日本を代表するチェリスト・宮田大がドヴォルザークから久石譲まで、圧倒的表現で‟歌う”名曲選が登場
吉松隆、植松伸夫ら作曲家からのコメントも到着!
日本を代表するチェリスト宮田大。日本人として初めてロストロポーヴィチ国際コンクールで優勝し、ドイツで最も権威のあるクラシック音楽賞・OPUS KLASSIK賞(2021)を受賞するなど国際的な評価を高めており、各地での公演は完売が相次いでいる。
年間60本以上のコンサートと並行して、5年連続で毎年新作アルバムも発表している宮田の、最新アルバム『VOCE - フェイヴァリット・メロディー -』が本日リリースされた。タイトルの「VOCE(ヴォーチェ)」とはイタリア語で「声」をあらわす言葉。その音色を「まるで歌声のよう」と評される宮田大がチェロの‟歌声”で奏でる、極上の名曲選となっている。
アルバムには、ドヴォルザークから久石譲、坂本龍一まで、従来のチェロ定番曲だけにこだわらず、宮田自身が今届けたい曲を厳選して12曲収録。クラシックから映画・ゲーム音楽までボーダレスな選曲となっているが、特に今回、宮田がこだわったのが日本人作曲家の作品。久石、坂本作品に加え、日本クラシック界を代表する作曲家・吉松隆の楽曲や、「ファイナルファンタジー」シリーズなどゲーム音楽の巨匠・植松伸夫の作品など、邦人作曲家の隠れた名曲を取り上げ、かねてより「日本人によるチェロ作品を大切にしたい」と語ってきた宮田ならではのプログラムとなっている。
12月にはアルバムにも参加しているピアニストのジュリアン・ジェルネを迎え、全国でアルバム発売記念ツアーが開催される。
【作曲家コメント】
・吉松隆(「ベルベット・ワルツ」収録)
弦が語り 木が歌い 弓が舞う
魔法のセロ弾きが紡ぐ12の夢
・植松伸夫(「ザナルカンドにて」収録)
チェロの音域って男性の声の音域に近いと思うんですよね。安心感があって頼れる感じ。
安心感があって頼れる男ってモテると思うんですよね。
だからチェロ弾いてる宮田大さんはモテると思うんですよね。
…知らんけど。
さておき、20数年前に作った「ザナルカンドにて」が宮田大さんの手により再び新たなお化粧を施されて世に出ることとなりました。
ピアノとチェロによるこの儚げでいてしかし凛とした空気感。
皆さんにも是非一度この緩やかな音の波に身を委ねていただければと思います。
・菅野祐悟(「ACT」収録)
僕は素晴らしいミュージシャンと出会い演奏していただく為に曲を書いています。
宮田大さんとの出会いは、僕の作曲家人生を大きく変えました。
宮田さんにACTを演奏していただいた時、心が激しく震え、本当に生きてて良かった、作曲を続けてきて良かったと心から思いました。
このアルバムを聴いていただければ僕の言葉が大袈裟でないことがわかると思います。
・村松崇継(「Earth」収録)
宮田大さんのEarthは、フルート版のEarthとはまた違う、楽曲に新たな生命の息吹を吹き込んで頂けた気がします。そしてその音色と演奏は、時に、大地の鼓動を、時に大地の叫びを。そして楽曲に込められた、この地に生きる人類への大切なメッセージを、大きな包容力で、そっと優しく促しています。
多くの方に彼の演奏に込められたメッセージを聴いていただきたいです。
【アルバム情報】
2023年10月25日(水)リリース
「VOCE - フェイヴァリット・メロディー -」
宮田大(チェロ)/ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)
COCQ-85594 ¥3,300(tax in)
※高音質CD「UHQCD」採用
[収録内容]
1. 村松崇継:Earth
2. ロルフ・ラヴランド:ソング・フロム・ア・シークレット・ガーデン
3. ビル・ウィーラン:リバーダンス
4. 久石 譲:Asian Dream Song
5. カミーユ・サン=サーンス:「あなたの声に私の心は開く」〜《サムソンとデリラ》
6. 加羽沢美濃:Desert Rose
7. 菅野祐悟:ACT
8. アストル・ピアソラ:リベルタンゴ
9. 吉松隆:ベルベット・ワルツ
10. 植松伸夫:ザナルカンドにて
11. 坂本龍一:星になった少年
12. ドヴォルザーク:私にかまわないで ~4つの歌曲 作品82 第1曲
【ティザー映像】
https://youtu.be/elMSKeFKKd8?si=dM5fqqaDpp-jXMvT
【アルバム発売記念コンサート】
宮田大チェロ・リサイタル2023 with ジュリアン・ジェルネ
12/8 紀尾井ホール(東京)
12/9 所沢市民文化センターミューズ<アークホール>(埼玉)
12/10 観音寺市民会館<ハイスタッフホール>(香川)
12/13 ザ・フェニックスホール(大阪)
12/15 安来市総合文化ホール アルテピア<大ホール>(島根)
12/17 佐倉ハーモニーホール(佐倉市民音楽ホール)(千葉)
12/22 八ヶ岳高原音楽堂(長野)
12/23 八ヶ岳高原音楽堂(長野)
12/24 柏崎市文化会館アルフォーレ(新潟)
▼宮田大公式サイト
▼商品HP
日本コロムビア
https://columbia.jp/artist-info/miyatadai/discography/COCQ-85615.html
▼宮田大SNS
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▼プロフィール
宮田 大(チェロ)
2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。
スイスのジュネーヴ音楽院卒業、ドイツのクロンベルク・アカデミー修了。
チェロを倉田澄子、フランス・ヘルメルソンの各氏に師事する。
これまでに国内の主要オーケストラはもとより、パリ管弦楽団、ロシア国立交響楽団、ハンガリー放送交響楽団、S.K. ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団などと共演。「小澤征爾さんと音楽で語った日~チェリスト・宮田大・25歳~」「題名のない音楽会」「徹子の部屋」「クラシックTV」など、メディアにも数多く出演している。
無伴奏チェロ・リサイタルでサントリーホール、ミューザ川崎など 2,000 席以上のホールが満席になったことでも話題を呼んだ。
近年は国際コンクールでの審査員や、ロームミュージックセミナーの講師を務めるなど、若手の育成にも力を入れている。
録音活動も活発で、トーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコティッシュ交響楽団との共演による「エルガー:チェロ協奏曲」は欧米盤が、欧州のクラシック界における権威のある賞の一つ「OPUS KLASSIK 2021」において、コンチェルト部門(チェロ)で受賞。
使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”である。
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