パナソニックがサッポロドラッグストアーに「Vieurekaサービス」を納入
~流通業界のデジタルトランスフォーメーションに貢献~
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、映像をIoT機器側でAI処理を行うIoTエッジコンピューティングを実現する「Vieurekaプラットフォーム(以下、Vieureka PF)」を活用した小売店舗向けの来客分析サービス(※)を、サツドラホールディングス株式会社のグループ会社である株式会社サッポロドラッグストアー(以下、サツドラ)が運営するドラッグストア 3店舗に納入しました。
サツドラ内において多店舗化を推進する標準フォーマット店の「サツドラ月寒西1条店」では、Vieurekaカメラを96台導入し、複数の取引メーカー様とデジタルトランスフォーメーションへの取り組みとして、商品棚などレイアウト変更の効果測定やマーケティングなどにご活用いただいています。
※ 本サービスにはPUX株式会社の画像認識技術を搭載しています。
[サツドラ様でのご活用内容]
■来客分析による店舗設計
・レイアウト変更、定番・エンド・サイドネットへの商品展開、サンプル品展示の効果の定量化。
・ID-POSではわからない来客の実態の把握。
■取引メーカーとデジタルトランスフォーメーションへの取り組み
パナソニックが提供する顧客の行動データと、サツドラ様が提供するPOSデータ・棚割りデータを取引メーカーと共有し、3者共同で検証・ノウハウ取得を図る取り組みを実施。店舗運営・商品マーケティング・技術の各方面から実運用に即したデジタルトランスフォーメーションを検討。
■最新技術の試行
Vieurekaカメラ内のアプリケーションをクラウドから容易にアップデート・管理ができるデプロイ機能により、来客分析サービスの最新バージョンをいち早く取り入れるとともに、開発途上のα版の新アプリケーションを店頭で容易に試行。運用に配慮しながら次世代店舗の形を検討。
[お客様の声]
<サツドラホールディングス株式会社 インキュベーションチーム リーダー 杉山英実様>
Vieurekaカメラにより店舗の現場がデータで可視化されることで、これまで担当者の経験に頼っていた事や、仮説や実際の効果の検証ができるようになりました。店舗の現場はネットの世界とは違い、トライアンドエラーを頻繁に行うことが難しく、特にハード面の改修についてはどうしても投資規模が大きくなり意思決定もしにくくなります。それらが一部でもデータを元に判断できる環境になったことで、大きな改善効果が期待できると感じています。
<サントリー酒類株式会社 営業推進本部 久松稜介様>
現状利用しているPOSデータは購入時点のものに対し、Vieurekaカメラを用いることで、お客様の来店から売場への立ち寄りや滞在時間などの今まで見えなかった購買直前の行動を、個人情報の観点も考慮した上で、数値で検証できるようになりました。ショッパーマーケティングにおける新しい視点での仮説やチャンス発見に繋がるデータだと考えております。
[Vieureka PF概要]
AI処理可能なVieurekaカメラと、カメラ上で実行されるAIベースのアプリケーションを遠隔から個別アップデート・管理可能なクラウドベースのマネージメントソフト、アプリケーションを開発するためのソフトウェア開発環境で構成されます。
[サツドラホールディングス株式会社ご紹介]
「ドラッグストアビジネスから地域コネクティッドビジネスへ」をビジョンに掲げ、北海道を中心にドラッグストアなど218店舗を展開。複数のIT関連企業を傘下に持ち、デジタルトランスフォーメーション化で同業他社と差別化を積極的に図ってる。
https://satudora-hd.co.jp/
[Vieurekaに関するお問合せ]
info_vieureka@ml.jp.panasonic.com
<関連情報>
・PUX株式会社
https://www.pux.co.jp/
・Vieureka ホームページ
https://tech.panasonic.com/jp/bi/vieureka/
・(プレスリリース)業界初、IPカメラをIoTデバイスとして活用するクラウド対応「Vieurekaプラットフォーム」を開発
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/06/jn170607-1/jn170607-1.html
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