偽造刀、偽証書、疑惑の指定、略奪、所在不明の国宝刀…戦後日本刀史上の事件と闇に迫る『戦後日本刀事件史』発刊
インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する株式会社天夢人(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝峰富雄)は、2023年3月16日に、『戦後日本刀事件史』を刊行いたしました。
日本刀は、敗戦によってその所持も製作も禁止されました。その後許可されたものの、戦前までには見られなかった厳しい条件付きという状況だったのです。ゲームなどの登場で、近年は若い人たちも日本刀に触れる機会が増え人気を集めていますが、現在も日本刀を取り巻く環境にはさまざまな課題があります。
本書では戦後の刀剣界の歴史に残る事件、いわゆる偽造刀事件、赤羽刀疑惑、行方不明・略奪された国宝刀など、刀剣界を揺るがせた事象を「事件」と捉え、一つひとつ紐解いています。スキャンダルに貶めず事実を浮き彫りにし、刀剣ジャーナリストである著者が新資料を駆使して日本刀の戦後史の真実を究明しています。
これまでなかなか語られなかった知られざる戦後、近現代の刀剣史と刀剣界の裏側に迫る貴重な一冊です。日本刀が戦後辿ってきた歴史を知ることで、改めて日本の歴史のもうひとつの側面をも学べるはずです。
目次
Ⅰ章 戦後日本刀事件史
1 羽生事件 刀剣界の戦後はここに始まる
2 偽造刀事件と日刀保「認定書」問題
3 疑惑の指定「五口の重文大刀」
4 赤羽刀のその後 疑惑は払拭されたのか
5 行方不明の国宝・重要文化財
6 略奪された国宝 〈前編〉
7 略奪された国宝 〈後編〉
8 作刀再開への道
9 全日本刀匠会結成と日刀保たたら
10刀剣界に「戦犯」はいたか
11刀剣界の再生と再編
12大義なきクーデター 日刀保「平成十八年問題」
〈番外編〉 サーベル登録拒否事件
Ⅱ章 日本刀の近現代
1 近現代の日本刀 帯刀禁止・民間武器回収と作刀の興廃を巡って
2 秘された戦後刀剣史 〈前編〉「赤羽刀」の全貌
〈後編〉「赤羽刀」と刀狩りの実相
3 日本刀復興の盛典 『栗原彦三郎全記録』余録
4 異端刀匠伝 栗原彦三郎昭秀・笠間一貫斎繁継・塚本一貫斎起正
5 希代の刀匠 柴田果 その時代と周辺
6 俵國一『日本刀の科学的研究』を巡って 日本刀の世界は何を学んだか
【著者プロフィール】
土子 民夫(つちこ・たみお)
1946年、茨城県行方市生まれ。編集者などを経て現在、刀剣ジャーナリスト・全国刀剣商業協同組合編集委員・(一社)日本鉄鋼協会「鉄の技術と歴史」研究フォーラム運営委員。著書に『日本刀21世紀への挑戦』(雄山閣・英語版“THE NEW GENERATION OF JAPANESE SWORDSMITHS”)、解説・解題に天田昭次『鉄と日本刀』(慶友社)、監修に『知識ゼロからの日本刀入門』(幻冬舎)、共編に『日本刀を二度蘇らせた男―栗原彦三郎昭秀全記録』、『遙かなる和鉄』、俵國一『古来の砂鉄製錬法』復刻解説版など。ほかに刀剣書や図録・作品集の制作多数。「文化としての日本刀」を提唱するとともに、前近代の鉄研究や日本刀の近現代史の解明に取り組んでいる。
【書誌情報】
書名:戦後日本刀事件史
仕様:A5判 160ページ
定価:2090円(本体1900+税10%)
発売日:2023年3月16日
全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。
https://amzn.to/3IIWI1g
【株式会社天夢人】 https://www.temjin-g.co.jp/
2007年設立。隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社天夢人 担当:野口
