DRAWDOWN「ドローダウン」地球温暖化を逆転させる100の方法 刊行のご案内
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)は、『DRAWDOWN ドローダウン――地球温暖化を逆転させる100の方法』(ポール・ホーケン・編著 江守正多・監訳 東出顕子・訳)をリリースしました。
新型コロナによる影響で経済活動が冷え込み、二酸化炭素の排出量が8%下がったという報道があります。今後、経済の復興は必要ですが、温暖化ガスが再び上昇に転じてしまって良いのでしょうか? ピンチをチャンスに変えるために、経済はもとより、環境や人権にも配慮した新しい復興「グリーンリカバリー」に大きな注目が集まっています。
本書は、温暖化による気候危機時代の処方箋です。科学的な根拠に基づくため、出版に先立って、IPCC報告書はもとより、公開されたレポートや多数の査読論文を元にあらゆる温暖化対策の効果とコストを14の統合モデルを開発してシミュレーションしました。その上位80件と、将来有望な新しい技術20件(二酸化炭素の直接空気回収や水素―ホウ素核融合など)について、写真とともに誰でもわかりやすく紹介しています。
奇しくも2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロにするという宣言が日本でも行なわれました。新しいテクノロジーによる解決が注目を集めるなか、本書ではより実効性がある方法はなにか、なにを優先すべきなのか、そのコストと効果、そして課題に言及しているのが大きな特徴です。
たとえば陸上風力では85ギガトン、植林では18ギガトン、電気自動車では11ギガトンの二酸化炭素を削減できます。なかでももっとも効果があるのはフロンガスの管理で、90ギガトンです。また女児の教育機会が60ギガトンの効果がある重要な温暖化対策であり、同時に社会課題の解決につながることを伝えています。
編著者のポール・ホーケン(Pawl Hawken)はアメリカの環境保護活動家、起業家、作家で、『自然資本の経済(日本経済新聞出版)や『ネクスト・エコノミー』(TBSブリタニカ)等でも知られています。複数の環境ビジネスを立ち上げ、自然資本研究所(NCI)を設立し、生活システム、経済開発、産業生態学、環境政策に関する執筆や提言を積極的に行なってきました。本書の出版に先立ち、「プロジェクト・ドローダウン」という団体を立ち上げ、70人の科学者と120人のアドバイザーからなるチームを作りました。現在もProject Drawdownは「ドローダウン」つまり「温暖化ガスがピークオフすること」に貢献する研究と提言を継続的に行なっています。
また本書は、コロナ禍で環境意識が高まるなか、クラウドファンディングによる資金提供を受けて出版されました。3ヶ月で約1200人のご支援をいただき、各界の著名人によるご推薦もいただきました。詳しくは右のサイトをご覧下さい。https://drawdownjapan.org/
監訳は国立環境研究所 地球環境研究センター副センター長の江守正多博士で、IPCC第五次評価報告書の主執筆者も務められた方です。
本書について、環境ジャーナリストの枝廣淳子様からは以下のようなコメントを頂戴しています。
________________________________________
気候変動の破壊的な影響が世界各地で顕在化している。ようやく脱炭素を宣言する
政府や企業が増えているとは言え、本当に事態は好転するのだろうか…?
