「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions」においてミスト・サウンド・ライティングのインスタレーションを実証
パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)マニュファクチャリングイノベーション本部は、在日スイス大使館・スイス連邦工科大学チューリヒ(以下、ETHチューリヒ)・東京大学が国際芸術祭「あいち2022」連携企画事業として常滑市で2022年7月30日から10月10日まで開催するプロジェクト「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions」において、ミスト・サウンド・ライティングを活用したインスタレーションの実証を行います。
パナソニックHDは、極微細ドライ型ミスト「シルキーファインミスト」を、屋外の暑さ対策の用途だけでなく、空間・景観演出といった建築デザイン・芸術分野に展開することで、新たな空間価値の創出を目指しています。これまで、ミラノサローネ2018での「Air Inventions」、スイス大使館における「雲をつくるインスタレーション」、ドバイ国際博覧会 日本館における映像とミストを融合させた演出など、ミストを活用した数多くの空間演出を手掛けてきました。このミストを用いた空間演出を「MORPHIC」と名付け、新たな空間演出のあり方を創造し続けています。
今回の「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions」における「Collaborative Constructions(Collaborative:協働、Construction:建設)」は、創造的、革新的、あるいは個人的な技術を用いる新たな建築のあり方の実証プロジェクトです。この実証プロジェクトは、ETHチューリヒと東京大学の2つのプロジェクトから構成されており、それらは人とロボットとの協働作業で制作され、さらに未来を見つめながら過去との関わりをも実証するものです。
この実証プロジェクトにおいて、パナソニックHDは、常滑市・株式会社モンタージュと共同で、高台に吹く風を感知し、ミスト、空間音響、ライティングがリアルタイムで変容する空間演出を構築。東京大学・ETHチューリヒの「Kizuki-au 築き合う」というコンセプトに、常滑という土地が持つ自然風土、文化、歴史の力を融合させ、そのメッセージに更なる価値を見出すインスタレーションの実証を行います。具体的には、東京大学のプロジェクトには雲をつくるためのミストノズルを48本、またETHチューリヒのプロジェクトを中心に設置した実証エリアにゆるやかな結界をつくるためのミストノズルを54本、合計102本のミストノズルを設置します。これは屋外における2流体ノズルのミストを用いたインスタレーションとしては過去最大規模の実証となります。
パナソニックHDは、本プロジェクトの実証活動などを通じ、極微細ドライ型ミスト「シルキーファインミスト」が大阪・関西万博のパナソニックHDパビリオンをはじめとする様々な施設や展示に実装されることを目指した取組みを続けるとともに、これからも本技術を建築デザイン・芸術分野などに応用することで、新たな空間価値の創出を目指します。
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] 「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions」においてミスト・サウンド・ライティングのインスタレーションを実証(2022年8月4日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/08/jn220804-2/jn220804-2.html
<関連情報>
・Kizuki-au 築き合う-Collaborative Construction
https://vitality.swiss/ja
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