Tel: 03-6837-4680 / E-mail: info@temjin-g.co.jp
URL:https://www.temjin-g.co.jp/
日本刀は、敗戦によってその所持も製作も禁止されました。その後許可されたものの、戦前までには見られなかった厳しい条件付きという状況だったのです。ゲームなどの登場で、近年は若い人たちも日本刀に触れる機会が増え人気を集めていますが、現在も日本刀を取り巻く環境にはさまざまな課題があります。
本書では戦後の刀剣界の歴史に残る事件、いわゆる偽造刀事件、赤羽刀疑惑、行方不明・略奪された国宝刀など、刀剣界を揺るがせた事象を「事件」と捉え、一つひとつ紐解いています。スキャンダルに貶めず事実を浮き彫りにし、刀剣ジャーナリストである著者が新資料を駆使して日本刀の戦後史の真実を究明しています。
これまでなかなか語られなかった知られざる戦後、近現代の刀剣史と刀剣界の裏側に迫る貴重な一冊です。日本刀が戦後辿ってきた歴史を知ることで、改めて日本の歴史のもうひとつの側面をも学べるはずです。
目次
Ⅰ章 戦後日本刀事件史
1 羽生事件 刀剣界の戦後はここに始まる
2 偽造刀事件と日刀保「認定書」問題
3 疑惑の指定「五口の重文大刀」
4 赤羽刀のその後 疑惑は払拭されたのか
5 行方不明の国宝・重要文化財
6 略奪された国宝 〈前編〉
7 略奪された国宝 〈後編〉
8 作刀再開への道
9 全日本刀匠会結成と日刀保たたら
10刀剣界に「戦犯」はいたか
11刀剣界の再生と再編
12大義なきクーデター 日刀保「平成十八年問題」
〈番外編〉 サーベル登録拒否事件
Ⅱ章 日本刀の近現代
1 近現代の日本刀 帯刀禁止・民間武器回収と作刀の興廃を巡って
2 秘された戦後刀剣史 〈前編〉「赤羽刀」の全貌
〈後編〉「赤羽刀」と刀狩りの実相
3 日本刀復興の盛典 『栗原彦三郎全記録』余録
4 異端刀匠伝 栗原彦三郎昭秀・笠間一貫斎繁継・塚本一貫斎起正
5 希代の刀匠 柴田果 その時代と周辺
6 俵國一『日本刀の科学的研究』を巡って 日本刀の世界は何を学んだか
【著者プロフィール】
土子 民夫(つちこ・たみお)
1946年、茨城県行方市生まれ。編集者などを経て現在、刀剣ジャーナリスト・全国刀剣商業協同組合編集委員・(一社)日本鉄鋼協会「鉄の技術と歴史」研究フォーラム運営委員。著書に『日本刀21世紀への挑戦』(雄山閣・英語版“THE NEW GENERATION OF JAPANESE SWORDSMITHS”)、解説・解題に天田昭次『鉄と日本刀』(慶友社)、監修に『知識ゼロからの日本刀入門』(幻冬舎)、共編に『日本刀を二度蘇らせた男―栗原彦三郎昭秀全記録』、『遙かなる和鉄』、俵國一『古来の砂鉄製錬法』復刻解説版など。ほかに刀剣書や図録・作品集の制作多数。「文化としての日本刀」を提唱するとともに、前近代の鉄研究や日本刀の近現代史の解明に取り組んでいる。
【書誌情報】
書名:戦後日本刀事件史
仕様:A5判 160ページ
定価:2090円(本体1900+税10%)
発売日:2023年3月16日
全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。
https://amzn.to/3IIWI1g
【株式会社天夢人】 https://www.temjin-g.co.jp/
2007年設立。隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社天夢人 担当:野口
Tel: 03-6837-4680 / E-mail: info@temjin-g.co.jp
URL:https://www.temjin-g.co.jp/
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