【JAF山口】加齢にともなう労災防止を目的に研究委託、周南公立大学と産学連携開始
JAF山口支部(一般社団法人日本自動車連盟山口支部 支部長 小川秀夫)は、周南公立大学(学長 高田隆)へ「体力及び注意力測定に基づいたトレーニング方法の検討と効果検証」をテーマとする研究を委託し、高齢化している自動車業界整備員の労災防止を目指して産学連携を開始しました。
本研究は周南公立大学アスリートサポートセンターの運営に携わる経済学部の小野准教授、水﨑講師の下で、JAF山口支部ロードサービス隊員を対象に実施されます。
車のトラブルはさまざまな状況下から救援要請があるため、JAFロードサービス隊は万全の安全対策を講じながらリスクに備えています。しかし、自動車業界では整備員の平均年齢が46.4歳(2018年度比+2.1歳)となっており、同支部ロードサービス隊員の平均年齢も年々高くなっていることから、加齢にともなう労働災害のリスク管理が課題となっていました。特にロードサービス作業は、加齢とともに体にかかる負担が大きくなることから、年齢に応じた動作をすることで負担を軽減する必要性がありました。
JAF山口支部では、ロードサービス隊員の労働災害防止活動のための対策を周南公立大学に相談し、「心身の不調から起こりえる労災を予防し、健康に長く職務を維持できる状態を目指すこと」を目的とした研究を委託することとなりました。
この取り組みは、山口支部が周南公立大学を訪れた2022年5月より始まり、6月に大学内でJAFの作業実演、7~8月体力・注意力測定を実施して打ち合わせをおこない、2023年1月に正式な研究委託の実現となりました。
この研究により、周南公立大学から具体的なトレーニング・コンディショニング方法の指導を受け、JAFロードサービス隊員が自身の安全をはかりながら、お客様の安全と車の安全を守り的確な救援作業を実施していけるように繋げていきます。
さらにこの結果をもとに、将来的には山口県内自動車ディーラーやロードサービスを委託している整備工場などに、労働災害に含まれる交通事故について、講習会などを実施していきます。このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
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