放射冷却素材「SPACECOOL」を活用した実証実験について
東京都交通局(東京都新宿区、交通局長:久我英男)は、スタートアップ企業SPACECOOL株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:末光真大)とともに、放射冷却素材「SPACECOOLⓇ」を活用し、本年5月から都営バス品川自動車営業所にて実証実験を実施しておりましたが、このたび、都営バス車両及びバス停留所においても実証実験を開始することにしましたのでお知らせします。
なお、本取組は、東京都のスタートアップ支援事業「スタートアップによる事業提案制度」を活用して実施するものです。
1 実施内容
放射冷却素材「SPACECOOLⓇ」を、都営バス車両及びバス停留場上屋に貼り付け、検証を行います。
(1)都営バス車両(2両)
バス車両の天面部に貼り付けることにより、車内温度を抑制し、空調エネルギー消費量の削減に繋がるかを検証
(2)バス停留所(1か所:都営バス深川自動車営業所敷地内)
停留所上屋の天井部及び側面に貼り付けることにより、お客様の待合時の暑熱環境の改善に繋がるかを検証
2 実施期間 令和6年10月10日(木)から
<放射冷却素材「SPACECOOLⓇ」について(出典:SPACECOOL㈱カタログより)>
直射日光下において、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却の原理により宇宙に熱を逃がすことで、ゼロエネルギーで外気温よりも温度低下することを可能にした新素材*1です。
※1:独自の光学制御技術を用いて、太陽光の入熱を抑え、熱ふく射※2による放熱を大きくした材料設計により実現
※2:熱せられた物体の熱が電磁波(光)として運ばれる現象のこと
※「SPACECOOLⓇ」は登録商標です。
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