東京観光情報センターで、遠隔案内等の技術を活用したアバターによる非対面での観光案内サービスの実証実験を開始
パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:片倉 達夫、以下、パナソニック)は、東京都の観光情報センターを運営する公益財団法人 東京観光財団から受託し、2021年6月14日より東京観光情報センターにおいて、対面による案内を必要としない、遠隔案内等の技術を活用したアバターによる観光案内サービスの実証実験を開始します。
各地の観光案内所は、新型コロナウイルス感染症への感染リスク対策として、窓口での混雑回避や接触機会の低減を図りながら、より利便性の高いサービス提供が求められています。一方で、場所にとらわれない柔軟な働き方の実現など、働き方改革に向けた取り組みの必要性も高まっています。
今回の実証実験では、利用者から離れた場所にいるコンシェルジュがディスプレイ上のアバターを介して、観光情報をご案内します。アバターがコンシェルジュの表情・動作を認識・反映することで、リモートでもより対面に近いコミュニケーションを可能とし、また、事前に登録したコンテンツやその場でコンシェルジュが検索したWeb画面等をディスプレイに表示することで、より柔軟に幅広い情報提供を可能にします。これにより、利用者・コンシェルジュともに満足度の高い、安心・安全で利便性の高い観光案内サービスを実現します。
パナソニックは今後、全国の観光案内所への展開も見据えながら、引続き非対面での観光案内サービスの技術導入検証を推進し、遠隔案内による利用者への安心・安全の提供と、従業員の働き方改革の実現を目指します。
■実証実験の概要
<期間>
2021年6月14日(月)~9月13日(月)
<場所>
アバター受付端末
・東京観光情報センター 東京都庁(東京都庁第一本庁舎1階) 台数:1台
・東京観光情報センター 多摩(エキュート立川3階) 台数:1台
コンシェルジュ端末
・東京観光情報センター バスタ新宿(バスタ新宿3階) 台数:2台
■今回導入するシステムの特長
(1)アバターが表情や動きを認識・反映し、より対面に近いコミュニケーションを実現
操作しているコンシェルジュの表情や動きをアバターが認識・反映することで、リモートによる非対面ながらも表情豊かでより対面に近い円滑なコミュニケーションを可能にします
(2)Web情報提示機能により、より柔軟で幅広い情報提供を実現
パンフレットなどの事前に登録したコンテンツだけでなく、その場でコンシェルジュが検索したWeb画面もディスプレイに表示することができるため、より柔軟に、より幅広い情報提供が可能となり、利用者の要望に沿った分かりやすいご案内を可能にします
(3)アバター動作の定型登録により、より簡単に対面に近いコミュニケーションを実現
オリジナルアバターを3体制作し「お辞儀をする」「手を振る」「おどろく」などのアバターの動作を定型モーションとして登録することで、より簡易的に対面に近いコミュニケーションを実現し、利用者が相談しやすい場を醸成します
(4)Vieureka来客分析サービス(※1)の導入により、実証実験の効果測定をサポート
利用者の人数や性別、年齢、滞留時間などをデータとして取得し、利用状況を可視化することで実証実験の効果測定をサポートします
なお、Vieureka来客分析サービスでは、IoTカメラ内で画像解析を行いカメラ内で画像を破棄することで、利用者のプライバシーを保護しています
※1 Vieureka来客分析サービス ウェブサイト(https://tech.panasonic.com/jp/bi/vieureka)
(5)「Air Click(エアクリック)」(※2)により、非接触での画面操作を実現
画面上空1~1 cmで操作可能なタッチレスセンサー「Air Click」により、端末への接触機会を低減します
※2 日本エアロスペース株式会社「Air Click」 ウェブサイト(https://www.j-aero.co.jp/products/airclick/)
※ パナソニックグループの持株会社制への移行にともないパナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社は2022年4月より、「パナソニック コネクト株式会社」に変わります。
【報道関係者様 お問い合わせ先】
パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社 広報担当
Email:em-prpart@ml.jp.panasonic.com
【お問い合わせ先】
パナソニック システムお客様ご相談センター
電話:0120-878-410 (受付:9時~17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)
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