お金を払ってでも生成AIを利用したい人はわずか5%にとどまる【GMOリサーチ/GMO AI & Web3】
日本国内の生成AIトレンドを追いかける定点調査をスタート
本調査は、AIに対する理解を深め、多くの人がAIを活用し、社会の発展に貢献することを目的としており、定期的な実施を予定しています。
(※1)パネルとは、アンケート協力の承諾を得ている会員一人ひとりであるモニターの集合体。
■調査サマリー
・生成AIの認知率63.6%に対して、利用率は16.6%と低い
・有料の生成AIツールの利用率がわずか5.0%にとどまる
・生成AIを信頼していない人の割合はしている人と比べ8.2ポイント高く信頼していない人のほうが多い
・生成AIへの利用経験者の信頼度は未利用者と比較して33.2ポイント高い
・「生成AI」と言えば「ChatGPT」、生成AIブームの火付け役が連想キーワード第1位
・多くの人が具体的な生成AI関連のキーワードを認識していない
■調査概要
・調査テーマ:AIトレンドに関する自主調査
・調査地域 :日本国内
・回答者数 :1,126名
・調査対象 :15~93歳までの男女
・調査期間 :2023年11月30日
・調査方法 :オンライン調査
【調査結果】
■生成AIの認知と利用状況
・生成AIの認知率63.6%に対して、利用率は16.6%と低い
・有料の生成AIツールの利用率がわずか5.0%にとどまる
生成AIの認知と利用経験の有無についてたずねたところ、知っている人(有償版を利用している・無償版を利用している・知っているが利用したことがない)は63.6%と全体の半数以上に認知されていました。
一方、利用したことがある人(有償版を利用している・無償版を利用している)は16.6%にとどまり、生成AIについて知っていても利用していないという人のほうが47.0%と圧倒的に多いことが分かりました。
利用したことがある人の中でも、有償版を利用している人は全体のわずか5%と少なく、お金を払ってでも利用したい、お金を払う価値があると考えている人はまだまだ少ないことがうかがえました。
(図1)生成AIの認知と利用状況
■生成AIへの信頼度
・生成AIを信頼していない人の割合はしている人と比べ8.2ポイント高く信頼していない人のほうが多い
生成AIが提供する情報やコンテンツをどれくらい信頼しているかについて、信頼する(非常に信頼する・ある程度信頼する)と答えた人は29.5%、信頼しない(あまり信頼しない・全く信頼しない)と答えた人は37.7%と信頼していない人のほうが多い結果になりました。
・生成AIへの利用経験者の信頼度は未利用者と比較して33.2ポイント高い
生成AIの利用経験の有無別にみると、利用経験者で信頼すると答えた人が57.0%、未利用者は23.8%と33.2ポイントの差がありました。一方で、信頼しないと答えた人の合計は、未利用者(37.7%)と利用経験者(35.2%)で大きな差はない結果となりました。さらに、わからない/意見がないと回答した人は利用経験者が7.8%、未利用者が38.5%と、30.7ポイントの差がありました。
この結果から、利用経験は生成AIに対する理解を深め、肯定的な考えを持つようになる人が多いことが明らかになりました。一方、利用経験の有無にかかわらず信頼できないと考える人の割合がほぼ変わらないことから、信頼できないと評価されているという気づきもあり、生成AIについてはまだ改善の余地があると考えられます。
(図2)生成AIが提供する情報やコンテンツに対する信頼度
■2023年11月時点の「生成AI」から連想するキーワード
・「生成AI」と言えば「ChatGPT」、生成AIブームの火付け役が連想キーワード第1位
2023年11月現在で、生成AIという言葉から連想するキーワードについて調査しました。
選択肢は、検索エンジンやSNS等の複数ソースで共通して頻出している一般的な単語やフレーズと自由回答を設定し、最も連想するキーワードを最大3つまで選択する形で実施しています。
特に回答が多かったのは「ChatGPT」で41.6%を占め、2位以降と30ポイント以上差が開くなど、生成AIの代名詞として圧倒的に認知されていることを示しています。
続いて「Google Bard」(8.3%)や「Meta AI」(7.4%)が重要なキーワードとして挙げられ、大手企業のAIプロジェクトの影響力を反映しています。また、「大規模言語モデル」(4.8%)や「プロンプト」(4.4%)などの技術的な項目も注目され、AI技術への深い興味を示しています。
しかし、全回答者の51.5%が具体的なAI関連キーワードについて認識していないことも明らかにし、AI教育の必要性を示唆しています。
GMOリサーチとGMO AI&Web3は今後の定点調査でこの変動も計測していきます。
(図3)2023年11月現在「生成AI」という言葉から連想するキーワード
【総論】
生成AIのトレンドに関する調査から、日本国内では生成AIの認知度に対して、利用が進んでいないことが明らかになりました。
生成AIに対する信頼度については現状未利用者が多く、判断がつかない人が多く存在しました。一方で利用経験者では肯定的な人の割合が高く、利用による理解が信頼度に与える影響は大きいと考えられます。
生成AIサービスが今後より充実し、利用経験者、利用シーンが増えることにより、信頼度も高まっていくことが期待できるでしょう。
【GMOリサーチについて】
GMOリサーチは「想いを、世界に」をフィロソフィーに掲げ、企業と生活者の関係の再構築を実現する、新しいマーケティング・ソリューション・プラットフォームを普及させる事業を展開しています。
世界53の国と地域で、約6,593万人(※2)の消費者にインターネットリサーチが可能なパネルネットワーク「Global Panel」のネットワークを活用して、日本のみならず世界各国の企業から調査依頼を受けています。
(※2)2023年9月時点
【GMO AI & Web3について】
GMO AI & Web3株式会社は、AI・Web3ベンチャー支援に特化したハンズオン型CVCです。GMOインターネットグループが培ってきたAI・Web3テクノロジーとプロダクトを新進気鋭のAI・Web3ベンチャーに提供することで、次世代のインターネットと社会の発展に貢献します。
GMO AI & Web3では、AI・Web3領域に関する様々な専門分野を有するGMO AI & Web3の役員・顧問が出席する「GMO AI & Web3ミートアップ」を定期的に開催しております。GMOインターネットグループとの接点を持ちたい起業家の皆様、革新的なビジネスの立ち上げに意欲を燃やす起業家の皆様からのご応募をお待ちしております。
以上
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事業内容 インターネットリサーチ事業
資本金 2億9,903万円
【 GMO AI & Web3株式会社】(URL:https://ai-web3.gmo/)
会社名 GMO AI & Web3株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 内田 朋宏
事業内容 AI・Web3ベンチャーに特化した、GMOインターネットグループのリソースをフル活用するハンズオン型CVC
資本金 1億円
【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://www.gmo.jp/)
会社名 GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■暗号資産事業
資本金 50億円
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