第74回 小学館児童出版文化賞 贈賞式開催!
「小学館児童出版文化賞」(主催/小学館、日本児童教育振興財団)は、毎年度、児童出版文化の向上に貢献すると認められる幼年ならびに少年少女に奨めたい優れた作品および作家を選定し顕彰しています。この度、2025年度の受賞作が三作品に決定し、11月13日(木) 都内にて贈賞式が行われ、正賞としてブロンズ像「わかば」(笹戸千津子作)、副賞として賞金100万円が授与されました。

前列左から、蟹江杏氏、まひる氏、はらぺこめがね(原田しんや氏・関かおり氏)
後列左から、森絵都審査委員、富安陽子審査委員、舘野鴻審査委員、鈴木のりたけ審査委員、荒井良二審査委員
【受賞作】(作品名 五十音順)
『あの空の色がほしい』
蟹江杏/著 河出書房新社/刊
『王様のキャリー』
まひる/著 講談社/刊
『山のフルコース』
はらぺこめがね/作 小学館/刊
*受賞作および審査選評について、詳しくはこちらをご覧ください。
【審査委員】(敬称略・五十音順)
荒井良二、鈴木のりたけ、舘野鴻、富安陽子、森絵都
【受賞のことば】
蟹江杏氏
「私は画家です。ご飯を食べないと生きていけないけれど、でも同時に表現できないことも生死に関わる問題なのです。この生死に関わる問題を書こうと思いました。わたしは自分がどんな状態になっても、社会がどんな状況になっても、表現することをやめないし、やめることはできないと思っています。絵も小説もかきつづけていきたいと思います。」

まひる氏
「子ども達には、のびのびとわがままを言えない、自分ではどうしようもないことで「いない」扱いされているのは仕方ないという気持ちにならない世界になってほしい、という思いをこめて、『王様のキャリー』を書きました。本作を書くにあたり、支えてくださったたくさんの方に感謝申し上げます。」

はらぺこめがね氏
「食い意地だけは誰にも負けない自信があります。それが創作の原動力でもあります。今回の作品『山のフルコース』も、旅行中に美しい山が目に飛びこんできて、『あの山、おいしそうやな』と思ったところから生まれた作品です。これからも食べる喜びを描く楽しさにつなげて、面白くもおいしい作品を生み出したいと思います」

受賞者の皆様、おめでとうございます。
なお、来年度の実施要領はこちらをご確認ください。
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