産業用ソフトウェア市場:今後5年でCAGR18%の成長予測、マイクロソフトは2021年に最大ベンダーに

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マイクロソフトは2021年にSAPを抜き、最大の産業用ソフトウェアベンダーとなりました。産業用ソフトウェア市場は、今後5年の間にCAGR18%で成長すると予測されています。

製造業にとってソフトウェアが果たす役割は増しており、今後、産業用ソフトウェア企業の状況を理解することは、同分野のメーカーやベンダーにとり非常に有益になります。

産業用ソフトウェア市場 vs オペレーショナルテクノロジーOT市場

IoT Analyticsの最新レポートIndustrial Software Landscape 2022-2027によると、2022年は、一般的なメーカーにとり、初めて、産業用ソフトウェアにかける費用がオートメーションハードウェアを超えると言われています。わずか5年前には、産業用ソフトウェア市場はハードウェア中心のOT市場よりも約40%小さかったことから比べると、状況は急速に変化しています。2011年にマーク・アンドリーセンが「ソフトウェアが世界を食べている」と宣言してから10年、製造業はソフトウェアベースになっており、5年後の産業用ソフトウェア市場の規模は、OTハードウェア市場の2倍になると言われています(2021年の総市場規模は1,090億米ドル、2027年の推計は2,880億米ドル)。

産業用ソフトウェア市場を牽引する要因

情報の流れとデータのデジタル化:資産のオンライン化、作業者の指示のデジタル化、プロセス(KPI測定など)の自動化などが進んでいます。

ハードウェアのソフト化・仮想化:企業はオンプレミスのサーバーを所有する代わりに、パブリッククラウドソフトウェアに費用をかけることで、ハードウェアの予算がソフトウェアの予算に置き換わりつつあります。

システムとプロセスの統合:API、インターフェイス、コネクターの構築が進み、サプライヤーや顧客と結び付くようになります。

多くの機能と効率性を備えたソフトウェアの提供:ソフトウェアアプリケーションの、効率性、機能性が進んでいます。20 年前の CAD ツールの限界と、今日のリアルタイム 3D シミュレー ションやその他のツールの能力を比較してみても、一部のソフトウェアは、特定の作業において人間の代わり、あるいは重要なサポートの提供が可能になりつつあります。

効率的な保護を必要とするシステムとデータ:システムの複雑化に伴い、サイバー脅威の検出と保護能力の向上が求められています。

短期的な変化や新たな要件への対応:市場のニーズは変化しており、メーカーは、透明性を確保しつつ、柔軟かつ迅速な対応が重要になってきています。例えば、サプライチェーンの透明性と供給途絶時の最適化を可能にするソフトウェアや、CO2排出量の追跡を実現するソフトウェアなどがあります。

結論と展望

製造業にとって、ソフトウェアの果たす役割は拡大しています。産業用ソフトウェアのトップ企業の市場は比較的細分化されており、クラウドインフラストラクチャーとサービス、サイバーセキュリティ、データ分析などの高成長カテゴリーも存在します。

より多くの企業がソフトウェアのデジタル化と近代化を進める中、上記のような分野に強い企業は、産業用ソフトウェア全体の中でより大きな役割を獲得し続けると思われます。

産業用ソフトウェア企業上位10社の成長率は、実にさまざまです。5年後の産業用ソフトウェア企業のトップ10は、現在のトップ10と同じではないことはほぼ確実と思われます。市場のポジショニングは、明日の勝者を決定する上で非常に大きな役割を果たします。一方で、これらのベンダーの将来の成功を決定する要因には、
エッジからクラウドへ新しいセットアップを差別化できる能力、SaaSへの移行を成功させる能力、AIやローコードなど、新機能を差別化できる能力などが挙げられます。市場に参入するベンダーは、機会を最大限生かすため、多様なトレンドと自社の戦略を照らし合わせる必要があります。


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1億7155万円
設立
1995年01月