女子中高生が「SDGs」で最も関心を持っているのは「ジェンダー平等」約70%が「SDGs」を意識して行動したことがあると回答【GMOメディア】

「SDGs」に関するアンケート調査を実施

GMOインターネットグループ

2023年12月1日 10時00分

　GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社（代表取締役社長：森輝幸　以下、GMOメディア）は、運営するチャット型小説サービス「プリ小説 byGMO」（URL:https://novel.prcm.jp/）のユーザーを対象に「SDGs」に関するアンケートを実施しました。このうち最も多い割合を占める女子中高生751名のアンケート結果をご紹介します。
　「プリ小説 byGMO」では、10代女子のユーザーが全体の約90%を占めており、10代女子を対象としたアンケート調査の依頼を受け付けています。

■調査サマリー

・96.3%が「SDGs」という言葉を聞いたことがある

・このうち、

-96.4%が「SDGs」を聞いたことがあり内容も知っていると回答

-69.3%が「SDGs」に関心あり

-最も関心がある項目は73.5%で「ジェンダー平等を実現しよう」

-71.5%が「SDGs」を意識して行動したことがある

■調査概要

調査タイトル：「SDGs」に関するアンケート

集計対象：中学生、高校生の女子751名

調査期間：2023年11月9日～11月13日

調査方法：インターネット調査

調査主体：GMOメディア

■調査背景

　「SDGs」（持続可能な開発目標）は、2015年9月の国連サミットにおいて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された国際目標です。「SDGs」のさまざまな課題に取り組む企業が増えており、個人としても身近に感じる機会が多くなっています。「SDGs」には「すべての人々の人権を実現し、ジェンダー平等とすべての女性と女児の能力強化を達成することを目指す」との前文があり、ジェンダー平等は「SDGs」全体に関わる主要なテーマです。一方、日本の男女の格差の度合いを示すジェンダーギャップ指数は146か国中125位と2006年の公表開始以来最低の順位となっています。（※1）GMOメディアは、次世代を担う10代の女子中高生の意識から現状を変えるヒントを探るべく、調査を実施しました。

（※1）「Global Gender Gap Report 2023」（世界男女格差報告書2023年版）

（https://jp.weforum.org/publications/global-gender-gap-report-2023/in-full/benchmarking-gender-gaps-2023/）

調査1：あなたは「SDGs」という言葉を聞いたことがありますか？

　96.3%が「聞いたことがある」と回答しました。女子中高生にとって聞いたことがあって当たり前の言葉となっているようです。

調査2：あなたは「SDGs」の内容についてどのくらい知っていますか？
　「SDGs」という言葉を聞いたことがあると答えた女子中高生に、内容についてどのくらい知っているか聞いたところ、「すべての内容をくわしく知っている」（32.2%）と「知っているが、くわしい内容は知らない」（64.2%）を合わせて96.4%となりました。言葉の認知だけでなく、内容も理解しているようです。

調査3：あなたが「SDGs」を知ったきっかけは何ですか？

　「SDGs」という言葉を聞いたことがあると答えた女子中高生のうち、70%以上が「SDGs」を知ったきっかけを「学校の授業」（72.8%）と回答しました。2020年度から実施されている新学習指導要領において、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されたことにより、小学校・中学校・高校の授業で「SDGs」を取り扱う機会が増え、10代は学習を通じて「SDGs」に初めて触れていると考えられます。

調査4：あなたは「SDGs」にどのくらい関心がありますか？

　「SDGs」という言葉を聞いたことがあると答えた女子中高生のうち、「とても関心がある」が12.0%、「関心がある」が57.3%となり、「SDGs」に一定以上の関心を持つ女子中高生は約70%に上りました。

調査5：「SDGs」の目標（ゴール）のなかで、関心のある項目はどれですか？（複数選択可）

　SDGsに「とても関心がある」「関心がある」と回答した女子中高生のうち、関心を最も集めたのは「ジェンダー平等を実現しよう」（73.5%）となり、「平和と公正をすべての人に」（57.1%）、「人や国の不平等をなくそう」（53.9%）が続きました。

　最近では、性別に関わらずキャリア形成や家事や育児の分担を行うことが当たり前になっています。こうした中、家事や育児に積極的な男性タレントや、性別による差別に問題意識を持つタレントやSNSのインフルエンサーが盛んに情報発信をしていることもあり、女子中高生にとって、「ジェンダー平等」の問題は、より身近な課題なのかもしれません。

調査6：あなたはこれまでに「SDGs」を意識して行動したことはありますか？
　「SDGs」という言葉を聞いたことがあると答えた女子中高生のうち、71.5%の女子中高生が「SDGs」を意識して行動したことが「ある」と回答しました。

調査7：あなたがこれまでに「SDGs」を意識して行動したことは何ですか？あてはまるものを選んでください。（複数回答可）

　「SDGs」を意識して行動したことがあると答えた女子中高生に具体的な行動を聞いたところ、92.1%が「買い物にはマイバッグ（エコバッグ）を持参」と回答しました。「SDGs」を意識する人にとってマイバッグの持参は常識となっているようです。また、「男女平等を心がけた行動」（56.3%）が3番目に多く、関心の高い課題に対して行動できている女子中高生が多くいることが分かりました。