ヨコハマ海洋市民大学2024年度 特別企画「海辺の文化祭@象の鼻テラス」を開催しました!
2025年3月20日(木・祝)【象の鼻テラス・横浜市中区】
ヨコハマ海洋市民大学実行委員会は、令和7年3月20日(木・祝)に横浜の海が抱える社会課題の解決に挑戦する市民を養成する、ヨコハマ海洋市民大学2024年度特別企画「海辺の文化祭@象の鼻テラス」を開催いたしました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
・ヨコハマ海洋市民大学実行委員会は「横浜の海が抱える社会課題を自ら考え、解決できる市民(海族・うみぞく)」を育成するヨコハマ海洋市民大学2024年度特別企画「海辺の文化祭@象の鼻テラス」を開催した。
・開催日時:令和7年3月20日(木・祝)11:00~17:00
・開催場所:象の鼻テラス(横浜市中区)
・参加人数:運営スタッフ55名(実行委員・ボランティアスタッフ含む)、来場者数1,722名
・共 催:日本財団「海と日本プロジェクト」、象の鼻テラス
・後 援:横浜市・海洋都市横浜うみ協議会
特別企画の役割
2014年、実行委員会がこの活動を始めたのは横浜で暮らすひと、働くひとにもっと横浜の海に興味を持ってもらいたいという強い想いを抱いたことが理由の一つでした。それから11年が過ぎ、毎年400~800人と言う受講生と一緒に横浜の海について学び、自らの海への想いを明確にし、日々の行動へ結びつける講座を開催してきました。「そういえば10年やってきたけれど、改めて活動を楽しく振り返ってみない?」という実行委員の言葉から今回の企画は始まりました。そもそもの講座が「大人の放課後」としてスタートしているので今回は「大人の文化祭」を意識して始めました。ただの大人の文化祭だけではもったいないので世代交流も意図してこれまでご縁のあった方々にもお声がけさせていただきました。それにより充実した内容になったと感じています。

文化祭の全体はステージイベント、ワークショップ、パネル・作品展示、マルシェの4つから構成されています。それぞれが海好き光線を強烈に発しています。
ステージイベント
文化祭というお祭りではありますが、ヨコハマ海洋市民大学の文化祭です。研究発表や講座は欠かせません。これまで10年の積み重ねも発表したいところ。
まずは実行委員でもある非営利活動法人ディスカバーブルー代表理事の水井涼太さんからのオープニングトーク「いつまでもこの海と暮らしていくために」という座学で始まります。横浜の海が汚い、汚いとよく言われますが河川から流れ込むごみを除けば水質も実はキレイ、そして生き物が豊かであることを水井さんが教えてくれます。濁って汚く見えるその理由も聞いてみると「なるほど」です。「濁ってみえるけれど、たくさんのプランクトンであふれかえった豊かな海だったとは意外だった。」と言うのがその場にいた受講生の正直な感想でした。まずは興味をもってもらい、知ってもらうことの大切さを講師は語ります。

座学は続いて受講生の一宮氏が主宰する「海岸通アーバニズムラボ」が招聘した国土交通省港湾局産業港湾課専門官による「みなと緑地PPPの取組と横浜」という港湾法が時代とともに変わり民間活力を活かした運営に舵を切り、より港が身近になることを感じさせる取組のお話を聞きました。そこに水辺総研 岩本氏が加わりそのお話をさらにかみ砕いての議論となりました。
そのあと実行委員である石井講師よりコロナ禍直前に取り組んでいた「岸壁リサーチ」「海中の生き物調査」「ふなだまりでの活動」について報告がありました。特に「岸壁リサーチ」は実行委員からの「横浜の海岸線(ほとんどが岸壁で国や私有地で立ち入れない)を全部見てみたい!」と言う声から始まった企画で3回のチャータークルーズにより海岸線の動画撮影をし画像により岸壁の生態系や緑地の割合などを調べようというものです。コロナ禍で集まれずいったん手が止まっていたものを整理して石井講師が発表してくれました。これは継続的に分析を続けていくミッションとなっています。

そしていよいよ市内を流れる大岡川に川の学校ができる!と言う報告を兼ねて横濱SUP俱楽部の柿澤氏が開校式を行いました。近年大岡川はクロダイが大量に生息するようになり汽水域としても豊かな状況になっているようです。大岡川は高低差が少ないため、満潮時にはかなり上流まで海水が入り込むのが特徴です。また柿澤氏を中心に大岡川の清掃活動も活発に開催されています。
23年度に開催した「ペンギン」の講座に偶然参加してくれた春日部高校の中村先生(理科・生物部顧問)が「なんか面白いことやっているな」とその後も参加してくれ、すっかり顔なじみの受講生となってくれました。そこでこのご縁を活かして世代間交流(高校生の頑張りをみせて大人に活を入れたい!という思いも込めて)のプログラムとしての参加をお願いしたところ快諾いただき今回の運びとなりました。具体的な紹介は春日部高校のホームページからご覧ください。
そしてさらに対象年齢を下げてのプログラムはおさかなダンスです。海の生物の多様性、循環する環境等について、子ども達にわかりやすく表現した「おさかなの国〜Dive Into The Ocean」の曲に合わせて、Kids Dancerがおさかなダンスを披露。その後、サビの部分をインストラクターの指導の下みんなでダンスに挑戦。会場が一体となって楽しみました。