そんな鬱々とした気分を吹き飛ばし、「もしかしたら状況は変えられるのかも」
と希望を持たせてくれるのが本書だ。次々と登場する具体的なソリューションは、
机上の空論ではなく、きちんとデータを備え、フィールドでの実証・実用化が進んで
いるものばかり。きっと変えられる!そう叫びたくなる本である。
________________________________________
ぜひご高覧いただき、書評・インタビュー取材などご検討いただければ幸いです。
[本書の目次構成]
第1章 エネルギー
第2章 食
第3章 女性と女児(女性問題を扱った章です)
第4章 建物と都市
第5章 土地利用
第6章 輸送
第7章 資材(マテリアル一般を扱った章です)
第8章 今後注目の解決策(技術的に発展段階の20の方法を紹介)
[書誌情報]
DRAWDOWN
ドローダウン――地球温暖化を逆転させる100の方法
ポール・ホーケン・編著 江守正多・監訳 東出顕子・訳
2021年1月5日 初版第1刷発行
A5版・432ページ
定価 :2800円+税
ISBN : 978-4635310437
http://www.yamakei.co.jp/products/2820310430.html
【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」「学術・理工学」「旅・鉄道」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
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【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:岡山
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1900 E-mail: info@yamakei.co.jp
https://www.yamakei.co.jp/
新型コロナによる影響で経済活動が冷え込み、二酸化炭素の排出量が8%下がったという報道があります。今後、経済の復興は必要ですが、温暖化ガスが再び上昇に転じてしまって良いのでしょうか? ピンチをチャンスに変えるために、経済はもとより、環境や人権にも配慮した新しい復興「グリーンリカバリー」に大きな注目が集まっています。
本書は、温暖化による気候危機時代の処方箋です。科学的な根拠に基づくため、出版に先立って、IPCC報告書はもとより、公開されたレポートや多数の査読論文を元にあらゆる温暖化対策の効果とコストを14の統合モデルを開発してシミュレーションしました。その上位80件と、将来有望な新しい技術20件(二酸化炭素の直接空気回収や水素―ホウ素核融合など)について、写真とともに誰でもわかりやすく紹介しています。
これらすべての温暖化対策を実施すると、少なくとも1000ギガトンの二酸化炭素を削減できることを本書では示しています。これだけ包括的かつ、実現性の高い方法を具体的に示したのは本書が始めてで、すでに世界12カ国の言語に翻訳され、「ニューヨークタイムズ」ではベストセラーにも選ばれました。
奇しくも2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロにするという宣言が日本でも行なわれました。新しいテクノロジーによる解決が注目を集めるなか、本書ではより実効性がある方法はなにか、なにを優先すべきなのか、そのコストと効果、そして課題に言及しているのが大きな特徴です。
たとえば陸上風力では85ギガトン、植林では18ギガトン、電気自動車では11ギガトンの二酸化炭素を削減できます。なかでももっとも効果があるのはフロンガスの管理で、90ギガトンです。また女児の教育機会が60ギガトンの効果がある重要な温暖化対策であり、同時に社会課題の解決につながることを伝えています。
編著者のポール・ホーケン(Pawl Hawken)はアメリカの環境保護活動家、起業家、作家で、『自然資本の経済(日本経済新聞出版)や『ネクスト・エコノミー』(TBSブリタニカ)等でも知られています。複数の環境ビジネスを立ち上げ、自然資本研究所(NCI)を設立し、生活システム、経済開発、産業生態学、環境政策に関する執筆や提言を積極的に行なってきました。本書の出版に先立ち、「プロジェクト・ドローダウン」という団体を立ち上げ、70人の科学者と120人のアドバイザーからなるチームを作りました。現在もProject Drawdownは「ドローダウン」つまり「温暖化ガスがピークオフすること」に貢献する研究と提言を継続的に行なっています。
また本書は、コロナ禍で環境意識が高まるなか、クラウドファンディングによる資金提供を受けて出版されました。3ヶ月で約1200人のご支援をいただき、各界の著名人によるご推薦もいただきました。詳しくは右のサイトをご覧下さい。https://drawdownjapan.org/
監訳は国立環境研究所 地球環境研究センター副センター長の江守正多博士で、IPCC第五次評価報告書の主執筆者も務められた方です。
本書について、環境ジャーナリストの枝廣淳子様からは以下のようなコメントを頂戴しています。
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気候変動の破壊的な影響が世界各地で顕在化している。ようやく脱炭素を宣言する
政府や企業が増えているとは言え、本当に事態は好転するのだろうか…?
そんな鬱々とした気分を吹き飛ばし、「もしかしたら状況は変えられるのかも」
と希望を持たせてくれるのが本書だ。次々と登場する具体的なソリューションは、
机上の空論ではなく、きちんとデータを備え、フィールドでの実証・実用化が進んで
いるものばかり。きっと変えられる!そう叫びたくなる本である。
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ぜひご高覧いただき、書評・インタビュー取材などご検討いただければ幸いです。
[本書の目次構成]
第1章 エネルギー
第2章 食
第3章 女性と女児(女性問題を扱った章です)
第4章 建物と都市
第5章 土地利用
第6章 輸送
第7章 資材(マテリアル一般を扱った章です)
第8章 今後注目の解決策(技術的に発展段階の20の方法を紹介)
[書誌情報]
DRAWDOWN
ドローダウン――地球温暖化を逆転させる100の方法
ポール・ホーケン・編著 江守正多・監訳 東出顕子・訳
2021年1月5日 初版第1刷発行
A5版・432ページ
定価 :2800円+税
ISBN : 978-4635310437
http://www.yamakei.co.jp/products/2820310430.html
【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」「学術・理工学」「旅・鉄道」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
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【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:岡山
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1900 E-mail: info@yamakei.co.jp
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