国内最高クラスの断熱性能の樹脂サッシをエクセルシャノンと共同開発 真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」を国内の建築物用の樹脂サッシに初めて導入

パナソニックグループ

真空断熱ガラス樹脂サッシ シャノンウインドSPG 姿図真空断熱ガラス樹脂サッシ シャノンウインドSPG 姿図

パナソニック株式会社 ハウジングシステム事業部(以下、パナソニック)は、2020年6月に出資を開始した樹脂サッシのパイオニアメーカー、株式会社エクセルシャノン(本社:東京都中央区、社長:池田 州充、以下:エクセルシャノン)と国内最高クラス(※1)の断熱性能の樹脂サッシを共同開発しました。エクセルシャノンは、本製品を「シャノンウインド」の新シリーズ 真空断熱ガラス樹脂サッシ「シャノンウインドSPG」として2021年6月より発売します。2020年度省エネ大賞にて最高賞「経済産業大臣賞」を受賞したパナソニックの真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」が国内の建築物用の樹脂サッシに組み込まれるのは、今回が初めてです。

政府が2050年にカーボンニュートラルの実現を目指す中、「省エネ性能の説明義務制度」が2021年4月に始まるなど、住宅の高断熱化・省エネ化が今後一層加速していくことが予想されます。そうした中、住宅の断熱性能を大きく左右する窓においては、アルミ製と比較して断熱性能に優れる樹脂製サッシの市場が拡大しています。一方、多くの先進国では樹脂製サッシが一般的である中、日本国内の樹脂サッシの割合は2割程度(※2)と低く、今後より一層の普及拡大が見込まれます。

今回共同開発した真空断熱ガラス樹脂サッシ「シャノンウインドSPG」は、パナソニックの真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」とエクセルシャノンの高断熱フレーム「UF-H樹脂フレーム」を組み合わせた樹脂サッシです。3層のガラス構造で、屋内側に約6 mmの薄さで国内最高クラス(※3)の断熱性能を発揮する「Glavenir(グラベニール)」を搭載することで、ガラス面の断熱性能を最大限に高めています。加えて、フレーム部分は高断熱構造のフレーム内に断熱材を充填することで、窓全体の熱貫流率(※4)が縦すべり出し窓(連窓)で0.52 W/(平方メートル・K)、FIX窓で0.47 W/(平方メートル・K)と国内最高クラスの断熱性能を実現しています。高い断熱性能により住宅のエネルギーロスを抑えられるうえ、結露の発生にも高い抑制効果があります。さらに、3層のうち屋外側2層には高透過ガラスを採用しているため、ガラスを複層化しながらクリアな視界を確保しています。また、住宅性能表示・窓の遮音性の最高等級である等級3と比較して、約3倍の高い遮音性能(※5)も確保しています。

パナソニックとエクセルシャノンは今後も互いの技術を持ち寄った製品開発を協力して行い、高断熱窓の普及拡大に取り組むことで、建築物の高断熱化・省エネ化への貢献をめざします。

<特長>
1. 真空断熱ガラスと高断熱樹脂フレームを組み合わせ、国内最高クラス(※1)の断熱性能を実現
2. 高透過ガラスの採用により、複層ガラスでありながらクリアな視界を確保
3. 住宅性能表示・窓の遮音性能の最高等級である等級3と比較して、約3倍の高い遮音性能(※5)

※1:国内樹脂サッシメーカー各社がHP・カタログで公開する樹脂サッシの断熱性能値を比較。2021年4月14日時点。エクセルシャノン調べ。
※2:日本サッシ協会調べ「住宅用建材使用状況調査」2021年3月調べ
※3:国内真空断熱ガラス市場において。総厚約6ミリの真空断熱ガラス単体の熱貫流率として0.7 W/(平方メートル・K)2021年4月14日現在 パナソニック調べ。
※4:熱の伝わりやすさを表す数値で、断熱性能が高いほど数値が低くなります。この数値はJIS A4710に基づく試験値で、製品の性能を保証するものではありません。
※5:住宅性能表示・窓の遮音性能の最高等級である等級3(平均音圧レベル差25 dBまたはJIS T-2等級)との比較。等級3の平均音圧レベル差25 dBに対して、「シャノンウインドSPG」の平均音圧レベル差は35.1 dB、その差10.1 dBを約3倍と表示

【お問い合わせ先】
「Glavenir(グラベニール)」に関するお問い合わせ:
パナソニック株式会社 ハウジングシステム事業部 建築システムBU VIG事業推進部
電話:06-6908-1131(代表 受付 9:00~17:30)

「シャノンウインドSPG」に関するお問い合わせ:
株式会社エクセルシャノン 営業本部 営業企画部
電話:03-3527-2570
https://www.excelshanon.co.jp/contact/

全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] 国内最高クラスの断熱性能の樹脂サッシをエクセルシャノンと共同開発 真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」を国内の建築物用の樹脂サッシに初めて導入(2021年4月14日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/04/jn210414-2/jn210414-2.html

<関連情報>
・エクセルシャノン「シャノンウインドSPG」
https://www.excelshanon.co.jp/product/spg_series/

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URL
https://holdings.panasonic/jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月