それぞれの人生に山がもたらしたものとは。『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったのか』刊行
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)は、『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったのか』(柏 澄子:著)を2023年3月14日に刊行いたしました。
「ここまで好きなものがある私の人生は、幸せだと思っています」(遠藤由加さん)
「山を歩き心が整い、自分自身に静けさが訪れる。それが私の好きな瞬間」(仲川希良さん)
――本書より
平成の30年間(1989~2019)は、山ガールブームや用具の進歩など、登山の世界が大きく変化しました。昭和と比べると、登山の間口が広がり、登山に親しむ機会が増えた時代です。女性が妊娠、出産、子育てなど人生のステージを経て、心身共にダイナミックな変化をするなかで、登山を継続していくための選択の幅が広がったのが平成の30年間といえるでしょう。本書では、登山の世界で女性がどのように活躍してきたか、代表的な人物へのインタビューをもとに、平成の女性登山史を振り返ります。史実や記録をひとつひとつ綴るのではなく人物にフォーカスし、それぞれの人生に山がもたらしたものは何だったのか、丹念な取材からすくいとった言葉で描いていきます。
1章では、抜きんでた足跡を残した5人を取り上げています。登山やクライミングなど各ジャンルにおいて世界レベルで活躍した女性たちの姿が綴られます。山野井泰史、平山ユージ、平出和也はじめ、登場する女性たちと親交の深い、世界的クライマーへの取材も重ね、これまで知られていない人物像を描き出しています。
登場する人物たち
山野井妙子:クライマー。平成6年チョ・オユー南西壁スイス・ポーランドルート第2登など、世界レベルのアルパインクライミング実績をもつ。夫は、クライマーの山野井泰史。
田部井淳子:登山家。昭和50年にエベレスト女性初登頂。平成4年女性初の世界七大陸最高峰登頂。女性の登山を常に牽引し続けた。平成28年逝去。
谷口けい:クライマー。平成20年にカメット南東壁を初登攀し、女性初のピオレドール賞を受賞。ヒマラヤでのアルパインクライミングのほか、アドベンチャーレースにも参加。平成27年逝去。
野口啓代:フリークライマー。ワードカップ優勝通算21回、年間総合優勝4回(平成21、22、26、27年)。令和3年東京オリンピック銅メダル。
遠藤由加:クライマー。平成6年、山野井妙子とチョ・オユー南西壁スイス・ポーランドルート第2登。現在はフリークライミングインストラクターを生業としながら、国内外の岩場で活躍。
2章はテーマ別の切り口で、平成期の女性の登山について書かれています。山岳ガイドや山小屋で働く女性たちなど、職業として登山に関わる女性たちも登場。家業を継ぐケースだけでなく、自分自身の手で選び取った職業として、山を舞台にした女性も大勢います。これも昭和以前なら、いまより困難だったことです。
登場する人物たち
山ガール:山岸裕子、佐藤泰那、小林百合子、仲川希良ほか
山小屋の女性たち:清水ゆかり(朝日小屋)、早川徳美(熊の平小屋)、大和景子(薬師沢小屋)、堀井よし子(薬師岳小屋)、松澤寿子(船窪小屋)、星美知子(両俣小屋)ほか
山岳ガイド:加藤美樹、高月弘子、木崎乃理恵
大学山岳部:渡邉佳苗(早稲田大学山岳部)、内野麻衣子(学習院大学山岳部)、小山さやか(立教大学山岳部)、高井野乃子(信州大学山岳会)ほか
スポーツクライミング:小林由佳ほか
アルパインクライミング:宮田美穂子(銀嶺会)、笹川淳子(銀嶺会)、荻野恭子(銀嶺会)、稲田千秋(メラメラガールズ)ほか
*『山と溪谷』2020年4月号から12月号まで連載した内容に、再取材のうえ、大幅に加筆・修正して単行本化。
◆目次
はじめに
1章 平成を登った5人の女性たち
山野井妙子、田部井淳子、谷口けい、野口啓代、遠藤由加
2章 テーマで見る女性登山者
山ガール、山小屋の女性たち、山岳ガイド、大学山岳部、スポーツクライミング、アルパインクライミング
おわりに
平成元年~令和3年 女性に関する登山界の主な出来事
◆著者紹介
柏 澄子(かしわ・すみこ)
1967年、千葉県生まれ。フリーライター。著書に、『山の突然死』『山歩きはなぜ体にいいのか』『山登りの始め方』(すべて山と溪谷社)など、共著に『はじめよう!山歩きレッスンブック』(JTBパブリッシング)などがある。(公社)日本山岳ガイド協会認定登山ガイドⅡ。(公社)日本山岳会常務理事。日本登山医学会会員。山の日アンバサダー。
◆書誌情報
書名:彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったのか
著者:柏 澄子
発売日:2023年3月14日
定価:1,870円(本体1,700円+税10%)
判型:四六判並製
ページ数:256ページ
ISBN:978-4-635-17205-9
カバーイラスト:柿崎サラ
http://www.yamakei.co.jp/products/2821172050.html
【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:神谷浩之
