インプレスホールディングスとメディアドゥがPOD出版サービスで国内最大シェアとなる合弁会社PUBFUN(パブファン)を設立
両社の豊富なノウハウを統合しPOD出版を活用した新規事業展開を目指す
株式会社インプレスホールディングス(東証第一部 9479、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 松本大輔、以下「インプレスHD」)と株式会社メディアドゥ(東証第一部 3678、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田恭嗣、以下「メディアドゥ」)は、両社のプリントオンデマンド(以下「POD」)サービス事業を統合し事業展開を行う合弁会社PUBFUNを設立することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
インプレスHD子会社の株式会社インプレスR&D(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長 福浦一広、以下「インプレスR&D」)が手がける個人向けシェアを持つ「ネクパブ・オーサーズプレス」と、メディアドゥが手がけ、法人向けシェアを持つ「PUBRID」の両PODサービス事業を統合することで、両者の強みを生かした一層効率的な事業活動を行い、POD市場の拡大を加速させてまいります。
【合弁会社設立の背景と目的】
国内の出版流通は、委託販売制度により自由な返品が可能となっていますが、既存出版社は返品のリスクを最小化するため、売れる可能性の高い書籍の出版に偏る傾向があります。これにより、文化的、社会的に重要であっても読者が限られる書籍の出版は、困難な状況です。インターネットにより幅広い情報発信環境が整ってきた一方で、紙の書籍では出版機会が限定される傾向すらあります。
こうした課題を解決するのが、POD出版です。在庫を持たず注文を受けてから出版物を製造する方式で、デジタル印刷機を用いるため、オフセット印刷と比べると大量製造には不向きですが、小ロットの製造に向いています。注文ごとに1冊ずつ印刷・製本して出荷するPOD出版サービスでは、既存の著者や出版社の枠組みにとらわれることなく、あらゆる人々が紙の書籍を出版できます。このPOD出版によって、これまで出版機会を得られなかった著作物の刊行や、在庫リスクを気にしない出版の継続(絶版書対策)が可能になります。読者にとっては、出版物の多様性が増し、その出版物をいつでも必ず入手できることになります。
国内のPOD市場は順調に成長を続けているものの、欧米に比べ市場は依然小規模な現状にあります。主に個人向けに展開してきたインプレスR&Dの「ネクパブ・オーサーズプレス」、中小出版社向けに展開してきたメディアドゥの「PUBRID」、それぞれのPODサービスは補完的な位置付けにあります。インプレスHDとメディアドゥは、両者を統合することでより一貫したPODサービスの提供が可能になるだけでなく、システム投資、市場開発に向けた活動などの効率化が図れるとの判断に至りました。
このたび設立される合弁会社は業界最大手のPODサービス会社となる見通しです。最近注目を浴びている「ひとり出版社」を始めとした個人、出版社以外の企業、団体、教育関係機関などにも新たなPOD関連事業の機会を提供できると考えております。さらに、インプレスグループの出版社や各種事業と、メディアドゥグループの出版社ならびに小説投稿サイト「エブリスタ」とのシナジー効果も狙い、積極的に展開してまいります。
これまでの大量生産、大量返品を前提とした出版は、多様化する読者のニーズに応えきれないだけでなく環境負荷の面でも問題を抱えています。デジタル印刷を活用した新しい出版方式であるPODは、小規模だが良質な出版の継続を維持するとともに、既存の出版からは出現しなかった新しい著者と、既存の出版では捉えきれなかった新しい読者を開拓し、日本の出版文化をより豊かにする可能性を秘めています。
【合弁会社の概要】
長引くコロナ禍において学習参考書や実用書が伸長したことは、人々が「書物」から多くのことを学ぼうとしていることを証明してくれました。そして近年の出版業界において進んだデジタル化およびDXは、出版物の多種多様な在り方を示してくれました。その1つがプリント・オンデマンド(POD)です。必要な人に必要な本を届けるこのPODは「出版の可能性」を広げてくれる柔軟性に富んだ仕組みです。株式会社インプレスR&DとメディアドゥはこのPOD市場の拡大のために手を組み「出版の未来」へ向かって歩を進めます。出版(PUBLISHING)をもっと楽しく(FUN)したい、そんな思いで「株式会社PUBFUN」を設立します。“出版”はまだまだ面白い。書物から得た知識や感動が、ひとりでも多くの未来へつながっていくことを願っています。
■メディアドゥ 代表取締役社長 CEO 藤田恭嗣 コメント
このたびはPODに長い経験を有するインプレスグループと、出版社向けPODの仕様標準化に務めてまいりましたメディアドゥが、PODの可能性をさらに追求すべく手を携えることとなりました。デジタルと紙の書籍はそれぞれに優れた点があり、両方の選択肢があることが読者にとって望ましいといえます。PODは才能ある書き手を新たに発掘する出版手法であり、困難になりつつある少部数での紙出版を可能にし、そして読者にとっては幅広い選択肢がこれまでと同様に保障される仕組みです。先人たちが営々と築いてきた日本の出版文化の継承に貢献するだけでなく、新たなフィールドから生まれる文化にも柔軟に対応できる新会社PUBFUNのPODサービスは、まさに出版の新時代を切り拓き、出版市場、出版文化を豊かにするものと自負しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:松本大輔、 証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。 「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。 さらに、 コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【株式会社 インプレスホールディングス】
所在地: 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
資本金: 53億4102万円
事業内容: グループ経営・財務戦略の策定
設立: 1992年4月1日
代表取締役社長: 松本大輔
HP: https://www.impressholdings.com/
【本件に関するお問合せ先】
株式会社インプレスホールディングス 社長室 広報担当
Tel: 03-6837-5000(代) / E-mail: release@impressholdings.com
