高速鉄道で世界最多の定員数による輸送を実現し、2021年10月1日に惜しまれつつ引退したE4系Maxを詳細に記録 旅鉄車両ファイル003『JR東日本E4系新幹線電車』刊行
インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する株式会社天夢人(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝峰富雄)は、2022年3月19日に、旅鉄車両ファイル003『JR東日本E4系新幹線電車』を刊行いたします。
そこで、ダブルデッカー新幹線の第2弾として1997年にデビューしたのがE4系新幹線電車です。1編成を8両編成817人とし、2編成を併結することで1634人の定員数を実現。このキャパシティーは高速鉄道で世界最多となりました。また、分割併合ができるため、E4系同士のほか、山形新幹線「つばさ」との併結運転も行われました。
東北・上越新幹線で活躍したE4系ですが、2013年から廃車が始まりました。当初は2020年度末までに全編成がE7系に置き換えられて引退する予定でしたが、2019年10月に発生した台風で長野新幹線車両センターが浸水し、E7系・W7系が廃車になったため、E4系の引退が先延ばしになりました。そして2021年10月1日に定期列車から引退。同月の旅行商品専用列車をもって完全に引退しました。
本書はE4系の足跡を車両プロフィール、P82編成の徹底取材、運転士・整備担当者へのインタビュー、列車運転史などから多角的に検証。さらにE1系の解説や、在来線や私鉄を含めた日本のダブルデッカーなども取り上げています。
1994年から2021年まで、“ダブルデッカー新幹線”や“通勤新幹線”などと呼ばれる車両群で一時代を築いたMaxを丁寧に記録した1冊です。
●第1章 E4系の概要
「E4系新幹線電車のプロフィール」では、E4系のコンセプト、メカニズム、内外装などを解説。E1系の経験と技術の進化が、E4系を完成度の高い車両に仕立て上げたことが分かります。
●第2章 E4系の記憶
E4系に乗務した運転士、新潟新幹線車両センターで保守にあたった整備担当者へのインタビューを掲載。仕事として携わった人でないとわからない、E4系の素顔を記録します。
●第3章 ダブルデッカー新幹線の足跡
「通勤新幹線のパイオニア E1系新幹線電車」では、初代オールダブルデッカー新幹線のE1系を詳しく解説しています。E4系の陰で地味な存在になってしまいましたが、JR東日本初のフルサイズ新幹線電車として、新技術を多数盛り込んだ、意欲的な設計が浮かび上がります。
「E1・E4系列車の生涯 ダブルデッカー新幹線の27年」は列車史研究家の寺本光照氏が執筆。E1系が登場する背景、列車本数の推移、E4系登場後の変化、そして2021年10月1日の引退までを豊富な資料を交えて詳しく解説しています。
●第4章 日本のダブルデッカー
1958年に登場した近鉄10000系「ビスタカー」から始まる日本のダブルデッカー車。本章ではテーマを設けて、各ダブルデッカー車が登場した背景、車両の詳細などを解説しています。
■主な内容
●第1章 E4系の概要
・E4系新幹線電車のプロフィール
・E4系P82編成のすべて
●第2章 E4系の記憶
・運転士から見たE4系
・整備担当者から見たE4系
●第3章 ダブルデッカー新幹線の足跡
・通勤新幹線のパイオニア E1系新幹線電車
・E1・E4系列車の生涯 ダブルデッカー新幹線の27年
●第4章 日本のダブルデッカー
近畿日本鉄道の特急/ダブルデッカーの新幹線/JR東日本の近郊形グリーン車/JR北海道の特急、ジョイフルトレイン/2階建てが流行した観光特急/JR東日本の近郊形普通車/京阪電鉄のダブルデッカー/快速「マリンライナー」のシンボル/ダブルデッカー構造の寝台特急
●E4系Maxラストラン
本書は2021年9月に刊行した『旅と鉄道』増刊10月号「ありがとうE4系Max」に新たな写真や資料を加え、加筆・再編集したものです。
【書誌情報】
書名:旅鉄車両ファイル003 JR東日本E4系新幹線電車
仕様:B5判 144ページ
定価:本体2530円(税込)
発売日:2022年3月19日
全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。
https://amzn.to/3K6bqxk
【株式会社天夢人】 https://temjin-g.com/
2007年設立。隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社天夢人 担当:林
Tel:03-6413-8755(2022年4月1日よりTel:03-6837-4680) / E-mail: info@temjin-g.co.jp
URL:https://temjin-g.com/
