福井県大野市は、福井工業大学、パナソニックと共同で「星空に優しい照明」を試験設置、「星空保護区認定」を目指します
福井県大野市、福井工業大学、パナソニック株式会社は、産学官協働により、「星空に優しい照明(光害対策型防犯灯)」を大野市内に試験設置します。これは、国際ダークスカイ協会が行っている星空保護区制度(※1)の認定を目指すための活動の一環です。試験設置により、星空への光漏れがないことと、地域住民の生活に必要な明るさが確保されていることを確認します。今後、福井県大野市では令和3年~4年度に南六呂師地区の光害対策を行い、令和5年度にアジア初(※2)の星空保護区アーバン・ナイトスカイプレイス部門の認定を目指します。
福井県大野市と福井工業大学とは平成30年度に相互連携協定を締結し、「日本一の星空」(※3)を活用した地域活性を推進してきました。この度、国際ダークスカイ協会が行っている星空保護区制度の認定を目指すため、パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社が開発し、令和2年1月に日本で初めて国際ダークスカイ協会による「星空に優しい照明」の認証を取得した防犯灯(※4)を試験設置します。
福井県大野市、福井工業大学、パナソニック株式会社は、大野市のアジア初の星空保護区アーバン・ナイトスカイプレイス部門の認定に向けて、産学官で協働し、星空の保護と地域の活性化に取り組んでいきます。
1. 試験設置する「星空に優しい照明」:
(1)モデル灯A:道路幅員の広い県道等に導入を検討中
(2)モデル灯B:市道に導入を検討中
2. 設置時期:
(1)モデル灯A:令和2年11月9日
(2)モデル灯B:設置時期を調整中
3. 設置場所:県道26号線六呂師高原簡易郵便局付近
4.「星空に優しい照明」光害対策型防犯灯の特徴:
(1)色温度3000K(暖色)
(2)上方光束比0%(上空に光が漏れない)
5. 大野市が目指す星空保護区認定区分:アーバン・ナイトスカイプレイス
6. 星空保護区認定目標年度:令和5年度
※1:星空保護区制度は美しい星空を守ることを目的とした制度で「星空の世界遺産」とも呼ばれています
※2:アジア地区における「星空保護区」アーバン・ナイトスカイプレイス部門において(2020年10月現在)
※3:環境省・日本環境協会が実施した「全国星空継続観察」において(2004年、2005年)
※4:国内メーカーにおけるIDA認証器具として初めて
(※2、4 いずれも令和2年10月29日現在 国際ダークスカイ協会 東京支部調べ)
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] 福井県大野市は、福井工業大学、パナソニックと共同で「星空に優しい照明」を試験設置、「星空保護区認定」を目指します(2020年10月29日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2020/10/jn201029-1/jn201029-1.html
<関連情報>
・国際ダークスカイ協会
https://www.darksky.org/
・国際ダークスカイ協会 東京支部
https://idatokyo.org/
・越前おおの観光ガイド
https://www.ono-kankou.jp/
・[パナソニック プレスリリース]「星空に優しい照明」の認証を取得(2020年2月20日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2020/02/jn200220-1/jn200220-1.html
・パナソニック まちづくりソリューション 美星町の星空を守る
https://www2.panasonic.biz/ls/solution/town/works/biseicho.html
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