URL:http://www.impressholdings.com/
※弊社はテレワーク推奨中のため電話でのお問い合わせを停止しております。メールまたはWeb サイトからお問い合わせください。
インプレスHD子会社の株式会社インプレスR&D(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長 福浦一広、以下「インプレスR&D」)が手がける個人向けシェアを持つ「ネクパブ・オーサーズプレス」と、メディアドゥが手がけ、法人向けシェアを持つ「PUBRID」の両PODサービス事業を統合することで、両者の強みを生かした一層効率的な事業活動を行い、POD市場の拡大を加速させてまいります。
【合弁会社設立の背景と目的】
国内の出版流通は、委託販売制度により自由な返品が可能となっていますが、既存出版社は返品のリスクを最小化するため、売れる可能性の高い書籍の出版に偏る傾向があります。これにより、文化的、社会的に重要であっても読者が限られる書籍の出版は、困難な状況です。インターネットにより幅広い情報発信環境が整ってきた一方で、紙の書籍では出版機会が限定される傾向すらあります。
こうした課題を解決するのが、POD出版です。在庫を持たず注文を受けてから出版物を製造する方式で、デジタル印刷機を用いるため、オフセット印刷と比べると大量製造には不向きですが、小ロットの製造に向いています。注文ごとに1冊ずつ印刷・製本して出荷するPOD出版サービスでは、既存の著者や出版社の枠組みにとらわれることなく、あらゆる人々が紙の書籍を出版できます。このPOD出版によって、これまで出版機会を得られなかった著作物の刊行や、在庫リスクを気にしない出版の継続(絶版書対策)が可能になります。読者にとっては、出版物の多様性が増し、その出版物をいつでも必ず入手できることになります。
国内のPOD市場は順調に成長を続けているものの、欧米に比べ市場は依然小規模な現状にあります。主に個人向けに展開してきたインプレスR&Dの「ネクパブ・オーサーズプレス」、中小出版社向けに展開してきたメディアドゥの「PUBRID」、それぞれのPODサービスは補完的な位置付けにあります。インプレスHDとメディアドゥは、両者を統合することでより一貫したPODサービスの提供が可能になるだけでなく、システム投資、市場開発に向けた活動などの効率化が図れるとの判断に至りました。
このたび設立される合弁会社は業界最大手のPODサービス会社となる見通しです。最近注目を浴びている「ひとり出版社」を始めとした個人、出版社以外の企業、団体、教育関係機関などにも新たなPOD関連事業の機会を提供できると考えております。さらに、インプレスグループの出版社や各種事業と、メディアドゥグループの出版社ならびに小説投稿サイト「エブリスタ」とのシナジー効果も狙い、積極的に展開してまいります。
これまでの大量生産、大量返品を前提とした出版は、多様化する読者のニーズに応えきれないだけでなく環境負荷の面でも問題を抱えています。デジタル印刷を活用した新しい出版方式であるPODは、小規模だが良質な出版の継続を維持するとともに、既存の出版からは出現しなかった新しい著者と、既存の出版では捉えきれなかった新しい読者を開拓し、日本の出版文化をより豊かにする可能性を秘めています。
【合弁会社の概要】
名称 | 株式会社PUBFUN |
所在地 | 東京都千代田区神田神保町1-105 |
代表者 | 代表取締役社長 福浦一広 |
事業内容 | POD出版サービス事業 |
資本金 | 10百万円 |
設立年月日 | 2022年4月1日(予定) |
持株比率 | インプレスHD 51%、メディアドゥ 49% |
長引くコロナ禍において学習参考書や実用書が伸長したことは、人々が「書物」から多くのことを学ぼうとしていることを証明してくれました。そして近年の出版業界において進んだデジタル化およびDXは、出版物の多種多様な在り方を示してくれました。その1つがプリント・オンデマンド(POD)です。必要な人に必要な本を届けるこのPODは「出版の可能性」を広げてくれる柔軟性に富んだ仕組みです。株式会社インプレスR&DとメディアドゥはこのPOD市場の拡大のために手を組み「出版の未来」へ向かって歩を進めます。出版(PUBLISHING)をもっと楽しく(FUN)したい、そんな思いで「株式会社PUBFUN」を設立します。“出版”はまだまだ面白い。書物から得た知識や感動が、ひとりでも多くの未来へつながっていくことを願っています。
■メディアドゥ 代表取締役社長 CEO 藤田恭嗣 コメント
このたびはPODに長い経験を有するインプレスグループと、出版社向けPODの仕様標準化に務めてまいりましたメディアドゥが、PODの可能性をさらに追求すべく手を携えることとなりました。デジタルと紙の書籍はそれぞれに優れた点があり、両方の選択肢があることが読者にとって望ましいといえます。PODは才能ある書き手を新たに発掘する出版手法であり、困難になりつつある少部数での紙出版を可能にし、そして読者にとっては幅広い選択肢がこれまでと同様に保障される仕組みです。先人たちが営々と築いてきた日本の出版文化の継承に貢献するだけでなく、新たなフィールドから生まれる文化にも柔軟に対応できる新会社PUBFUNのPODサービスは、まさに出版の新時代を切り拓き、出版市場、出版文化を豊かにするものと自負しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:松本大輔、 証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。 「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。 さらに、 コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【株式会社 インプレスホールディングス】
所在地: 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
資本金: 53億4102万円
事業内容: グループ経営・財務戦略の策定
設立: 1992年4月1日
代表取締役社長: 松本大輔
HP: https://www.impressholdings.com/
【本件に関するお問合せ先】
株式会社インプレスホールディングス 社長室 広報担当
Tel: 03-6837-5000(代) / E-mail: release@impressholdings.com
URL:http://www.impressholdings.com/
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