生成AI向けGPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」Grafanaを活用したモニタリングダッシュボード機能を追加【GMOインターネット】

GPUサーバーのリソース利用状況を可視化し、最適化を支援

GMOインターネットグループ

 GMOインターネットグループの、GMOインターネット株式会社(代表取締役 社長執行役員:伊藤 正 以下、GMOインターネット)は、生成AI向けGPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」において、GPUサーバーのリソースを可視化できるモニタリングダッシュボード機能の提供を開始しました。本機能は、オープンソースのデータ可視化プラットフォーム「Grafana(※1)」を活用し、GPUサーバーのリソース使用状況や、Slurm(※2)のジョブ実行状況を直感的に可視化します。複数のジョブ(※3)やワークロードの利用傾向をモニタリングすることで、GPUリソースの効率的な利用が可能となります。

本機能は「GMO GPUクラウド」の「専用プラン」で、追加料金なし(※4)でご利用可能です。

(※1)オープンソースのインタラクティブなデータ可視化プラットフォーム

(※2)主にスーパーコンピュータや研究用の大きな計算機で使われる「ジョブ管理システム(スケジューラ)」の一種。

(※3)プログラムの実行内容・使うデータ・使う時間やメモリなどの条件をまとめたもの。

(※4)共用プランではご利用いただけません。

モニタリングダッシュボード提供の背景】

 日々、繰り返しジョブを投入する運用では、個々のジョブの実行状況を追跡したり、長期間にわたって利用データを分析したりすることは容易ではありません。
 こうした課題を解決し、利用状況を直感的に可視化・分析できる環境を提供するため、Grafanaを導入したモニタリングダッシュボード機能を開発しました。

【モニタリングダッシュボードの活用シーン】

 モニタリングダッシュボードでは、以下の項目を一画面上で確認することができます。

・    パーティションにおける実行中ジョブ数

・    パーティションにおける待機中ジョブ数

・    ユーザー別の実行中ジョブ数

・    ユーザー別の待機中ジョブ数

活用例1)ジョブが実行されている時間帯を可視化し、実行が集中している時間があれば分散するよう調整する。

活用例2)一定時間内におけるGPU利用率を確認し、パラメーターを調整することでリソース効率を最適化する。

■ダッシュボードのイメージ

【「GMO GPUクラウド」とは】(URL: https://gpucloud.gmo/

 「GMO GPUクラウド」は、「NVIDIA H200GPU」を搭載し、国内初となる高速ネットワーク「NVIDIA Spectrum-X」と高速ストレージを組み合わせることで、マルチノード構成において、国内商用クラウド最速(※5)の性能を誇る、高性能GPUクラウドサービスです。2024年11月に公表された世界スーパーコンピュータランキング「TOP500」で世界37位・国内6位にランクインし、商用クラウドとして国内最速の性能を誇ります。マルチノード構成時の圧倒的なパフォーマンスと安定性により、大規模言語モデル(LLM)の学習やマルチモーダルAIの開発など、高度なAI開発に最適な環境を提供します。

 また2025年内にNVIDIAの次世代の「NVIDIA Blackwell Ultra GPU」を搭載した「NVIDIA HGX B300(以下、NVIDIA B300)」のクラウドサービスの提供を予定しています。

GMOインターネットは、本サービスを通じて、生成AI分野に取り組む企業や研究機関に対し、最適化されたインフラ基盤と、お客様のワークロードに応じた柔軟でカスタマイズ可能な計算環境を提供し、開発期間の短縮とコスト低減に貢献、国内AI産業の発展を促進します。

(※5)2024年11月22日時点の国内商用向けクラウドサービスとして当社調べ(参考:「GMO GPUクラウド」世界のスーパーコンピュータランキングTOP500に初ランクイン https://group.gmo/news/article/9266/

今後の展開

 GMOインターネットは、「GMO GPUクラウド」を中核としたAIインフラ戦略により、急速に進化するAI・ロボティクス分野の技術革新に貢献してまいります。今後も最新のAI計算基盤の提供と、お客様のニーズに応じた柔軟なクラウド環境の構築により、日本のAI産業に欠かせないクラウドサービスとして、日本発のAIイノベーション創出に貢献してまいります。

■過去参考リリース

2024年4月19日

NVIDIA H200 Tensor コア GPU を採用した 生成AI向けのGPUクラウドサービスを国内最速提供へ

2024年6月11日

生成AI向けGPUクラウドサービスにNVIDIA Spectrum-Xを国内クラウド事業者として初採用

2024年8月29日

「GPUクラウド利用実態調査」~国内利用率わずか5.4%、約9割が海外サービスを利用~

2024年9月26日

「NVIDIA H200 GPU」搭載環境の性能を実証

2024年11月13日

「NVIDIA AI  Summit」で AI・ロボティクス時代のインフラ基盤とセキュリティを紹介

2024年11月19日

「GMO GPUクラウド」、世界のスーパーコンピュータランキングTOP500に初ランクイン

2024年11月22日

スパコンランキングTOP500ランクインの「GMO GPUクラウド」を提供開始

2025年2月21日

NVIDIAテクノロジを搭載した高性能GPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」に「マルチインスタンスGPU(MIG)機能」を追加

2025年5月7日

AIロボット協会(AIRoA)の次世代ロボット開発基盤として「GMO GPUクラウド」の正式採用が決定

2025年5月12日

「GMO GPUクラウド」がチューリングの自動運転向けマルチモーダル生成AI開発基盤に採用

2025年5月14日

「GMO GPUクラウド」の追加投資決定

2025年6月11日

「GMO GPUクラウド」電力効率を競う世界ランキング「Green500」で世界34位、国内1位を獲得

2025年7月1日

GMOインターネットとマクニカ、NVIDIAで高速化された「GMO GPUクラウド」における生成AI開発と活用支援にて協業開始

2025年8月4日

GMO GPUクラウド「NVIDIA Blackwell Ultra GPU」を採用

2025年10月2日

『GMO GPUクラウド』と低遅延回線『IOWN APN』を活用した次世代分散型AIインフラの技術実証を開始


【サービスに関するお問い合わせ先】

●GMOインターネット株式会社

 ドメイン・クラウド事業本部GPUクラウド事業部

 E-mail:https://gpucloud.gmo/form/

【GMOインターネット株式会社】(URL:https://internet.gmo/

    

会社名  GMOインターネット株式会社 (東証プライム市場 証券コード:4784)   

所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー   

代表者  代表取締役 社長執行役員 伊藤 正     

事業内容 ■インターネットインフラ事業

     ドメイン登録・販売(レジストラ)事業
     クラウド・レンタルサーバー(ホスティング)事業
     インターネット接続(プロバイダー)事業
     ■インターネット広告・メディア事業     

資本金  5億円

  

【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://group.gmo/  

会社名  GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)   

所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー     

代表者  代表取締役グループ代表 熊谷 正寿   

事業内容 持株会社(グループ経営機能) 

     ■グループの事業内容 

     インターネットインフラ事業

     インターネットセキュリティ事業 

     インターネット広告・メディア事業

     インターネット金融事業 

     暗号資産事業     

資本金  50億円

  

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会社概要

GMOインターネットグループ

1,772フォロワー

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URL
http://www.gmo.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
電話番号
03-5456-2555
代表者名
熊谷正寿
上場
東証プライム
資本金
50億円
設立
1991年05月