GMOインターネット、「GMO GPUクラウド」の追加投資決定

NVIDIA H200 Tensor コアGPU追加導入によりAI開発向け計算資源を増強

GMOインターネットグループ

 GMOインターネットグループの、GMOインターネット株式会社(代表取締役 社長執行役員:伊藤 正 以下、GMOインターネット)は、生成AI向けGPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」の追加投資(約15億円)を決定しましたので、お知らせいたします。

 「GMO GPUクラウド」は、NVIDIA H200 Tensor コア GPU(以下、NVIDIA H200 GPU)を搭載した国内最速(※1)の商用向けGPUクラウドサービスです。2024年11月のサービス開始から、ロボット開発や自動運転AIなど、多くのAI開発基盤として採用されており、今後もさらなる需要の拡大が見込まれることから、追加の計算資源の導入を決定しました。

 今回は、NVIDIA H200 GPUを256基追加し、設備の稼働は2025年第4四半期(10月~12月)を予定しています。

(※1)2024年11月22日時点の国内商用向けクラウドサービスとして当社調べ(参考:「GMO GPUクラウド」世界のスーパーコンピュータランキングTOP500に初ランクイン:https://group.gmo/news/article/9266/

【背景】

 近年、企業による独自LLM(大規模言語モデル)の開発や、産業分野におけるAIおよびロボティクスなどの急速な進化に伴い、高度な演算処理を可能にする大規模な計算資源の需要が高まっています。

 GMOインターネットは、2024年4月15日に経済安全保障推進法に基づく特定重要物資「クラウドプログラム」(※2)の供給確保計画に関する経済産業省の認定を受け、2024年11月22日からクラウド事業者として、国内最速でNVIDIA H200 GPUを採用したサービスを提供しています。

 「GMO GPUクラウド」は日本電気株式会社、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA) (※3)、自動運転開発のチューリング株式会社(※4)をはじめ、複数の企業・研究組織に採用されています。特に、LLM開発や高精度の推論処理、ロボティクス分野における高度かつ複雑な計算要件においては、「GMO GPUクラウド」の強みである、マルチノードに最適化されたクラスタ構成の高性能GPU環境が不可欠であり、その需要は急速に高まっています。

 当社はこうした需要増加に応えるため、NVIDIA H200 GPUを追加導入し、国内の次世代AI開発環境の強化に貢献してまいります。

(※2)経済安全保障推進法に基づく「特定重要物資の安定的な供給の確保」について:

   https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/cloud/index.html 申請時はGMOインターネットグループ株式会社にて申請し、現在はGMOインターネット株式会社にて事業を継承・運営しています。

(※3)AIロボット協会(AIRoA)の次世代ロボット開発基盤として「GMO GPUクラウド」の正式採用が決定:

   https://group.gmo/news/article/9495/

(※4)「GMO GPUクラウド」がチューリングの自動運転向けマルチモーダル生成AI開発基盤に採用:

   https://group.gmo/news/article/9501/

 【追加投資の内容】

 今回の追加投資では、以下の設備投資を実施いたします。

 ・導入GPU:NVIDIA H200 Tensor コア GPU・256基 

 ・投資金額:約15億円

 ・導入時期:2025年第4四半期(10月~12月)予定

【GMOインターネット株式会社 代表取締役 社長執行役員 伊藤 正のコメント】

 当社は、「GMO GPUクラウド」において、これまで培ってきた大規模インターネットインフラの開発力と運用ノウハウを活かし、お客様にとって最高のAI開発基盤の提供に注力してまいりました。実際に、本サービスをご利用いただいているお客様からは、圧倒的なパフォーマンスを発揮できた点を高く評価いただいております。また、PaaSとして最適化された環境を即日ご提供することで、お客様は煩雑な環境構築を省き、すぐに開発に専念いただける点も大きな価値となっています。

 今後もAI開発者の皆様に最高の基盤を提供し続けることで、日本のAI産業の発展に貢献してまいります。

【今後の展開】

 当社は約30年間にわたり「インターネットインフラ事業」に取り組んできました。その中で培ってきた開発力や大規模な運用実績、そして豊富な経験を活かし、AIの基盤となる先進的な計算資源を提供しています。 

 今回の追加投資により、幅広い産業分野におけるAI・ロボティクスの活用を促進するとともに、日本国内のAI研究開発の加速と、国際競争力の強化に貢献してまいります。 

 当社は、「GMO GPUクラウド」を通じて、日本のAI開発エコシステムの発展と、国内企業によるAIを活用したイノベーションの創出を力強く支援してまいります。 

【「GMO GPUクラウド」の特長】

 「GMO GPUクラウド」は、「NVIDIA H200 Tensor コアGPU」を搭載し、国内初となる高速ネットワーク「NVIDIA Spectrum-X」と高速ストレージを組み合わせることで、マルチノード構成において、国内商用クラウド最速の性能を誇る高性能GPUクラウドサービスです。2024年11月に公表された世界スーパーコンピュータランキング「TOP500」で世界37位・国内6位にランクインし、商用クラウドとして国内最速の性能を誇ります。マルチノード構成時の圧倒的なパフォーマンスと安定性により、大規模言語モデル(LLM)の学習やマルチモーダルAIの開発など、高度なAI開発に最適な環境を提供します。

【GMOインターネットについて】

 GMOインターネット株式会社は、GMOインターネットグループのインターネットインフラ事業と広告・メディア事業の強みを融合すべく、2025年1月1日に新体制で始動しました。
 インターネットインフラ事業の強固な収益基盤と、インターネット広告・メディア事業のそれぞれの強みを最大限に活かし、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、関わるすべての方に「笑顔」と「感動」をお届けし、AIで新たな未来を創る価値創造に挑戦してまいります。

 


【GMOインターネット株式会社】(URL:https://internet.gmo/

 会社名  GMOインターネット株式会社 (東証プライム市場 証券コード:4784)

 所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー

 代表者  代表取締役 社長執行役員 伊藤 正

 事業内容 ■インターネットインフラ事業

     ドメイン登録・販売(レジストラ)事業
     クラウド・レンタルサーバー(ホスティング)事業
     インターネット接続(プロバイダー)事業
     ■インターネット広告・メディア事業

 資本金  5億円

  

【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://group.gmo/

 会社名  GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)

 所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー

 代表者  代表取締役グループ代表 熊谷 正寿

 事業内容 持株会社(グループ経営機能) 

     ■グループの事業内容 

     インターネットインフラ事業

     インターネットセキュリティ事業 

     インターネット広告・メディア事業

     インターネット金融事業 

     暗号資産事業 

 資本金  50億円

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会社概要

GMOインターネットグループ

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URL
http://www.gmo.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
電話番号
03-5456-2555
代表者名
熊谷正寿
上場
東証プライム
資本金
50億円
設立
1991年05月