴う連続的なプロセスを管理するものです。このため、温度・圧力・濃度といった多様な変数をリアルタイムで監視し、外乱による影響を低減化するため、プロセスの状態を確認しながら、材料投入や流量の調整などを行い、運転条件を適切に制御しなければなりません。
こうした作業は長年の経験やカンに依存する部分が大きく、ノウハウの明文化が難しいため、作業員の育成や技術継承に多くの時間と労力がかかります。さらに、変種変量生産へのシフトに伴い手動操作が増加し、日常業務が拡大したことで、技術者育成に割ける工数が限られつつあるのも実情です。
深刻な人手不足により、熟練技能者が不足し、一部の作業者に過剰な負担が集中することで、夜間作業や突発的な対応など、計画外の稼働を余儀なくされることも少なくありません。
■プラント自動運転ソリューションの実現方法
本セミナーでは、連続運転プラント制御における熟練技能者の手動操作を高い精度に代行させる「AI Autopilot System / AI Soft Sensor」の具体的な活用方法について詳しく解説します。
「AI Autopilot System / AI Soft Sensor」は、NTTコミュニケーションズの最先端AI技術を活用し、人の技能を模倣するAIが自動化を行う、日本発のプラント自動運転ソリューションです。このシステムは、熟練運転員の操作履歴や参考にしているデータを活用して、AIモデルを作成し、そのAIモデルが、材料投入や流量調整などの操作を代行します。これにより、従来自動化が困難だった複雑なプロセス制御の自動化を実現します。
化学プラント、石油精製、食品加工などのプラント事業に関わる方で、手動操作の自動化、自動化によるコスト削減を目指す方向けのセミナーとなります。
■主催・共催
NTTコミュニケーションズ株式会社
■協力
株式会社オープンソース活用研究所
マジセミ株式会社
マジセミは、今後も「参加者の役に立つ」ウェビナーを開催していきます。
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