5000万年前のクジラは歩いていた! 最新の研究結果を反映させた、美しい科学絵本『クジラの進化』予約受付開始!
生き物の奇跡の歴史を壮大なスケールで描く科学絵本が誕生!
海洋哺乳類を撮り続けるカメラマン水口博也氏(講談社出版文化賞写真賞受賞)、古生物復元画の第一人者小田隆氏、古代鯨類の研究を続ける木村敏之氏(群馬県立自然史博物館)が作りあげた、最新の科学絵本『クジラの進化』を、今年9月1日(木)講談社より発売します。それに先駆け、予約販売の受付を開始しましたのでお近くの書店様にてお申込みください。書店様でのご予約が難しい場合は以下のネット書店からもご予約いただけます。
URL:http://www.amazon.co.jp/dp/4065284228
- かつてない精緻を極めた圧巻のイラスト
少し詳しい方なら、クジラが大昔、四本足で歩いていたことはご存じだと思いますが、5000万年前の水かきのあるクジラ、それがパキケタスです。
まるで、その場で見ているかのような臨場感で、わくわく感がこみ上げてくるイラスト。これは、小田隆氏が研究者とのやりとりを何度も重ね、気の遠くなるような時間をかけて描き出した誠実な仕事によるものです。
「これまで多くの古生物の復元画を描いてきましたが、それらを観察して描くことは不可能です。化石でしか残っていない生物の姿を、研究者とともに科学的に復元する作業は楽しいですが、どこまでいっても正解のない世界です。科学はこれからも新たな発見を積み重ねていきます。数年後にはこの絵本で描けなかった事実がわかってきているかもしれません。この本に全ての化石種、現生種が登場するわけではありませんが、最新の研究に基づいた現時点でわかっているクジラの進化について、楽しく知ることができる1冊だと思います。」(小田隆氏)
- 最新の研究結果を反映
たとえば、今回の絵本を作っている途中で、何度もやり取りされたことの一つに「初期のヒゲクジラに、ヒゲ板と歯を一緒に持っていたものはいたか?」という点がありました。
絵本には、初期のヒゲクジラとして、エチオケタスが登場します。
検討の結果、この復元画はヒゲ板はない種で描かれ、巻末のクジラ紹介では、「ヒゲ板と歯を一緒に持つヒゲクジラ類がいたかどうかについては検討中である」という補足をいれました。
エチオケタスが食餌しているシーンで描かれている小魚についても、検討が重ねられ、だれも見たことがない、このシーンができあがりました。
これから、どのように研究が進んでいくのかが楽しみになります。
- 読み聞かせも考慮した流麗な文章、物語として読める構成
クジラの進化については、さまざまな視点があり、すべてを紹介することはできません。
この絵本では、恐竜の時代から、どのようにクジラたちが体を作り変え、シロナガスクジラやマッコウクジラのように巨大な生き物となることができたかを語りかけるように伝えます。知識の少ない子どもたちにも全体像がわかりやすくなっており、親子の読み聞かせにも最適です。
9月4日は「クジラの日」。クジラの進化をめぐる物語を読み、生命の奇跡に思いをはせていただけたらうれしいです。
- 【お知らせ】2022年10月、原画展を開催します
期間:2022年10月1日(土)〜10月31日(月)
場所:大垣書店イオンモールKYOTO店
京都市南区八条通西洞院下ル(新都ホテル隣)
電話:075-692-3331
【書誌情報】
『クジラの進化』
文/水口博也 絵/小田隆 監修/木村敏之(群馬県立自然史博物館)
定価:2,090円(税込)
発売日:2022年9月1日(木) ※発売日は地域によって異なる場合があります。
対象年齢:小学校高学年から一般 中学生以上漢字にルビ
仕様:B12、ハードカバー、40ページ、オールカラー
講談社刊
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