スウェーデン・システムエア社空調事業の買収を完了

パナソニック株式会社 空質空調社（以下、パナソニック）は、2023年2月末、スウェーデンの大手空質空調機器メーカーSystemair AB（以下、システムエア社）傘下で業務用空調事業を展開するシステムエアAC SAS、システムエアS.r.l、テクネアS.p.Aの発行済株式100％を取得し、同社の買収を完了したことをお知らせします。
本件は、2022年11月17日に発表したシステムエア社空調事業（※1）の全株式取得決定に関して、競争法及び規制当局の承認手続きを経たことによるもので、取得価格は1億ユーロです。

システムエア社の空調事業は業務用領域において、大気中の熱を集めて冷温水を作り、室内に循環させて（※2）、室温を調節する「水循環型空調」のため、冷媒使用量を抑制できます。また同社は、温室効果が極めて低い、自然冷媒R290を採用した製品を、早くから開発、販売してきました。
パナソニックは現在、欧州で、業務用としてパッケージエアコンやビル用マルチエアコンなどを展開していますが、今回の買収で業務用の水循環型空調事業を獲得し、急速に高まる環境ニーズや規制に対応します。また、両社のリソースを融合することで、開発・生産・販売・保守体制を強化するとともに、高効率で環境対応型製品の開発や、空調に加えて新たに、高付加価値な給湯暖房システムの創出を実現します。

※1：業務用チラー、ヒートポンプ式空調、ファンコイルユニットなどを製造販売。
※2：水循環システムは水を使って室温を調整する為、冷媒循環に比べ、使用冷媒量を削減することが可能。

全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] スウェーデン・システムエア社空調事業の買収を完了（2023年3月14日）
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2023/03/jn230314-3/jn230314-3.html