セガ、学習教材『ぷよぷよプログラミング』を使った海外初の特別授業を台湾の台北日本人学校で開催
株式会社セガ(本社:東京都品川区、代表取締役社長COO:杉野行雄、以下 セガ)は、台湾の台北日本人学校にて、アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』のソースコードを活用した学習教材『ぷよぷよプログラミング』を使った特別授業を2023年2月15日(水)に開催しました。セガでは2020年6月の提供開始以降、『ぷよぷよプログラミング』を活用したプログラミング授業を日本の各地で実施しておりますが、海外に赴き、在外教育施設で特別授業を実施するのは今回が初めてとなります。
今回の授業では、同校の小学6年生74人と中学3年生29人の計103名を対象に、『ぷよぷよプログラミング』を活用したオリジナルの教育プログラムを実施しました。講師はシステムエンジニアの経験があり、『ぷよぷよ』シリーズのジャパン・eスポーツ・プロライセンスを保有する「ぴぽにあ」選手が務めました。また、台湾のBEE PRO CUP2022『ぷよぷよ』チャンピオンプレイヤーであるacliv(アクリブ)氏をお招きし、中学3年生の授業の最後には「ぴぽにあ」選手とacliv氏によるハイレベルなエキシビションマッチを披露しました。
「ぴぽにあ」選手は実際に現地に赴き、ソースコードの入力によりプログラムが動く仕組みなどプログラミングの基礎を直接レクチャーしました。生徒のみなさんは『ぷよぷよ』のソースコードを書き写す作業(写経)を通じて、「ぷよ」の落下や左右移動、回転させるためのコーディングや「ぷよ」の背景の色、落下スピードなど、様々なパラメータを書き換えることでゲームバランスの調整を体験し、自ら作成した『ぷよぷよ』を楽しみました。
今年卒業を迎える小学6年生の授業では、この特別授業が在学期間の思い出のひとつとなるよう、台北日本人学校の校章やオリジナルキャラクターをあしらった特別な背景デザインを提供しました。小学6年生の児童たちは班ごとに分かれてテーマを決め、そのテーマに沿った「ぷよ」のイラストを作成し、学校オリジナル背景と組み合わせるなどして、それぞれが思い思いの『ぷよぷよ』を作成しました。
海の生物をテーマにした班の児童が描いたオリジナルイラスト
授業の後半には、「ぴぽにあ」選手より「eスポーツ」プロ選手のお仕事紹介として、大会出場や各種イベントへの参加などのご自身の活動や、プロ選手の1日のスケジュールなど、日本でのeスポーツ選手の活動の様子が紹介されました。また、児童生徒からのたくさんの質問にも一つひとつ丁寧に回答し、参加した生徒たちの皆さんにも満足していただけた授業となりました。
参加した児童生徒からは「本格的なプログラミングができたのでとても楽しかった、自分たちが描いたキャラを使って『ぷよぷよ』ができたのでびっくりした」「今までやったプログラミングの中で一番楽しいと感じた。また、分からないときに友達と協力し合ったりできたのも良かった」、「プログラミングが苦手だったけどちょっと得意になった、これからもっと頑張りたい」などの感想がありました。
<授業内容>*小学6年生授業
○『ぷよぷよ』ってどんなゲーム? :プロ選手によるスーパープレイ実演
○『ぷよぷよプログラミング』実践(1) :フィールドの作成、「ぷよ」の移動・回転など
○ネットリテラシー、著作権について :インターネット利用上の注意点など
○『ぷよぷよプログラミング』実践(2) :背景の変更など、オリジナル版にアレンジ
○班ごとに発表 :アレンジ内容について発表(全12班)
台北日本人学校、斎藤稔校長によるコメント
『ぷよぷよプログラミング』を台湾・台北で実施していただき、台北日本人学校の児童生徒は大きな刺激を受けました。ICT機器の操作には慣れており、学習の場面でも活用はできていますが、プログラミングの仕組みについては、今回のオリジナルの『ぷよぷよ』作成に取り組む中で一つひとつのプログラムからできていることを体験できました。これからも、プログラミング的思考力の育成を目指し、一人ひとりの興味や創造力に刺激を与えていきたいと考えます。
■台湾などアジア市場における『ぷよぷよ』展開
セガでは成長市場であるアジア地域に向けた展開を積極的に進めており、台湾においては2016年からパッケージソフトの直販体制を整え販売力を強化してまいりました。2017年からは他社タイトルの販売にも着手し、自社・他社を問わず、国産コンテンツの海外への魅力発信に取り組んでいます。
日本国内でeスポーツ展開を行う『ぷよぷよ』コンテンツは、台湾を含めアジアにも多数の有名プレイヤーが存在し、広く認知されています。日本でセガが運営する公式大会「ぷよぷよチャンピオンシップ」は、acliv氏の解説により中国語による公式配信も行っています。
台湾では、2022年12月10~11日に台北で開催された台湾最大級のeスポーツイベント「BEE PRO CUP2022」において、『ぷよぷよeスポーツ』(中国語:魔法氣泡esports)の大会「サイドトーナメント Puyo Puyo Champions」が実施されました。本大会にはセガも協賛しており、台湾でのeスポーツ展開も推進しています。
今後も、セガが有するグローバルに通ずるコンテンツを活用し、国産コンテンツの海外への魅力発信に努めてまいります。また、海外におけるeスポーツ展開に関しても積極的に進めるとともに、これまで「ぷよぷよ」のeスポーツ×エデュテイメント活動を通じて培ったノウハウや資産等を活用し、海外における教育支援についても取り組んでいきます。
『ぷよぷよプログラミング』について(http://puyo.sega.jp/program_2020/)
『ぷよぷよプログラミング』は、アシアル株式会社が提供するプログラミング学習環境『Monaca Education』において、『ぷよぷよ』のソースコードを書き写す作業(写経)を通して、プログラミング学習できる教材です。製品版と同じ画像素材を利用し、実際に『ぷよぷよ』のプレイ画面を確認しながらコーディングを行うことができます。基礎コースから初級・中級・上級コースまでの難易度を用意しており、幅広い学習層にご活用いただけます。1,000以上の教育機関で利用されている『Monaca Education』は、クラウドサービスのため教育現場での導入や運用が簡単で、インターネット環境があれば既存PCやタブレットによる学習や指導が可能です。なお、本コンテンツは無料でご利用いただくことができます。また、第17回 日本e-Learning大賞で日本電子出版協会会長賞を受賞しました。2020年6月の提供開始以来、『ぷよぷよプログラミング』の登録者数は18万人を突破しています。
セガについて(https://www.sega.co.jp/)
株式会社セガでは家庭用ゲーム機、PC、スマートフォン向けゲームの企画・開発・販売・運営及びアーケード機器の企画・開発・販売を軸に事業を展開するほか、ゲーム事業で培ったノウハウを生かしたデジタルサービスやプライズをはじめとしたキャラクター商品の企画・開発・販売等を行っています。家庭用ゲーム機、PC、スマートフォン向けゲーム事業においては、日本国内、及び海外のスタジオにて開発したゲームコンテンツを、日本を始め世界各地に置く拠点を通して全世界にご提供しています。また、アーケードゲーム事業においてはプライズマシン、メダルゲームなど革新的な発想力とそれを具現化する高い開発力により時代を象徴する画期的な製品を多数生み出してきました。
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
本文書に記載している情報は、発表日時点のものです。
©SEGA
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- パソコンソフトウェア学校・大学
- ダウンロード