「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in品川」に技術協力
パナソニック株式会社は、2021年5月30日から6月5日まで品川区立天王洲公園にて開催されるブラインドサッカーの国際大会「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川」に技術協力しています。具体的には、会場設営の際に作業者の身体負担を軽減するパワーアシストスーツの提供のほか、無観客開催となった試合会場にライブ視聴している観客の声援を届けことができる遠隔応援デバイス「CHEERPHONE」(チアホン)の提供を行い、大会を盛り上げます。
本大会は、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)主催による国際視覚障害者スポーツ連盟(International Blind Sports Federation、以下、IBSA)公認の国際大会で、2018年より毎年開催されています。パナソニックは、パラスポーツの認知度向上と、競技をより楽しむことができる観戦ソリューションの提供を目的に、中止となった2020年を除く全ての大会で技術協力を行っています。2018年は、会場に大型LEDビジョンを設置して試合模様を上映したほか、観客が好きなアングルの試合映像を選んで手元のスマートフォンなどで競技を楽しむことができる多視点動画配信システム(VOGO)を提供しました。また会場周辺の配電地上機器(※1)にLED表示装置を取り付け、大会情報をリアルタイムで配信し大会を告知するといった実証実験も実施(※2)しました。2019年は、2種類のパワーアシストスーツを使って大会スタッフの作業を支援したほか、配電地上機器を活用した大会情報の配信サービスの実証実験や、会場周辺・駅前などでライブビューイングを実施するなど、会場内外で大会の盛り上げに貢献しました。
今大会では、会場設営時に腰の負担をサポートするパワーアシストスーツ「ATOUN MODEL Y」に腕の補助機能を追加した「ATOUN MODEL Y + kote」を2台活用し、重量のある会場資材の運搬や設営作業をサポートしました。また、2021年5月31日と6月1日の日本戦では、無観客で開催される試合会場とライブ配信を視聴している観客のもとに遠隔応援デバイス「CHEERPHONE」を設置し、CHEERPHONEアプリを使って遠隔にいる観客の声援を試合会場にいる選手にリアルタイムに届けます。CHEERPHONEアプリは配信者用および受信者用で構成される音声送受信システムで、これまで試合会場にいなければ届けられなかった想いや熱量をどこにいても声で届けることができ、また試合会場からの実況解説や選手の声を遠隔で聞くこともできます。配信時差が少ないため、試合会場に居るような臨場感を体験できます。ブラインドサッカーは、競技の性質上、プレー中に観戦者が声や音を出すことが禁じられているため、今大会のスポンサー企業と連携し、JBFAのMCによる応援アナウンスを合図に、自宅やオフィスの会議室などから声援を送り、試合会場に設置したスピーカーを通じて選手に届けます。本会場とサテライト会場との一体感を醸成し、大会の盛り上げに貢献します。
パナソニックは、引き続きパラスポーツの魅力を訴求するとともに、テクノロジーを活用して大会運営スタッフの作業サポートや、ニューノーマルにおける新たな観戦ソリューションを提案していきます。
<「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川」概要>
大会期間:2021年5月30日(日)~6月5日(土)
試合会場:品川区立天王洲公園 東京都品川区東品川2-6-23
大会ホームページ:https://www.wgp-blindfootball.com/
ライブ配信:https://www.youtube.com/playlist?list=PLDpXzKCObxj_O3-bfm3wPLPs20P_beUIo
「CHEERPHONE」活用実施日:2021年5月31日(月)、6月1日(火)
※1:無電柱化に伴い、電柱上に設置していた変圧器や開閉器を納めた地上電気設備
※2:パナソニックが「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」で、パラスポーツ観戦ソリューションと情報配信サービスの実証実験を実施(2018年3月20日 トピックス)
https://news.panasonic.com/jp/topics/159519.html
<関連情報>
・「CHEERPHONE」
https://tech.panasonic.com/jp/auglab/ideas/cheerphone.html
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