配線の理由を知れば、鉄道はもっと面白い! 旅鉄CORE 003『配線で読み解く鉄道の魅力』を発刊

 インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する株式会社天夢人(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝峰富雄)は、2022年2月16日に、旅鉄CORE 003『配線で読み解く鉄道の魅力』を刊行いたします。


線路のレイアウト「配線」にクローズアップした一冊
 鉄道趣味では、車両に注目が集まることが多いのですが、実は車両を支える線路も重要な役割を担っています。たとえば蒸気機関車を走らせるためには、給炭給水線、転車台、機回線、機折線、機待線といった線路が必要です。
 本書は、配線記号の基礎から各種列車の配線形態の解説まで、配線を読み解くための一冊。列車をスムーズに走らせるため、さまざまに工夫された「配線」を知れば、鉄道趣味をより新鮮に楽しむことができるはずです。

列車を支える線路の配置には理由がある 
 蒸気機関車を走らせるための配線レイアウト、線路名称や配線記号、「配線の歴史学」、新幹線の配線など、さまざまな配線形態を10章にわたり紹介。豊富な配線図と写真で、詳細に解説します。

配線形態がよくわかる写真を掲載
 

第2章 配線図の基本では「主な配線記号」を解説
 

全編に充実の配線図を掲載

【目次】
1章 蒸気機関車列車の配線
蒸気機関車が走るには専用の線路が必要/機回線の構造/転車台の配線とその構造/東武は「SL大樹」を走らせるためにどう配線変更したか/下今市駅の機関車・客車の動き/鬼怒川公園の配線と機関車の動き/大井川鐵道の蒸機列車のための配線/真岡鐵道の配線/秩父鉄道の蒸機列車のための配線/JRの蒸機列車と転車台/JR東日本の蒸気機関車/JR西日本のSL「やまぐち」号と旧梅小路機関区/JR九州の「SL人吉」/沖縄にも転車台がある

2章 配線図の基本
駅とはなんだろう/停車場内の線路の名称/駅構内の線路番号/ポイントの構造/ホームの描き方/配線記号の見かた

3章 配線の歴史学
鉄道は馬車鉄道からはじまった/蒸気機関車の登場で機回線が必要になった/開通時の新橋駅と横浜駅の配線/神戸、大阪の両駅の配線/電車の登場で機回線は不要になった/ダイヤモンドクロスの誕生/高速電車の登場

4章 折返駅の構造
JRのターミナル駅は通り抜け式が多い/終端側の構造による違い/単線路線の折返駅/複線路線の折返駅/路面電車の終端折返構造/大手私鉄に多い櫛形ホーム/交差支障を少なくする終端駅の配線/高架化された長崎駅のコンパクトな配線

5章 中間駅
行違駅のことをなぜ交換駅というのか/行違駅の構造/ホームの配置/複線区間では相対式ホームと島式ホームのどちらがいいのか/単線並列複線の地下路線は島式ホームが主流/中間折返駅の配線/いろいろなタイプがあるY形引上線/本線進入と折返列車の同時進入可能な配線/追越駅の配線/変則的な追越駅と折返駅/国鉄形配線とは/交互発着で運転間隔を詰める/複々線の配線/線路別と方向別/新駅設置/スイッチバック駅

6章 分岐駅の配線
単純な分岐駅/JR形配線の分岐駅/大改造された諫早駅/高架になった富山・金沢駅にある切り欠きホーム/互いに列車本数が多いときは別ホームにする/立体交差によって交差支障を避けた駅/反向島式ホームという乗り換え方法がある/デルタ線とは

7章 車庫の配線
車庫を設置する場所/車庫の線路の種類/車庫と本線との位置関係/留置線などの線路の広がり方→梯子形、枝線形、併用形/最新の車両基地、新・松山運転所のコンパクトな配線

8章 貨物駅の配線
まだ残っている操車場の名称/仕訳方式の配線/直行輸送/現在の貨物輸送の配線/梶ヶ谷貨物ターミナルは片側並列タイプ/両側配置の西浜松駅/盛岡貨物ターミナルは直列形/着発線抱き込み並列タイプの郡山貨物ターミナル/ゼブラ配線がある静岡貨物駅/頭端式貨物駅/中間駅で荷役あるいは解放・連結する駅/頻繁に貨物列車が走る秩父鉄道/岩手開発鉄道

9章 新交通システムの配線
案内軌条式のポイント/跨座式モノレールはトラバーサ移動式/懸垂式モノレールのポイント/その他の特殊軌道もトラバーサ式が多い/札幌市地下鉄は中央案内方式/ウィーントラムの配線

10章 新幹線の配線
中間駅では停車線と通過線に分けるのが基本/山陽新幹線以降の中間駅の配線/同時進入出発を可能にする大宮駅の配線計画/整備新幹線の中間駅/起終点駅の大半は頭端島式ホーム2面4線/上野駅と品川駅/新大阪駅と博多駅/西九州新幹線の武雄温泉駅/北海道新幹線の札幌駅/新幹線の車両基地/東海道新幹線の車両基地と電留線/山陽新幹線の車庫/九州新幹線の車庫/東北新幹線の車庫/北海道新幹線/上越新幹線/北陸新幹線/東海道新幹線の保守基地/山陽新幹線の保守基地/九州新幹線/東北新幹線保守基地/北海道新幹線/上越新幹線/北陸新幹線の保守基地/新在直通線と新在共用区間

【著者紹介】
川島令三(かわしま・りょうぞう)
1950年兵庫県生まれ。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て「鉄道ピクトリアル」編集部に勤務。現在は鉄道アナリスト。著書に『全国鉄道事情大研究』(シリーズ全30巻、草思社)、『【図説】日本の鉄道 全線・全駅・全配線』(シリーズ全52巻、講談社)、『全国未成線徹底検証(国鉄編・私鉄編)』(天夢人)など多数。テレビ等でのコメンテーターのほか、早稲田大学エクステンションセンター・オープンカレッジ「鉄道で楽しむ旅」講師もつとめる。

【旅鉄COREシリーズ】

旅鉄COREは、鉄道の世界を趣味として、知識として知見を広めるための一歩踏み込んだシリーズです。

【書誌情報】
書名:旅鉄CORE003 『配線で読み解く鉄道の魅力』
仕様:A5判 256ページ
定価:2200円(税込)
発売日:2022年2月16日

全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。
https://amzn.to/3DHsW6B

【株式会社天夢人】 https://temjin-g.com/
2007年設立。隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

以上

【本件に関するお問合せ先】
株式会社天夢人 担当:揚野
Tel: 03-6413-8755 / E-mail: info@temjin-g.co.jp
URL:https://temjin-g.com/

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雑誌・本・出版物
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会社概要

URL
https://www.impressholdings.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
電話番号
03-6837-5000
代表者名
松本 大輔
上場
東証スタンダード
資本金
53億4102万円
設立
1992年04月