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1900 E-mail: info@yamakei.co.jp
https://www.yamakei.co.jp/
「ここまで好きなものがある私の人生は、幸せだと思っています」(遠藤由加さん)
「山を歩き心が整い、自分自身に静けさが訪れる。それが私の好きな瞬間」(仲川希良さん)
――本書より
平成の30年間(1989~2019)は、山ガールブームや用具の進歩など、登山の世界が大きく変化しました。昭和と比べると、登山の間口が広がり、登山に親しむ機会が増えた時代です。女性が妊娠、出産、子育てなど人生のステージを経て、心身共にダイナミックな変化をするなかで、登山を継続していくための選択の幅が広がったのが平成の30年間といえるでしょう。本書では、登山の世界で女性がどのように活躍してきたか、代表的な人物へのインタビューをもとに、平成の女性登山史を振り返ります。史実や記録をひとつひとつ綴るのではなく人物にフォーカスし、それぞれの人生に山がもたらしたものは何だったのか、丹念な取材からすくいとった言葉で描いていきます。
1章では、抜きんでた足跡を残した5人を取り上げています。登山やクライミングなど各ジャンルにおいて世界レベルで活躍した女性たちの姿が綴られます。山野井泰史、平山ユージ、平出和也はじめ、登場する女性たちと親交の深い、世界的クライマーへの取材も重ね、これまで知られていない人物像を描き出しています。
登場する人物たち
山野井妙子:クライマー。平成6年チョ・オユー南西壁スイス・ポーランドルート第2登など、世界レベルのアルパインクライミング実績をもつ。夫は、クライマーの山野井泰史。
田部井淳子:登山家。昭和50年にエベレスト女性初登頂。平成4年女性初の世界七大陸最高峰登頂。女性の登山を常に牽引し続けた。平成28年逝去。
谷口けい:クライマー。平成20年にカメット南東壁を初登攀し、女性初のピオレドール賞を受賞。ヒマラヤでのアルパインクライミングのほか、アドベンチャーレースにも参加。平成27年逝去。
野口啓代:フリークライマー。ワードカップ優勝通算21回、年間総合優勝4回(平成21、22、26、27年)。令和3年東京オリンピック銅メダル。
遠藤由加:クライマー。平成6年、山野井妙子とチョ・オユー南西壁スイス・ポーランドルート第2登。現在はフリークライミングインストラクターを生業としながら、国内外の岩場で活躍。
2章はテーマ別の切り口で、平成期の女性の登山について書かれています。山岳ガイドや山小屋で働く女性たちなど、職業として登山に関わる女性たちも登場。家業を継ぐケースだけでなく、自分自身の手で選び取った職業として、山を舞台にした女性も大勢います。これも昭和以前なら、いまより困難だったことです。
登場する人物たち
山ガール:山岸裕子、佐藤泰那、小林百合子、仲川希良ほか
山小屋の女性たち:清水ゆかり(朝日小屋)、早川徳美(熊の平小屋)、大和景子(薬師沢小屋)、堀井よし子(薬師岳小屋)、松澤寿子(船窪小屋)、星美知子(両俣小屋)ほか
山岳ガイド:加藤美樹、高月弘子、木崎乃理恵
大学山岳部:渡邉佳苗(早稲田大学山岳部)、内野麻衣子(学習院大学山岳部)、小山さやか(立教大学山岳部)、高井野乃子(信州大学山岳会)ほか
スポーツクライミング:小林由佳ほか
アルパインクライミング:宮田美穂子(銀嶺会)、笹川淳子(銀嶺会)、荻野恭子(銀嶺会)、稲田千秋(メラメラガールズ)ほか
*『山と溪谷』2020年4月号から12月号まで連載した内容に、再取材のうえ、大幅に加筆・修正して単行本化。
◆目次
はじめに
1章 平成を登った5人の女性たち
山野井妙子、田部井淳子、谷口けい、野口啓代、遠藤由加
2章 テーマで見る女性登山者
山ガール、山小屋の女性たち、山岳ガイド、大学山岳部、スポーツクライミング、アルパインクライミング
おわりに
平成元年~令和3年 女性に関する登山界の主な出来事
◆著者紹介
柏 澄子(かしわ・すみこ)
1967年、千葉県生まれ。フリーライター。著書に、『山の突然死』『山歩きはなぜ体にいいのか』『山登りの始め方』(すべて山と溪谷社)など、共著に『はじめよう!山歩きレッスンブック』(JTBパブリッシング)などがある。(公社)日本山岳ガイド協会認定登山ガイドⅡ。(公社)日本山岳会常務理事。日本登山医学会会員。山の日アンバサダー。
◆書誌情報
書名:彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったのか
著者:柏 澄子
発売日:2023年3月14日
定価:1,870円(本体1,700円+税10%)
判型:四六判並製
ページ数:256ページ
ISBN:978-4-635-17205-9
カバーイラスト:柿崎サラ
http://www.yamakei.co.jp/products/2821172050.html
【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:神谷浩之
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1900 E-mail: info@yamakei.co.jp
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