35年の集大成、感謝を伝えたい 多岐川舞子 35周年ディナーショー
5月26日、ローズホテル横浜にて 歌手 多岐川舞子(54)がデビュー35周年を記念したディナーショーを開催した。
1989年にシングル「男灘」でデビュー。この年に「新宿音楽祭銅賞」受賞や「横浜音楽祭新人奨励賞」受賞するなど話題を振りまき、2003年発売「信濃川」ではオリコン演歌チャート4週連続で1位に輝くなど数々の実績を積んできた。今年の5月21日にデビューしてから満35年を迎え、この度のディナーショーは35周年の集大成となった。
ショーの構成は全て多岐川舞子本人がおこなった。35年の軌跡を全て見ていただけるよう考えたという。
ドレス姿でステージに登場すると、5月22日に発売したばかりの新曲「京都 別れ雨」(作詩:麻こよみ 作曲:徳久広司)を披露。同曲は、生まれ育った京都を題材としながらも本人の得意とするサックスを存分に取り入れたアップテンポな楽曲。サックス演奏を交えながらステージを縦横無尽に動き、冒頭からボルテージを高めていく。来場者も“舞子コール”で声援を送ると、「ありがとう。今日は大感謝を込めて歌いますねー」と笑顔で答えた。
続いて、親交の深かった八代亜紀の名曲「おんな港町」や木下結子「放されて」(ともに新曲のC/W曲として収録)といったカバー曲もサックスとともに歌唱。
中盤では、35年の歌手人生をまとめた映像が流れ、それが終わると着物姿で再び登場してデビュー曲「男灘」を熱唱。「デビューした時の嬉しかったことや辛かった記憶が一気に思いだされました。こうしてここまで歌ってこれたのはみなさんのおかげです。」と語り、客席をまわりながらオリジナル曲メドレーで魅了し、自身の代表曲となった1998年発売「あんたの海峡」も歌唱。そして35周年記念曲第1弾「晩夏の岬」、第2弾「凍る月」をギターセッションで熱唱した。
また、多岐川のステージではおなじみとなったピアノ弾き語りでしっとりとオリジナル曲「京都…発」「京都ふたたび」を聴かせて故郷への思いを募らせた。
全21曲、まさに35年間の多岐川舞子のすべてを感謝とともに伝えるステージでファンを魅了した。
多岐川舞子コメント
「私がデビューしてこれまで関わっていただいたファンの皆様や関係者の皆様、ありがとうございます。これからは、新曲「京都別れ雨」で自分の新たな世界が広がるように歌っていきますので、どうぞ応援お願いいたします。」
<多岐川舞子 CDリリース情報>
2024年5月22日発売
「京都 別れ雨」
作詩:麻こよみ 作曲:徳久広司 編曲:前田俊明
C/W「放されて」 作詩:吉田旺 作曲:徳久広司 編曲:園広昭
「おんな港町」作詩:二条冬詩夫 作曲:伊藤雪彦 編曲:山田良夫
¥1,500(税込) COCA-18208
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