1980年代後半から新幹線を利用して遠距離通勤・通学をする人が首都圏で増え、その対応策としてJR東日本ではダブルデッカー構造にして座席数を増やしたE1系新幹線電車を1994年に投入しました。Maxの愛称が付けられたE1系は12両編成1235人の定員数で、朝夕の通勤・通学輸送に威力を発揮しましたが、地方や日中時間帯は過多で、運用のしにくさがありました。
そこで、ダブルデッカー新幹線の第2弾として1997年にデビューしたのがE4系新幹線電車です。1編成を8両編成817人とし、2編成を併結することで1634人の定員数を実現。このキャパシティーは高速鉄道で世界最多となりました。また、分割併合ができるため、E4系同士のほか、山形新幹線「つばさ」との併結運転も行われました。
東北・上越新幹線で活躍したE4系ですが、2013年から廃車が始まりました。当初は2020年度末までに全編成がE7系に置き換えられて引退する予定でしたが、2019年10月に発生した台風で長野新幹線車両センターが浸水し、E7系・W7系が廃車になったため、E4系の引退が先延ばしになりました。そして2021年10月1日に定期列車から引退。同月の旅行商品専用列車をもって完全に引退しました。
本書はE4系の足跡を車両プロフィール、P82編成の徹底取材、運転士・整備担当者へのインタビュー、列車運転史などから多角的に検証。さらにE1系の解説や、在来線や私鉄を含めた日本のダブルデッカーなども取り上げています。
1994年から2021年まで、“ダブルデッカー新幹線”や“通勤新幹線”などと呼ばれる車両群で一時代を築いたMaxを丁寧に記録した1冊です。
●第1章 E4系の概要
「E4系新幹線電車のプロフィール」では、E4系のコンセプト、メカニズム、内外装などを解説。E1系の経験と技術の進化が、E4系を完成度の高い車両に仕立て上げたことが分かります。
「E4系P82編成のすべて」は、新潟新幹線車両センターでE4系のラストナンバー、P82編成の取材を行ったものです。客室、運転室、車内設備、機器室、床下、屋上などの写真を詳細に掲載。外観は写真、イラストを交え、さらに形式図も大きく掲載しました。
●第2章 E4系の記憶
E4系に乗務した運転士、新潟新幹線車両センターで保守にあたった整備担当者へのインタビューを掲載。仕事として携わった人でないとわからない、E4系の素顔を記録します。
●第3章 ダブルデッカー新幹線の足跡
「通勤新幹線のパイオニア E1系新幹線電車」では、初代オールダブルデッカー新幹線のE1系を詳しく解説しています。E4系の陰で地味な存在になってしまいましたが、JR東日本初のフルサイズ新幹線電車として、新技術を多数盛り込んだ、意欲的な設計が浮かび上がります。
「E1・E4系列車の生涯 ダブルデッカー新幹線の27年」は列車史研究家の寺本光照氏が執筆。E1系が登場する背景、列車本数の推移、E4系登場後の変化、そして2021年10月1日の引退までを豊富な資料を交えて詳しく解説しています。
●第4章 日本のダブルデッカー
1958年に登場した近鉄10000系「ビスタカー」から始まる日本のダブルデッカー車。本章ではテーマを設けて、各ダブルデッカー車が登場した背景、車両の詳細などを解説しています。
■主な内容
●第1章 E4系の概要
・E4系新幹線電車のプロフィール
・E4系P82編成のすべて
●第2章 E4系の記憶
・運転士から見たE4系
・整備担当者から見たE4系
●第3章 ダブルデッカー新幹線の足跡
・通勤新幹線のパイオニア E1系新幹線電車
・E1・E4系列車の生涯 ダブルデッカー新幹線の27年
●第4章 日本のダブルデッカー
近畿日本鉄道の特急/ダブルデッカーの新幹線/JR東日本の近郊形グリーン車/JR北海道の特急、ジョイフルトレイン/2階建てが流行した観光特急/JR東日本の近郊形普通車/京阪電鉄のダブルデッカー/快速「マリンライナー」のシンボル/ダブルデッカー構造の寝台特急
●E4系Maxラストラン
本書は2021年9月に刊行した『旅と鉄道』増刊10月号「ありがとうE4系Max」に新たな写真や資料を加え、加筆・再編集したものです。
【書誌情報】
書名:旅鉄車両ファイル003 JR東日本E4系新幹線電車
仕様:B5判 144ページ
定価:本体2530円(税込)
発売日:2022年3月19日
全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。
https://amzn.to/3K6bqxk
【株式会社天夢人】 https://temjin-g.com/
2007年設立。隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社天夢人 担当:林
Tel:03-6413-8755(2022年4月1日よりTel:03-6837-4680) / E-mail: info@temjin-g.co.jp
URL:https://temjin-g.com/
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