IROS 2022 Best Application Paper Award Finalist選出 視覚と触覚のセンサフュージョンで精密作業を自動化する技術を開発

パナソニックグループ

 

 (a) 実験に用いたロボットシステムの全体図。(b) ハンドカメラの出力画像の一例。(c) 触覚センサの出力画像の一例。 (a) 実験に用いたロボットシステムの全体図。(b) ハンドカメラの出力画像の一例。(c) 触覚センサの出力画像の一例。

パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニック ホールディングス)、パナソニック コネクト株式会社(以下、パナソニック コネクト)、学校法人立命館(以下、立命館大学)は、視覚と触覚のマルチモーダル情報を使ったサブミリ(1 mm以下)の精密位置決め技術Tactile-Sensitive NewtonianVAE(TS-NVAE)を開発しました。本開発技術はサプライチェーンにおける現場作業の効率化・省人化に貢献することが期待されます。

サプライチェーンマネジメント事業には多くの労働者が従事していますが、コロナ禍による物流量の増加や少子高齢化により慢性的な人手不足が課題となっています。そこで、これらの事業の現場で人間が行っている作業を代替できるロボット技術への需要が高まっています。開発した「視覚・触覚運動制御技術」により、これらの事業の現場で従来のロボットでは実現できなかった非定型な作業を自動化することが期待されています。パナソニック コネクトが培ってきたサプライチェーンマネジメント事業におけるコアテクノロジー、顔認証に代表されるセンシングの技術やFA事業で長年培ってきた制御技術、カメラ・プロジェクタ事業で培ってきた光学技術を組み合わせることで、2030年の実用化を目指します。

本技術は2022年10月23~27日に国立京都国際会館で開催されるロボット技術の国際学会 2022 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems(IROS 2022)にてBest Application Paper AwardのFinalistに選出されています。なお、本技術は立命館大学とパナソニック ホールディングスとの間で導入したクロスアポイントメント制度(※1)により、客員総括主幹研究員として参画する立命館大学 情報理工学部 谷口忠大 教授と協働した成果となります。

※1. クロスアポイントメント制度とは、研究者等が大学、公的研究機関、企業の中で、二つ以上の機関に雇用されつつ、一定のエフォート管理の下で、それぞれの機関における役割に応じて研究・開発及び教育に従事することを可能にする制度です。
出展:経済産業省
https://news.panasonic.com/jp/press/jn170331-3

全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] IROS 2022 Best Application Paper Award Finalist選出 視覚と触覚のセンサフュージョンで精密作業を自動化する技術を開発(2022年10月3日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/10/jn221003-1/jn221003-1.html

<関連情報>
・論文プレプリントサーバ(arXiv)
https://arxiv.org/abs/2203.05955

・立命館大学とパナソニックが大学から企業へのクロスアポイントメント制度適用を国内で初めて実施
https://news.panasonic.com/jp/press/jn170331-3

・立命館大学 情報理工学部 情報理工学科 創発システム研究室
http://www.em.ci.ritsumei.ac.jp/jp/contact/

・パナソニック コネクト Newsroom
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom

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業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
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上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月