子どものアンケート調査2022年「幼児白書」「小学生白書」を公開
〜お年玉はいくらもらった?つきたい職業は?子どもの実態調査〜
株式会社学研ホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:宮原博昭)の調査・研究機関である学研教育総合研究所は、全国の幼稚園児・保育園児4~6歳とその保護者1,200組、小学1~6年生とその保護者1,200組を対象に日常生活や学習に関するアンケート調査を行い、その結果を「幼児白書」「小学生白書」として2022年12月に公開しました。
【URL】https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/
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- 注目トピックス
・お年玉の平均総額は20,047円。 昨年からの減少傾向継続。コロナ禍影響大きいか。
・ 将来つきたい職業トップ3は、「パティシエ」「YouTuber」「医師」。
・ 好きな教科は「算数」「体育」「図画工作」、役に立つと思う教科は「算数」「国語」「外国語」。
・ 学校でのタブレット・PC使用状況…GIGAで活用が浸透するも、「支給されていない」が12.0%
【幼児白書】
・ 降園しても「外で遊ばない」傾向が高くなっている。
・ スマホ・タブレットの使用に「賛成」の保護者が増加も、「まだ使わせたくない」保護者が過半数。
【幼児白書】&【小学生白書】
・ 月の読書量は毎年減少傾向。小学生は調査史上最低冊数を更新。
・ 習い事の1位は、幼児も小学生も「水泳」。
- 【小学生白書】
小学生全体で、お年玉をもらった割合は89.7%、平均総額は20,047円でした。2016年から小学生のお年玉の平均総額の推移を見てみると、2020年までは毎年増額、2021年に減少に転じ、2022年も減少傾向継続でした。コロナ禍での年末年始の外出控えとともに、保護者・親族の経済事情の変化によるものと考えられます。
お年玉の使い道は、1位貯金(81.0%)、2位おもちゃ(24.6%)、3位ゲーム機・ゲームソフト(オンライン以外)となり、2021年の順位と変動はありませんでした。
■小学生の将来つきたい職業トップ3は、「パティシエ」「YouTuber」「医師」
小学生の将来つきたい職業・女子の1~3位は、パティシエ、保育士・幼稚園教諭、医師、男子は、YouTuber、プロサッカー選手、警察官となりました。親世代が子どもの頃の1995年でみてみると、女子の1~3位は、保育士・幼稚園教諭、小・中・高の先生、看護師、男子は、プロサッカー選手、プロ野球選手、サラリーマンでした。
YouTuberは、幼児の将来つきたい職業の12位に登場しています。
■好きな教科・将来役に立つと思う教科
「一番好きな教科」に選んだのは、10年連続で「算数」となりました。続いて「体育(保健体育)」、「図画工作」、「国語」、「好きな教科はない」の順となっています。また、「将来役に立つ」と思っている教科は、「算数」「国語」「外国語」でした。順位、傾向とも、2017年、2018年、そして2021年の調査結果と大きな変化はなく、上位3教科で全体の70.2%を占めています。一方、「役に立つ教科はない」という回答は、2021年6.0%から8.3%と2.3ポイント上昇。各学年とも上昇していますが、特に6年生で、5.5%⇒10%と4.5ポイントも上昇しているのが印象的です。
■学校でのタブレット・PC使用状況
学校現場でのGIGAスクール端末の使用状況について調べたところ、使用頻度の違いはありますが、「支給されていて使っている」と答えたのは全体の77%にのぼり、さらに全体の約40%が端末の持ち帰りを行っていると回答しました。しかし、「支給されていない」という回答も12%あり、来年以降の状況も注視していきたいと思います。
- 【幼児白書】
前回2017年調査と比較してみると、「1週間に外で遊ぶ」は2.8日→2.4日(幼稚園児)、2.5日→2.3日(保育園児)と減少。幼稚園児では「外で遊ばない」が5.5%→11.2%と大きくポイントを上げました。
■スマホ・タブレットの使用に「賛成」の保護者が増加も、「まだ使わせたくない」保護者が過半数
1位は「将来的に必要だと思うが、今から使わせたくはない」(57.2%)が半数を超え、2位「賛成」(35.4%)、3位「反対」(7.2%)となりました。2019年調査も同様の順位でしたが、当時の「賛成」25.9%から、3年でスマホやタブレットを使うことに「賛成」と考える保護者が9.5%増加したことになり、保護者の意識の変化がうかがえます。一方で、「将来的に必要だと思うが、今から使わせたくない」と考える保護者が依然として半数を超えています。
- 【幼児白書】&【小学生白書】
小学生では、2014年以降の調査で、ほぼ毎年減少している月の読書量ですが、今回も最低冊数を更新。月の平均読書量は2.8冊、10冊以上読む子どもの割合は10.8%と、こちらも過去最低の数値となりました。一方、1冊も「読まない」割合は31.6%と調査史上初の30%超えとなり、全体の読書量の低減が明らかになりました。
幼児では、月の平均読書量は3.9冊、1冊も「読まない」割合は23.8%でした。
■習い事の1位は、幼児も小学生も「水泳」
習い事の1位は、幼児も小学生も「水泳」でした。幼児は2017年、小学生は2013年の調査から不動の1位です。2位以下を含む順位は、それぞれ次のようになりました。
>>その他のトピックスの詳細や調査項目の結果は、以下URLよりご確認いただけます。
「小学生白書」(2022年9月調査)
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/202209/index.html
「幼児白書」(2022年9月調査)
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/k202209/index.html
その「中学生白書」「高校生白書」など
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/index.html
<その他の調査項目>
起床・就寝時刻、ペット、自分が好きか、通信機器の利用多寡、習い事、ワーク・ドリル、電子書籍について、身につけさせたいこと、など各30問程度
- 【調査概要】
調査対象:全国の小学1~6年生とその保護者1,200人/全国の幼稚園児・保育園児4~6歳 1,200人
調査期間: 2022年9月2日(金)~9月6日(火)
調査方法: インターネット調査
【お問い合わせ先】
株式会社学研ホールディングス
学研教育総合研究所
Email: info-gri@gakken.co.jp
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