【LINEリサーチ】クラウドファンディングの利用経験率は12% 今後の利用意向は10~20代男性でもっとも高く、4割超という結果に

LINEリサーチ、今と近未来の流行予想調査(第二十弾・クラウドファンディング編)を実施

LINE株式会社

LINE株式会社では、同社が保有する約604万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しております。

LINEリサーチでは、私たちの行動を決める1つの要因になっている、「みんなが使っている」という世の中の空気感を頼りに、今と近未来の流行を予想する企画を複数回にわたって実施しております。
第二十弾では、日本全国の18~59歳の男女を対象に、自身の活動などに賛同する支援者から活動資金を調達できる「クラウドファンディング」の現状の認知率や利用経験率、今後の流行予想などについて調査を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。

※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます:
https://research-platform.line.me/archives/40682949.html
※本リリース内のグラフ画像につきましては、「プレスリリース素材ダウンロード」より、ご確認ください。
■「クラウドファンディング」の現状と認知度

「クラウドファンディング」とは、個人・団体・企業に限らず、誰でもインターネットの専用サイトを通じて活動資金を集めることができる方法です。(動画配信やライブ配信で、視聴者が送金する投げ銭とは異なります)
支援を受ける側は、自身のサービスや商品などのアイデア・計画を発信し、支援者からの共感や賛同を得ることで資金調達を行います。一方、支援者は寄付をするだけでなく、お返しとして品物やサービス、権利などの特典を受け取れる場合があります。
今回のクラウドファンディングの利用調査では、募集する(支援を受ける)側・支援する側、どちらか一方だけの利用も含みます。

「クラウドファンディング」の現状について調査したところ、主な結果は以下でした。
クラウドファンディングの認知率は全体で86%
「知っているし、利用したことがある」という利用経験率は全体で12%

「クラウドファンディング」の認知率は男性が87%、女性が86%と男女差はありませんでした。年代別では、10~20代よりも30~50代がやや高い傾向にあるものの、大きな差はみられませんでした。

「知っているし、利用したことがある」という利用経験率は、全体で12%にとどまりました。女性と比べて男性の割合が高く、もっとも高い層は30~50代男性で17%でした。

■どのくらいの人が利用していそう?~現在の流行体感~

次に、「クラウドファンディング」を利用している人が、現在身の回りにどれくらいいると思うかを想像して答えてもらいました。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかを算出した数値です。

その結果、「クラウドファンディング」の流行体感スコアは全体で「9.6」で、およそ10人に1人が利用しているイメージです。年代別、男女別にみても大きな差はありませんでした。

■1年後はどうなるか~近未来の流行予想~

次に、「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか」を想像して答えてもらいました。グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値です。

「クラウドファンディング」の流行予想スコアは全体で「22.0」で、およそ5人に1人が1年後に利用していそうというイメージ。現在の流行体感から比較すると、1年後には今の約2倍浸透しているというイメージになります。
男女年代別では、女性のスコアが男性よりもわずかに高くなりました。また、女性では年代での差がほぼみられないものの、男性では10~20代のほうがやや高いスコアとなっています。

「クラウドファンディング」を1年後に半数くらいの人が利用していそう/していなさそうと思う、それぞれの意見をご紹介します。

<流行予想として「半数くらいの人が利用していそう」と思う人の意見>
「さまざまなメディアでクラウドファンディングが報道されており、認知度が上がっていると考えられるから」(女性/18歳)
「これからは個人での活動が増えて、それを応援しようとする人も増えると思ったから」(男性/26歳)
「最近よく聞くし、お得なこともあったりするし、知り合いと話すこともあるから」(女性/37歳)
「自分がいいと思う商品をいち早く通常価格より安く手に入れることができるから」(男性/45歳)
「お金をためてから、融資を受けてからでは、世の中のスピード感にはついていけなくなると思うから。また、情報を得る媒体がネット中心になるだろうから、よいと思えばワンクリックで参加できるようになりそう」(女性/56歳)

