DMMアグリが宮城県の特別支援学校にて鳥獣被害対策の特別授業を開催

~就業支援「農福連携」の一環として、田畑に電気柵を設置するフィールドワークを実施〜

合同会社DMM.com

農業に関する課題解決を行う事業を展開する、株式会社DMM Agri Innovation(本社:東京都港区、代表取締役  岡崎 翼、以下DMMアグリ)は、農福連携の第一歩として、BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田博基、以下BASFジャパン)と共同で、JA全農 東北営農資材事業所・宮城県本部、JA仙台営農部協力の下、学校法人三幸学園 支援学校仙台みらい高等学園(以下仙台みらい学園)にて、特別支援学校の生徒を対象とした鳥獣被害対策の特別授業を開催いたしました。

 

<鳥獣被害対策の特別授業の様子> ※感染症対策を万全に行った上で実施しております。(PCR検査実施済み)<鳥獣被害対策の特別授業の様子> ※感染症対策を万全に行った上で実施しております。(PCR検査実施済み)


■特別授業開催の経緯
宮城県では、かねてより農業分野で「鳥獣被害」と、その対策を行う「人材不足」、また福祉就労分野で、支援学校の生徒が就職した際の仕事内容のギャップによる離職率の高さ、という課題を抱えております。
DMMアグリは、以前から農福連携により本課題の解決ができるのではないかと全農と三幸学園(仙台みらい高等学園の運営元)で協議を重ねておりました。
この度、特別支援学校である仙台みらい学園の食農コース開校に伴い、鳥獣被害対策の啓発、並びに農業に興味をもってもらい、今後の農業業界を支えてくれる人材を発掘したいという全農と三幸学園の想いが一致し、DMMアグリ初の特別授業を開催する運びとなりました。

DMMアグリでは、全農協力のもと、鳥獣被害対策の講習会を全国で開催(※1)。動物の生態から、電気柵の設置方法、メンテナンス方法までさまざまな鳥獣被害対策の啓蒙を行っています。今後も、農業に関する労働力不足と、就業支援という2つの課題解決に向かって、「農福連携」に積極的に取り組んでまいります。

(※1)一昨年実績:全国各地50回以上 
    昨年実績:千葉、神奈川10回以上 ※コロナの影響により


■DMMアグリ×仙台みらい学園 鳥獣被害対策の特別授業について
特別授業は5月13日に実施しました。当日は、弊社社員が講師として仙台みらい学園の生徒19人に向けて、宮城県内の農業分野で大きな問題となっている「鳥獣被害」について、被害の状況や電気柵による圃場の防御策を体系的に学んでもらうため、座学とフィールドワークの2つに分けて授業を行いました。
生徒からは「将来牧場を経営したいと考えており、電気柵は外敵からの防護のみならず、牛を囲う柵として使用することもできますか?」などといった、熱心な質問も挙がりました。DMMアグリは、休耕田の利活用方法を模索する中で、牛の放牧用の柵を電気柵に代替する実証実験を行った実績があります。その結果、電気柵のみでも牛は逃げ出すことなく柵内で草を食べ、さらに、外からの標的であるクマ対策への有効性も確認しております。

1:座学内容
・宮城県の被害状況
・鳥獣被害対策の考え方
・電気柵の有効性
・電気柵の設置方法

 

※感染症対策(常時マスク着用、パーテーション区切り)を万全に行った上で実施しております。(PCR検査実施済み)※感染症対策(常時マスク着用、パーテーション区切り)を万全に行った上で実施しております。(PCR検査実施済み)


2:フィールドスタディー
仙台みらい高等学園の生徒は、3組に分かれて校内の実習用圃場に電気柵を設置しました。
実習用圃場ではサツマイモやトウモロコシ、カボチャなどを植えており、実際に小動物の足跡が見つかるなど対策が必要でした。
生徒たちは率先して自らやりたいと手をあげ、参加しておりました。

※感染症対策を万全に行った上で実施しております。(PCR検査実施済み)※感染症対策を万全に行った上で実施しております。(PCR検査実施済み)


3:除草剤「バスタ®液剤」を使用した電気柵のメンテナンス(今後実施予定)
鳥獣被害対策方法として、最も安価で手軽に始めることのできる電気柵ですが、唯一のデメリットとして、電気柵周辺の除草が必要であり、除草せずに放っておくと雑草が電気柵に触れることで漏電し、電気柵の最適な性能を確保することができません。
授業では、電気柵の仕組み、設置、メンテナンスまで一連の流れを説明しました。
DMMアグリは今後、電気柵周辺の雑草防除で協力しているBASFジャパンが提供する非選択型除草剤「バスタ®液剤」を使用し、メンテナンスを行います。


■今回の特別事業の取組みに関するコメント
<東北営農資材事業所>
生徒の皆さんが興味を持ってくれるか、若干の不安感を感じながら講義をスタートしましたが、その不安感はすぐに期待感に変わりました。
積極的に意見を出してくれたり、作業にあたっては率先して参加してくれたりと、終始活発なムードでした。講義を受けた生徒の皆さんが農業に興味を持つと同時に、習得した技術をもって農業分野を就職先として選んでいただけることを期待します。
今後も、農福連携に向けた各種取組みができればと考えております。

<仙台みらい学園 藤原副校長>
授業では楽しいことだけではなく、大変な部分も同時に伝え、作物ができたときの喜びややりがいを座学、実習の両面から伝えていきたいです。そして、農業の知識を得た状態で就職することで、就職後のミスマッチを防ぐことができるかもしれません。
そのために、今後も企業とともに教育を行っていきたいと思っておりますし、今回の取り組みは農福連携の第一歩だと思います。

<BASFジャパン>
特別授業にはBASFジャパンの社員も参加しました。BASFジャパンは本取り組みにおける除草剤を使用した電気柵のメンテナンスを支援していきます。


■DMM Agri Innovationについて
DMM Agri Innovationは、農業に関する課題解決を行う事業です。
『農業と未来を歩む』をテーマに掲げ、DMMのソリューション提供により、農業、地域社会への貢献を目指してまいります。DMMアグリの詳しい情報は、https://dmm-agri.com/をご覧ください。

■学校法人三幸学園について
昭和60年3月に法人を設立し、「技能と心の調和」を教育理念とした実践教育を行っております。全国に64校の専門学校を展開し、医療・スポーツ・看護・福祉・ブライダル・美容・保育・スイーツ・調理・栄養等の多彩な分野でスペシャリストとして活躍する人材を多く輩出しております。その他にも通信制高校、大学、短期大学、日本語学校、保育・福祉施設を展開し、「人を活かし、日本をそして世界を明るく元気にする」ため、幅広いフィールドで地域社会への貢献を目指しております。

■JAグループ
JA全農 東北営農資材事業所・宮城県本部 JA仙台 営農部
JA(Japan Agricultural Cooperatives)グループは、相互扶助の精神のもとに農家(組合員)の営農と生活を守り高め、豊かな社会を築くことを目的として構築された協同組合組織です。全農はJAグループの中で、農畜産物の販売や生産資材の供給といった経済事業を担う組織です。経済事業を通じて生産者と消費者を結び、産地や地域社会の活性化、環境の保全に取り組んでいます。


【事業・製品に関する内容/学校関係者からのお問い合わせ】
E-MAIL:dmm-agri@dmm.com
企業HP:https://dmm-agri.com/
製品HP:https://dmm-agri.com/item/

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代表者名
亀山敬司
上場
未上場
資本金
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設立
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