
80年代に全世界で1,000万枚以上のセールスを記録し、ジャーニーの黄金時代を築き上げた2枚のアルバム『エスケイプ』と『フロンティアーズ』の再現ライブが日本武道館で行なわれた。バンド史上初となったこの試みは2月1日から大阪城ホールを皮切りに開催してきた4年ぶりのジャパンツアーのファイナルとして用意されたもの。ジャーニーを一躍スターダムへと押し上げた名盤の再現とあって大きな期待が寄せられたライブは、殿堂入りアメリカン・ロックバンドの全盛期をいまに蘇らせる歴史的な一夜となった。

ニール・ショーン(G)、ロス・ヴァロリー(B)、ジョナサン・ケイン(Key)、スティーヴ・スミス(Dr)という『エスケイプ』『フロンティアーズ』発売当時のメンバーに、10年前に電撃加入したアーネル・ピネダ(Vo)を加えた最強の5人がステージに現われると、まずはスクリーンに『エスケイプ』のジャケット写真が映し出された。いきなり1曲目でニール・ショーンによる哀愁のギターが炸裂した名曲「ドント・ストップ・ビリーヴィン」が始まると、会場は瞬く間に歓喜の叫びに包まれた。

アーネル・ピネタの情熱的なボーカルが雄大なバンドサウンドと共に力強く武道館に響き渡っていく。ジョナサン・ケインが奏でるピアノの旋律が美しかった「クライング・ナウ」、アグレッシヴなロックンロールナンバー「デッド・オア・アライヴ」など、いくつものハイライトを経て、やはり圧巻は不朽の名バラード「オープン・アームズ」。リリースから35年のときを経てもなお色褪せず、世界中を魅了し続ける珠玉のメロディに武道館が酔いしれた瞬間だった。

そのままライブは『フロンティアーズ』へと続く。ジャーニーの7枚目のスタジオアルバムとなった『エスケイプ』は、1981年にジャーニーが初めて全米アルバムチャート1位を獲得した作品であり、メロディアスなハードロックというバンドのアイデンティティを確立させた作品だった。そして、その2年後にリリースされた『フロンティアーズ』はその路線をへヴィに進化させ、バンドの人気を不動のものとした快作だ。

日本人の琴線にも触れる哀愁漂うメロディが“ジャーニーの真骨頂”と思わせる「セパレイト・ウェイズ」にはじまり、武道館に凄まじいシンガロングを巻き起こした「時への誓い」、バラードだけがジャーニーではないと感じさせるエッジの効いた「美しき叫び」や「フロンティアーズ」など、より強靭で濃密なライブアンセムが多い『フロンティアーズ』を目の当たりにすると、“これぞロックバンド!”と思わせる各プレイヤーの華やかなプレイにも目を奪われる。

そして、最後に辿り着いた「永遠なるルビコン」で、お客さんの頭上を紙吹雪が舞う感動のフィナーレ。のちに多くのロックバンドに多大な影響を与えることになる世界水準の王道を、時代を超えて体現する貫禄のライブだった。
この模様は、3月12日(日)夜8:00からWOWOWライブにて放送される。
■■■WOWOW番組情報■■■
ジャーニー ライブ・イン・ジャパン 2017 『エスケイプ』『フロンティアーズ』世界初!再現ライブ!
3月12日(日)夜8:00[WOWOWライブ]
収録日:2017年2月7日
収録場所:東京 日本武道館
出演:ニール・ショーン、ロス・ヴァロリー、ジョナサン・ケイン、スティーヴ・スミス、アーネル・ピネダ
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【番組特設サイト】
http://www.wowow.co.jp/music/journey/
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