【岡山大学】ナガセヴィータ株式会社との共同研究講座「糖質・植物生化学講座」を開設~糖質と植物の力を活用し、地球温暖化時代の食糧問題に挑戦~

2025(令和7)年 11月 9日
国立大学法人岡山大学
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、ナガセヴィータ株式会社と共同で、産学連携による共同研究講座「糖質・植物生化学講座」を2025年11月1日から開設しました。本件は、10月16日に開催された本学定例記者発表で、那須保友学長が発表しました。
本学と株式会社林原(現・ナガセヴィータ株式会社)は、2020年8月に「SDGs産学パートナーシップに関する協定」を締結し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた先駆的な活動を展開してきました。協定は昨年度末をもっていったん終了しましたが、これまでの長年にわたる協力関係と成果を基盤に、さらなる地球規模の課題である食糧危機の解決に挑むため、このたび共同研究講座「糖質・植物生化学講座」を新たに設置することとなりました。
本講座では、糖質や植物の潜在力に注目し、生物(植物・微生物)、環境、生体化合物の相互作用を学際的に研究することで、気候変動に伴う食糧問題の持続可能な解決策を探求します。これらの取り組みは、本学が文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」において掲げる「卓越性の飛躍から世界的課題を解決する新技術創出」に資するものであり、さらに岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」に直結する挑戦でもあります。
研究代表者は、岡山大学大学院で博士号(農学)を取得したウーイ・リーア准教授(特任)が務めます。同氏は植物生理学、分子生物学、環境モニタリング、バイオセンサー技術など幅広い分野に精通しており、産学連携による先端研究を推進します。
引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。
【本講座で取り組む研究テーマの一部】
・環境ストレス下での植物と微生物の相互作用が植物の生産性に果たす役割の解明
・糖質などの生体化合物による植物の成長促進やストレス耐性の向上
・植物に対して有用な生体化合物を効率的に評価するスクリーニング技術の開発
本学は、本講座を通じて、産業界と協働しながら持続可能な植物資源の活用と安定的な食糧供給に貢献し、人類のウェルビーイングと地球環境の調和を目指した研究を一層推進していきます。
【講座概要】
講座名:糖質・植物生化学講座(Laboratory of Glycobiology and Phytochemistry)
設置場所:岡山大学農学部 農芸化学コース内
設置期間:令和7年(2025年)11月1日 ~ 令和10年(2028年)3月31日
研究代表者:ウーイ・リーア准教授(特任)
参画教員:守屋央朗(教授・兼務)
助教・ポスドク:公募により採用予定
〇2025年10月定例記者会見:学長定例発表
岡山大学×ナガセヴィータ(株) 共同研究講座「糖質・植物生化学講座」の設置について~糖質と植物の力を活用し、地球温暖化時代の食糧問題に挑戦~
【那須保友 岡山大学 学長】
【守屋央朗 学術研究院環境生命自然科学学域(農)教授】
【今井 明 研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部長】
【岸本治郎 ナガセヴィータ株式会社 取締役 研究技術・価値づくり部門長】
【竹本圭佑 ナガセヴィータ株式会社 取締役 サステナビリティ経営部門長】
【ウーイ・リーア ナガセヴィータ株式会社 研究技術・価値づくり部門 ユニットリーダー】
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20251016-1.pdf



◆参 考
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学 細胞システム化学 守屋研究室
https://tenure5.vbl.okayama-u.ac.jp/HMlab/
・ナガセヴィータ株式会社
https://group.nagase.com/viita/
◆参考情報
・株式会社林原とSDGs産学パートナーシップに関する協定を締結
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9582.html
・岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)
https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/


◆本件お問い合わせ先
岡山大学 研究・イノベーション共創管理統括部 産学連携課
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8918
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14703.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(略称:チーム共用)
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8705
FAX:086-251-7114
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学オリジナルグッズ Online Shop:https://okadaigoods.official.ec/
岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年10月期共創活動パートナー募集中:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003423.000072793.html


国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
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