実使用環境で次亜塩素酸の効果を検証するIAQ検証センターを設立
パナソニック エコシステムズ株式会社(以下、パナソニック エコシステムズ)は、空質関連機器の製造開発拠点である愛知県春日井市に次亜塩素酸の効果を検証する「IAQ(※1)検証センター」を設立し、2022年4月より順次稼働します。投資金額は約14億円です。
近年、除菌や換気など空気質に対する関心が世界中で高まり、室内空気質関連機器の需要が増大しています。パナソニック エコシステムズは、次亜塩素酸が持つ強い除菌・脱臭力に着目し、次亜塩素酸のさまざまな効果を外部機関と連携して検証するとともに、次亜塩素酸を活用した室内空気質関連機器を提供してきました。
今回、さらに次亜塩素酸の研究を進め、効果や安全性に関するレベルの高い検証を行うために、「IAQ検証センター」を設立します。当センターは、愛知県春日井市で従来事業に使用していたビルを改修し、各種検証室を備えた施設で、敷地面積2,033平方メートル、延べ床面積3,422平方メートルの3階建です。
センター内には、業界初(※3 ※4)の温湿度と気体状次亜塩素酸濃度制御ができる「Biosafety Level(バイオセーフティレベル)2(※2)試験室」や10~132平方メートル(6~80畳)まで可変の「実空間除菌試験室」、「空質空調検証室」など複数の設備を備えています。これにより今までは実現できなかった実使用空間での効果や浮遊菌への効果など、より高度な検証を行えるようになり、次亜塩素酸が持つ可能性をさらに広げていきます。また、外部の研究機関などと連携する検証施設としても活用していきます。
パナソニック エコシステムズは「IAQ検証センター」設立により次亜塩素酸技術を高め、さらなる室内空気質の向上に貢献します。
※1 Indoor Air Quality・室内空気質
※2 細菌・ウイルスなどを取り扱う実験施設で、扱えるウイルス・細菌の危険度に応じて1から4の4段階で分類される。4が最も厳しい基準。
※3 国内の空調・換気業界で、Biosafety Level 2を備え、室内の温湿度と気体状次亜塩素酸濃度を制御できる設備として。(2022年1月12日現在。パナソニック エコシステムズ調べ)
※4 国内の空調・換気業界で、室内外の温湿度を制御できる設備を備え、10~132平方メートル(6~80畳)まで室内サイズを変更できる設備として。(2022年1月12日現在。パナソニック エコシステムズ調べ)
レベル2は、一般医療、診断、検査、研究用途として、はしかウイルスやインフルエンザウイルス等を取り扱うことができるレベルの安全性を備えている。
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] 実使用環境で次亜塩素酸の効果を検証するIAQ検証センターを設立(2022年1月12日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/01/jn220112-4/jn220112-4.html
<関連情報>
・パナソニック エコシステムズ株式会社
https://panasonic.co.jp/ls/pes/
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