GMOグローバルサイン、証明書ライフサイクル管理における包括的戦略を発表
証明書有効期間の短縮化に備え、3つのソリューションを提供予定
GMOインターネットグループのGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社の連結企業群で、電子認証サービスを展開するGMOグローバルサイン株式会社(代表取締役社長:中條 一郎 以下、GMOグローバルサイン)は、証明書ライフサイクル管理(CLM:Certificate Lifecycle Management)(※1)領域における包括的戦略を発表いたします。
本戦略は、自社が提供する「LifecycleX byGMO」、2026年中での提供予定の「Atlas Discovery」、そしてCyberArk社との提携製品である「CyberArk Certificate Manager」を組み合わせた三層構造で展開し、企業のデジタルセキュリティと運用効率化を包括的に支援します。お客様のSSLサーバ証明書のご利用枚数(規模)やシステム環境に応じて、最適なCLMソリューションを提供いたします。
(※1)証明書ライフサイクル管理(CLM:Certificate Lifecycle Management)とは電子証明書の発行・更新・失効・棚卸しを一元管理し、セキュリティと運用効率を高めるための仕組み

【CLM戦略の背景】
2025年4月にCABF(CA/Browser Forum)(※2)において、SSLサーバ証明書の有効期間短縮化が正式に採択されました。現在は1年超の有効期間が認められていますが、段階的な短縮を経て2029年には有効期間がわずか47日にまで短縮される見込みです。この決定は、インターネット全体のセキュリティ強化を目的としたものですが、企業にとっては大きな運用負担をもたらします。発行から失効までのサイクルがこれまで以上に短くなることで、更新作業の頻度が急増し、次のような課題が顕在化します。
(※2)電子認証事業者及びブラウザベンダを主な構成メンバーとする、電子証明書サービスをとりまく課題解決についての議論や業界ガイドライン作りを行っている世界レベルのボランティアフォーラム
・セキュリティインシデントのリスク増大
更新忘れや遅延が、証明書切れによるサービス停止や通信の暗号化解除といった深刻なセキュリティインシデントを引き起こす可能性が高まります。結果として、顧客体験の悪化やブランドの信頼失墜、さらには法規制対応上の問題にも直結しかねません。
・業務量の爆発的増加
更新サイクルが短縮されることで、従来の数倍の頻度で証明書管理作業を行う必要が生じます。特に手作業による運用では、担当者の負荷やヒューマンエラーの発生リスクが増大し、効率的な業務遂行が困難になります。
このような環境変化に直面する中で、証明書運用の可視化と自動化は不可欠であり、企業がセキュリティと業務効率を両立させるための最重要課題となっています。GMOグローバルサインは、これらの課題解決を支えるために包括的なCLM戦略を推進してまいります。
【三層構造の戦略概要】
GMOグローバルサインは、証明書ライフサイクル管理における多様なリスクを包括的に解決するために、以下3つのソリューションを用意いたします。いずれもお客様の規模やシステム環境に応じて最適な証明書の発行・更新・失効・棚卸しを一元管理し、可視化と自動化によるセキュリティ強化と効率化の両立を実現。アラート通知や監査対応レポートなど、実運用を支える機能も幅広く備えています。
① LifecycleX byGMO、②CyberArk Certificate Manager、➂Atlas Discovery(提供予定)
これら3つのソリューションにより、証明書ライフサイクル管理におけるリスクを包括的に解決し、変化の激しい環境下においても万全な体制を整えています。証明書の有効期間短縮化という業界の大きな転換点に対し、GMOグローバルサインは未来を見据えたセキュリティ基盤を提供し、企業のデジタルトラストを強固に支えてまいります。

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製品 |
概要 |
おすすめの利用者像 |
特徴 |
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LifecycleX byGMO |
Windows向け ソフトウェア |
・オンプレミスまたはプライベートクラウドでサービス運用利中の企業 ・小~中規模向け |
Active Directory連携による導入 |
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CyberArk Certificate Manager |
SaaS型サービス |
・パブリッククラウドでサービス運用中の企業 |
API連携による導入 マルチクラウド環境対応 |
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Atlas Discovery (提供予定) |
証明書の可視化・管理サービス |
・Globalsign Atlasサービスの利用ユーザー ・利用している証明書の現状把握をしたい企業 |
証明書を自動検出し、可視化と管理機能を提供 GlobalSignのサービスとシームレスに導入可能 |
お問い合わせはこちら:https://jp.globalsign.com/contact/customer/
【CyberArkとは】(URL:https://www.cyberark.com/ja/)
CyberArk(NASDAQ:CYBR)は、アイデンティティ セキュリティの世界的なリーダー企業です。モダンエンタープライズにおける人とマシンのアイデンティティを保護する企業として、世界中の組織から信頼されています。CyberArkのAIを活用したアイデンティティ セキュリティ プラットフォームは、アイデンティティの全サイクルにおいて継続的に脅威を予防、検出、対応し、インテリジェントな特権制御をすべてのアイデンティティに適用します。
これにより、組織は完全な可視性とゼロトラスト、最小特権の適用を通じて運用およびセキュリティリスクを削減し、従業員、IT、開発者、マシンを含むすべてのユーザーが、場所を問わず安全にリソースにアクセスできるようになります。
【GMOグローバルサインとは】
GMOグローバルサインは、電子認証サービスが登場し始めた1996年にベルギーでサービスを開始し、ヨーロッパで初めてWebTrustを取得した信頼性の高い認証局です。2006年よりGMOインターネットグループに参画し、政府・大企業レベルのセキュリティ技術を日本および世界に提供しています。
現在は日本国内における電子証明書シェアNo.1(※3)を誇り、東京を本拠にグローバル11拠点体制で展開。2024年時点での電子証明書累計発行数は3,800万枚を超え、総務大臣認定のタイムスタンプサービスや、VMC証明書によるブランド保護など多様な信頼サービスを展開しています。
また、オンライン本人確認のeKYC、マイナンバーカード対応の公的個人認証サービス、ID/パスワード管理のIDaaS「GMOトラスト・ログイン」なども提供し、安心・便利なデジタル社会の基盤を支えています。
グローバルな業界標準策定にも積極的に参画しており、『CABF(CA/Browser Forum)』(※2)『Anti-Phishing Working Group』『クラウド署名コンソーシアム』、さらにデジタルコンテンツの真正性と透明性を推進する「C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)」にも加盟。国際的なセキュリティと信頼性の向上に貢献し、電子証明書と電子署名分野のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。
(※3)2025年8月時点 英Netcraft社「SSL Survey by Hosting Country」有償SSL認証局ルート別
以上
【サービスに関するお問い合わせ先】
● GMOグローバルサイン株式会社
マーケティング部 坂井
TEL:03-4545-1800
E-mail:support-jp@globalsign.com
【 GMOグローバルサイン株式会社】(URL:https://jp.globalsign.com/)
会社名 GMOグローバルサイン株式会社
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号 渋谷フクラス
代表者 代表取締役社長 中條 一郎
事業内容 ■情報セキュリティ及び電子認証業務事業
資本金 3億5,664万円
【 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社】(URL:https://www.gmogshd.com/)
会社名 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社
(東証プライム市場 証券コード:3788)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 青山 満
事業内容 ■電子認証・印鑑事業
■クラウドインフラ事業
■DX事業
資本金 9億1,690万円
【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://group.gmo/)
会社名 GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 持株会社(グループ経営機能)
◾️グループの事業内容
インターネットインフラ事業
インターネットセキュリティ事業
インターネット広告・メディア事業
インターネット金融事業
暗号資産事業
資本金 50億円
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