<流行予想として「誰も利用しないであろう」と思う人の意見>
「存在は知っているがなじみがない。クラウドファンディングをしようと思っても、よっぽど人々の興味を惹くものや知名度のあるものでないと、目標資金まで到達しないと思う」(女性/19歳)
「あまり、自分にリターンが感じられることが少ないことのほうが多いので」(男性/23歳)
「ネット上で知らない誰かに投資したいとは思わないため」(男性/41歳)
「特にやりたいことがないしハードルが高いように感じる。トラブル等も心配である」(女性/34歳)
「システムがわからないから」(男性/54歳)

■自分は利用してみたいか?~今後の利用意向~

次に、今後の利用の意向について回答してもらったところ、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は全体で36%でした。

年代別では、男女ともに10~20代のほうが30~50代に比べて利用意向がある人の割合が高くなっています。男女別では、女性と比べて男性のほうが、利用意向がある人の割合がやや高くなっています。特に、10~20代男性では、他の層と比べて「ぜひ利用してみたいと思う」の割合がやや高くなりました。

一方、利用意向がない人の割合(「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」の合計)は、全体で35%となり、利用意向がある人とほぼ同じ割合でした。 「クラウドファンディング」の利用意向がある人/ない人、それぞれの意見をご紹介します。

<「利用意向あり」の人の意見>
「インフルエンサーの人が使っていて返礼品みたいなものが豪華だから。今はお金がないからできないけど絶対使いたいと思う」(女性/18歳)
「よく見ているYouTuberがクラウドファンディングをしていたことがあり、検討したことがあるため、機会があれば利用したい」(男性/21歳)
「応援したいと思う産業・ブランド・人がクラウドファンディングをするなら利用したい」(女性/27歳)
「面白そうなものがあれば実現できる手助けにもなるから」(男性/31歳)
「何か資金を必要とする事業を興した時に、クラウドファンディングが一つの評価指標になるかもしれないから」(男性/47歳)

<「利用意向なし」の人の意見>
「本当にそこにお金が使われているのかわからないから」(男性/19歳)
「クラウドファンディングしてまで商品化してほしいと思うものがない」(女性/22歳)
「利益の出そうなものの判別方法も寄付の余裕もないから」(男性/35歳)
「興味のあるものがない。信用できない」(女性/38歳)
「トラブル等が不安」(男性/55歳)

■「クラウドファンディング」は今より約2倍伸びる!?

ここまでの主な数値をまとめてみました。2022年7月8日時点、「クラウドファンディング」の認知率は86%、利用経験率は12%でした。

流行体感としては、全体で“およそ10人に1人が利用している”イメージを持たれているようです。そして、今から1年後には、現在の約2倍の“5人に1人ぐらいが利用しそう”というイメージを持たれています。

男女年代別にみると、今後の利用意向では、男女ともに10~20代のほうが高くなっています。特に10~20代男性では、4割強の利用意向があります。
また、流行体感スコアは、男女年代別で比較しても大きな差はみられませんでした。1年後の流行予想スコアでは、男性よりも女性のほうがやや高くなっています。女性では、年代の差がほぼみられなかった一方で、男性では10~20代のほうがやや高い割合でした。

(※今回のクラウドファンディングの利⽤調査では、募集する(⽀援を受ける)側・⽀援する側、どちらか⼀⽅だけの利⽤も含みます。)


LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施してまいります。


【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の18~59歳男女
実施時期:2022年7月8日~2022年7月11日
有効回収数:2108サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。約604万人のアクティブモニターのうち10〜29歳が50%を占め*、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
* 2022年6月時点

「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
 

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会社概要

LINE株式会社

5,559フォロワー

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URL
https://linecorp.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区四谷一丁目6番1号 四谷タワー23階
電話番号
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代表者名
出澤 剛
上場
東証1部
資本金
-
設立
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