▼当日のおさかなダンスの様子はこちら
https://youtu.be/cbMT7X7A6aU?si=YQCNiTw50RbF5J6G
ステージの最後は実行委員の川名氏が参加しているビックバンドの登場です。座学やレポートだけでは文化祭らしくないし...とコンテンツを探していたところ「実行委員にサックスプレーヤが居た!」と言うところから横浜の海を感じさせる選曲という無茶ぶりをして演奏していただきました。

ビッグバンドの演奏の準備中に今年度受講生への終了証と海族名刺の授与式もあり、委員長の金木より3名の方にお渡ししました。修了証は全講座の7割、海族名刺は8割をクリアした受講生に差し上げています。海族(うみぞく・海洋教育デザイナー)としての一歩を踏み出すためには普段の自分の生活から学びに向けて舵を切るというデザインが必要だと考えているためです。よって、「都合がついたら受講する」ではなく「都合をつけて受講する」受講生に称賛の意味も込めての名刺プレゼントです。時間通りにステージイベントが終わったのもそれぞれが時間管理をして登壇されている証拠でもあり誇らしいところです(事前に進行をお伝えした以外にタイムキーパーはいません)。
ワークショップ
このコンテンツでは「煮干しを解剖してみよう」「ストーンアートで海の生き物を作ろう」「ロープワークで作るキーホルダー(ByTheWind)」「石塑(せきそ)粘土で作る 海のブローチ」がメインとなりました。他にも春日部高校生物部によるタッチプールやカードゲーム(クイズ)などが開催されました。
各ブースでは講師による作り方や遊び方以外にも海への熱い想いを感じることができ参加者に好評でした。

どのブースも開始早々から好評で講師の皆さんは一日中、休む時間が取れずうれしい悲鳴を上げていました。ロープワークで作るキーホルダーや海のブローチは大人たちの姿が多く、煮干しの解剖やストーンアートには子どもたちが目をキラキラさせて参加していました。
講師も海の生き物をモチーフに作品を制作販売している講師、おさかなマイスター、マイスターアドバイザーの講師、元船乗りの講師陣、大学で先生の卵たちに美術を教えている講師など、海をキーワードにしてもその幅の広さが今回の自慢です。
パネル・作品展
こちらは活動の報告がメインです。横浜の名前の元となった横に長い浜(砂州)をたどる研究と発表がありました。古くは数百年も遡った文献調査もされているようです。前述の石井講師による岸壁調査の報告もこちらのコーナーに掲示されていました。さらには昨年12月に開催された大磯での写真講座の成果とレポートが掲示されていました。

そして今回の目玉のひとつとも言って良いであろう「小6男子 海の作品展示」も大人気でした。彼は地元中学ではなく海の勉強を深めるべく漁村留学をすることが決まっています。それを応援する大人たちがまたなんとも素敵です。

また、ほかにも横浜市港湾局もブルーカーボンの取組のパネル展示で参加していただきました。
ブルーカーボンの解説は海岸通アーバニズムラボの一宮氏(下写真)が担当されていました。

マルシェ
沢山の出展者が集まってくれました。普段から海に関する商品を取り扱うプロに交じって海族の出展もあり大いににぎわいました。裏方なのにお客様に交じってついつい買ってしまった運営委員も多かったようです。


またマルシェの一角にはオープニングトークを担当されたディスカバーブルーさんがプランクトンをデザインしたTシャツ販売と目の前の海から汲んできた海水にいるプランクトンを顕微鏡で見るコーナーも出展されていました。

なりきりフォトスポット
ちょっと変わった被り物はテトラポッドや灯台、海の生き物になりきって写真をSNSに投稿してもらうコーナーを作ってみました。SNS投稿した写真を提示いただいた方には特製ステッカーを差し上げました。


野鳥観察ウォーク&クルーズ
今回は少人数での開催としましたが、いずれは定期プログラム(商品)としたいクルーズを開催しました。

山下公園に集合し陸から野鳥観察をし、海上へと出てゆきます。また海上からは野鳥だけではなく横浜市の景観への取組など多岐にわたる解説があり、参加者は楽しんでいました。また講師の河合氏は独自にこの日のために野鳥図鑑を作成しオンライン上で参加者が参照できるようにしてくれていました。感謝しかありません。
駆け足でのレポートとなりましたが、今回ヨコハマ海洋市民大学の「海辺の文化祭」はトラブルもなく安全に、楽しく一日を過ごすことができたことを関係者のみなさんと来場者のみなさんに感謝したいと思います。ありがとうございました!

参加者の声
・楽しかった。また開催して欲しい
・ヨコハマの海が実はキレイで、生き物が豊かだとは知らなかった
・小6男子の作品展がすばらしかった
・おさかなダンスが楽しかった
<団体概要>
団体名称:ヨコハマ海洋市民大学実行委員会
URL:https://yokohamakaiyouniv.wixsite.com/kaiyo/
活動内容 :横浜市民が横浜の海が抱える社会課題を自ら考え解決に向けて行動できる海族(うみぞく)になるための養成講座を年10回(コロナ禍以前は年20回)開催している。座学だけではなく実際に海や海を学べる野外講座も開催している。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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