フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX Sシリーズの動画性能強化などのファームウェアアップデートのダウンロードサービスを開始
パナソニック株式会社は、フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX Sシリーズにおいて、動画性能などの機能向上に対応したファームウェアのダウンロードサービスを開始します。DC-S1Hは2021年3月31日(水)より、DC-S1/S1R/S5は2021年4月6日(火)よりダウンロードが可能です。
本サービスにより、多様なフィールドで映像制作を行うクリエイターのワークフローに寄り添い、ミラーレス一眼を活用した映像制作の幅をますます拡げる提案をしていきます。
【1】DC-S1Hの動画記録性能強化
●Blackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応し、「Blackmagic RAW」記録が可能
カメラ本体からHDMI経由で、Blackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へ、5.9K、4K、アナモフィック(4:3) 3.5Kの12bit動画RAWデータをHDMI出力できるようになりました。これにより、フルサイズミラーレスカメラとして業界で初めて(※1)5.9Kサイズの「Blackmagic RAW」記録が可能となり、撮影後にBlackmagic Design社製ソフトウェア「DaVinci Resolve Studio」ですぐに編集できるなどポストプロダクションへの対応力を強化し、映像制作のワークフローを強力にサポートします。
※1 2021年3月31日ファームウェアアップデートのダウンロードサービスを開始予定。
*バージョン3.4以降のBlackmagic Video Assist 12G HDRをお使いください。
*本機の動画RAWデータの記録は、以下の外部レコーダーで動作確認済みです(2021年3月現在)。Blackmagic Design社製 Blackmagic Video Assist 5” 12G HDR、Blackmagic Video Assist 7” 12G HDR。詳細は、Blackmagic Designにお問い合わせください。
*対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
*Blackmagic RAWデータの再生には、DaVinci Resolve, DaVinci Resolve Studio が必要です。また、Blackmagic RAWデータの編集には、DaVinci Resolve Studio が必要です。
●動画RAWデータ出力時のビューアシスト対応
動画RAWデータ出力中に、DC-S1Hのモニターやファインダーで映像を確認することができます。V-Log撮影時に相当する映像を確認できるほか、「V-Logビューアシスト」機能を使えば、プリセットのVlog_709のルックアップテーブルを適用した「LUTビューアシスト(モニター)」機能での映像確認ができます。
【2】DC-S1の機能追加
DC-S1の動画性能向上に対応したファームウェアのダウンロードサービスにつきまして、「2021年春より開始」と告知しておりましたが、4月6日(火)に決定しました。また、告知時よりさらに性能向上項目が追加となりましたので、下記よりご覧ください。
<性能向上の内容>2020年11月5日(木)付の告知内容
・ATOMOS社製 Ninja V HDR モニター/レコーダーへのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応(※2)
・5.9K/ Cinema4K動画SD内部記録に対応(※2)
・4K 60p/50p 10bit記録に対応(※2)
・4:3 4Kアナモフィック動画記録に対応(※2)
・タイムコード記録に対応(※2)
・デュアルネイティブISOのマニュアル設定が可能
詳細は下記ページよりご覧ください。
「フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX DC-S1 Ver.2.0のファームウェア アップデートのダウンロードサービスを2021年春に開始」
https://news.panasonic.com/jp/topics/204004.html
<性能向上の追加内容>
●6K / 5.4K動画記録に対応(※2)
5.9K(5888×3312)/ Cinema4K(4096×2160)に加え、6K(5952×3968)/5.4K(5376×3584)の動画もSDメモリーカード等への内部記録が可能です。
※2 動画MOVフォーマットおよびV-Log撮影に関する機能のため、専用アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」を購入後、本体にアクティベートする必要があります。既に「DMW-SFU2」をアクティベート済みの場合には、再度購入いただく必要はありません。
●動画RAWデータ出力時のビューアシスト対応
動画RAWデータ出力中に、LUMIX S1のモニターやファインダーで映像を確認することができます。V-Log撮影時に相当する映像を確認できる等、「V-Logビューアシスト」機能を使うことで、プリセットのVlog_709のルックアップテーブルを適用した「LUTビューアシスト(モニター)」機能での映像確認が可能です。
●V-Log/V-Gamut変換用のLUT(ルックアップテーブル)を用意
ATOMOS社製Ninja V HDR モニター/レコーダーで記録したApple ProRes RAWデータは、対応した編集ソフトウェアを使用して、カラーグレーディングを行うことができます。さらに、V-Log/V-Gamutと同じ色合いで動画RAWデータをソフトウェアで編集できる、専用のLUT(ルックアップテーブル)を用意しました。慣れ親しんだV-Log/V-Gamutの色合いに変換してカラーグレーディングすることができるので、パナソニック製のシネマカメラVARICAMシリーズやV-Log L対応のLUMIX Gシリーズなどと容易に絵合わせを行うことができます。
*外部レコーダーで記録した動画RAWデータの編集には、対応したソフトウェアが必要です。
編集時にV-Log/V-Gamutと色合いを合わせるには、下記サポートサイトからLUT(ルックアップテーブル)をダウンロードし、ソフトウェアに読み込んでください。
https://panasonic.jp/support/dsc/
*対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
【3】DC-S1H/S1/S1R/S5の機能追加
●動画撮影時、カメラの縦位置情報を「記録する/記録しない」をメニューで設定可能
パソコンやスマートフォンなどで再生時に自動で縦向きに再生できる「縦位置情報」を記録する/記録しないの選択が可能になりました。俯瞰撮影など、縦横のカメラの向きを誤認識しやすいシーンなどで活用できます。
●ACアダプター・DCカプラー使用時、エコモードの有効化に対応
電源供給する別売のACアダプター(DMW-AC10)とDCカプラー(DMW-DCC16/DMW-DCC17)使用時、「エコモード」メニューでスリープに設定することが可能です。
●その他性能改善
・動画記録中に、稀にAF枠などの表示が点滅する現象を改善
・静止画や動画を再生中に、操作のタイミングによって稀にフリーズする現象を改善
・全画面表示でピンポイントAFを使用時に、指定したAF位置がずれる現象を改善
本ファームウェアは、DC-S1Hは2021年3月31日(水)より、DC-S1/S1R/S5は2021年4月6日(火)より下記サポートサイトからダウンロードすることができます。
■LUMIX Sシリーズ対応ファームウェア
【S1H ファームウェアVer.2.4】
【S1 ファームウェアVer.2.0】
【S1R ファームウェアVer.1.8】
【S5 ファームウェアVer.2.2】
https://panasonic.jp/support/dsc/
<関連リンク>
▼パナソニック フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX DC-S1H
https://panasonic.jp/dc/products/s_series/s1h.html
▼パナソニック フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX DC-S1
https://panasonic.jp/dc/products/s_series/s1.html
▼パナソニック フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX DC-S1R
https://panasonic.jp/dc/products/s_series/s1r.html
▼パナソニック フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX DC-S5
https://panasonic.jp/dc/products/s_series/s5.html
・「Blackmagic Design」、「Blackmagic RAW」、「DaVinci Resolve」は、 Blackmagic Design Pty. Ltd. の登録商標です。
・Ninja V / ATOMOSは、ATOMOS Limited の登録商標です。
・Apple、ProResは、米国Apple Inc.の米国、および各国における商標、または登録商標です。
・その他の商標および登録商標は、それぞれの所有者の商標および登録商標です。
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