レトルト食品製造が可能な小型高温高圧調理機「達人釜」の新モデルを発売

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小型高温高圧調理機「達人釜」小型高温高圧調理機「達人釜」

パナソニック産機システムズ株式会社(以下、「パナソニック産機システムズ」)は、オリジナルのレトルト食品の製造を可能にする小型高温高圧調理機「達人釜(以下、「達人釜」)」の新モデル「FCS-KM77」を、2022年10月から発売します。

食に関わる事業者にとって食品廃棄は深刻な経営課題のひとつです。さらに新型コロナウイルスの影響で、外食企業では来店数の予測や準備する食材量の見込みが立てづらく、以前にもまして廃棄が問題になっています。そんな中、テイクアウトや通販などを検討する企業から、長期常温保存や常温物流が可能なレトルト食品に注目が集まっています。

パナソニック産機システムズは、自社でオリジナルのレトルト食品を製造することができる、コンパクト設計の小ロット対応レトルト釜である「達人釜」を2003年から発売しています。マイコン制御による全自動運転により、食材と調味料をパウチした袋を庫内にセットし、加熱条件を設定してスタートするだけの簡単操作を実現しました。芯温計も内蔵されており、レトルト食品づくりに不可欠なF値(※1)の計測・記録が可能です。専門の取り扱い資格は必要ありません。給排水と電源さえあれば手軽に設置できます。この度、「達人釜」の機能強化した新モデルを発売いたします。

新モデルは、商品開発段階の加熱条件作成に便利な「F値制御モード」を搭載しました。量産前の試作時に使用する簡易モードで、加熱条件に目安をつけることができ、試作回数の抑制に効果を発揮します。また、マイコンを含めた制御部の全面的な見直しを行い、タッチパネル式に変更しました。さらに、運転時のデータの記録・保管のために必要なプリンターを本体に内蔵し、お客様からの要望が高かったデジタルデータの取り出しを可能にするUSBポートも搭載しました。

パナソニック産機システムズは本製品を通じて、レトルト化による食品保存の長期化やアップサイクル(※2)な商品づくりを促進することで、SDGsの観点からも大きな社会問題である食品廃棄ロスの削減に貢献します。

<特長>
1.「F値制御モード」の搭載により、加熱条件の作成が簡易になり、メニュー開発プロセスの簡略化を実現
2. マイコンを含めた制御部を見直し、操作部をタッチパネル仕様に変更、操作性が向上
3. デジタルデータ取り出しのためのUSBポートを搭載し、試作記録をPCで管理可能

【品名】小型高温高圧調理機「達人釜」
【品番】FCS-KM77
【発売日】2022年10月
【メーカー希望小売価格】オープン価格

※1 F値 主にレトルト食品の殺菌強度を規定するもので、121℃ 1分をF値=1と定義。国内のレトルト食品では、厚生労働省の「容器包装詰加圧加熱殺菌食品の規格基準」で中心部の温度を120℃で4分間加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法であること、とされている。パナソニック産機システムズ製品では、F値=10以上を推奨。
※2 アップサイクル 廃棄物や不要になったものに手を加えて新しい価値を与えること。食の分野にも規格外の食材や端材などを活用したアップサイクル食品が広がってきている。

【お問い合わせ先】
パナソニック産機システムズ株式会社 
コールドチェーン事業本部 企画統括部 企画3部
電話:03-6364-3450

全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] レトルト食品製造が可能な小型高温高圧調理機「達人釜」の新モデルを発売(2022年4月20日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/04/jn220420-5/jn220420-5.html

<関連情報>
・農林水産省サイト「食品ロスとは」
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html

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会社概要

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URL
https://holdings.panasonic/jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月