IPC&WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM “森井大輝、悲願の金メダルに挑む”

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株式会社WOWOW

WOWOWと国際パラリンピック委員会(IPC)が共同で2016年に立ち上げ、2020年まで5年にわたり世界最高峰のパラアスリートに迫る大型ドキュメンタリーシリーズ『WHO I AM』。シーズン2では、平昌パラリンピックで金メダルへの期待がかかる、チェアスキー森井大輝選手に密着した。


2002年のソルトレイクシティでパラリンピックに初出場すると、2006年トリノでは大回転で銀メダルを獲得。続く、2010年バンクーバーでは滑降で銀、スーパー大回転で銅。さらに2014年ソチでもスーパー大回転で銀メダルを獲得し、3大会連続でメダリストとなっている世界のトップスキーヤー。
数々の国際大会で栄冠を手にしている森井だが、唯一手にしていないのは、パラリンピックの金メダルだ。平昌オリンピックを前に、悲願の金メダルへの想いを語った。
4大会連続でパラリンピックに出場している森井だが、最も印象に残っているのは2006年のトリノパラリンピックだという。「2002年に初出場したソルトレイクでは、初めての世界戦ということもあり、大きな挫折を味わった」と森井選手。
世界の舞台で受けた衝撃から肉体改造に着手し、ビルドアップして臨んだトリノで銀メダルを獲得。「夏場のトレーニングの重要性や、地道な努力の積み重ねが自分に自信を与え、それが結果につながると確信を得ることが出来た。そういう意味でもトリノの銀メダルが今までで一番印象に残っている」と話す。
トリノで、メダルとともに自信を手にした森井は、その後躍進を続け、2012年にはワールドカップで日本人初の総合優勝を果たし、世界のトップに上り詰めた。満を持して臨んだ2014年のソチパラリンピックだったが、コース条件にも恵まれず銀メダル。またしてもあと一歩金メダルに届かなかった。
 

「ソチの後は身体を科学的に計測し、トレーニングを行ってきた。フィジカル面は強化されていると思うし、用具に関しても所属するトヨタ自動車をはじめ、様々な企業の技術が集結した最高の形」と、現在はフィジカル、用具ともに万全の状態であると自信をのぞかせた。
2017年3月に開催されたIPCアルペンスキー・ワールドカップで2シーズン連続の年間総合優勝をなしとげ、金メダル候補の大本命として自身5度目のパラリンピックを迎える。「平昌のコースは、そこまで難易度の高いコースではないと思っている。ワールドカップでも同じコースで成績を残すことが出来たので、相性のいいコースといえる」。
しかし、パラリンピックはワールドカップとは全く雰囲気が違う。「慢心せずに臨みたい。4年に一度の舞台だからこそ、最高の滑りをしなくてはいけないとは思っているが、特にプレッシャーはない。反対に周囲の期待を力に変えてレースに臨もうと思っている」と、その表情には気負いも感じられない。
「バイク事故で脊髄損傷をし、失意のどん底だった自分に再び笑顔と挑戦する意欲を与えてくれたのがチェアスキー。今回、WHO I AMで取り上げて頂き、とても光栄です。この番組をきっかけに、この競技に興味を持っていただきたいし、平昌でしっかりと結果を残して、2020年の東京にいい形でタスキをつなげられればと思っています」。
ベテランといわれる年齢になっても、まだまだ進化し続ける圧倒的な存在感。スピード、技術、強靭なフィジカルに、円熟したメンタルが加わり、最高の状態で平昌パラリンピックに挑む。

<放送情報>
IPC&WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM
WOWOWプライム
2/11(日・祝)よる9:00
5度のパラリンピック女王ペア:H.ファルカショバ&ガイド:N.シュブルトバ
2/18(日)よる9:00
悲願の金メダルを狙う世界王者:森井大輝
番組HP http://www.wowow.co.jp/sports/whoiam/

 

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山本 均
上場
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50億円
設立
1984年12月