パナソニック エナジー、国内最大級の乾電池生産拠点「二色の浜工場」が本格稼働を開始 ~月産4,800万個、CO2ゼロ工場で進化したモノづくりを具現化~
パナソニック エナジー株式会社(本社:大阪府守口市、社長執行役員:只信 一生、以下 パナソニック エナジー)は、かねてより進めていた乾電池の工場移転を完了し、本日より大阪府貝塚市の二色の浜工場において、単1形から単4形までの乾電池各サイズの本格生産を開始しました。
クリーンエネルギーを活用したCO2ゼロ工場(※1)の同工場は、パナソニック エナジーにおける日本国内唯一(※2)の乾電池生産拠点です。「世界一長もちする単3形アルカリ乾電池(※3)」としてギネス世界記録(TM)に認定されているEVOLTA NEOをはじめとした高品質な乾電池を生産し、主に国内市場向けに供給します。
松下電気器具製作所(当時)が砲弾型電池式ランプとともに乾電池を世の中にお届けした1923年から、パナソニックのエナジー関連事業は2023年で100周年を迎えました。1931年には乾電池の自社生産も開始し、以降、本社である守口工場を中心に国内の乾電池需要に応え続け、いつでもどこでも使える「くらしの幸せ」を支えるエネルギーとして、また近年頻発する災害時の備えとして、広くご利用いただいています。またパナソニック エナジーはグローバルに事業を展開しており、2020年には日本企業として初めて乾電池の世界累計出荷2,000億個を達成しました。
この度、90年以上の長きにわたって国内需要を支えてきた守口工場での生産を終了し、大阪府貝塚市・二色の浜産業団地に新工場を立上げました。自動搬送・自動倉庫システムなどを取り入れた人に依存しないスマートな生産体制に加え、クリーンで安心・安全な魅力ある工場を実現し、将来にわたって国内市場への供給責任を果たしていきます。また、環境と調和したモノづくりを目指して、太陽光パネルを屋上全面に設置する等、再生可能エネルギーを最大限活用し、稼働開始した2023年度からCO2排出実質ゼロを達成しています。2024年度には純水素燃料電池や蓄電システムを導入し、工場全体のエネルギーマネジメントを図ることで、効率的でクリーンなモノづくりをさらに加速していきます。社会との共生にも注力し、1966年の開始から累計100万人以上にご参加いただいた、小学生向け工場見学や手づくり乾電池教室をより充実した内容にリニューアルしました。今後は一般公開も予定し、これまで以上に地域に開かれた工場を目指します。
パナソニック エナジーは、ここ二色の浜工場から次の時代もくらしの幸せと環境との調和をつくり続け、パナソニック エナジーミッションである「幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現。」を目指します。
※1:省エネ推進や再生可能エネルギー導入、環境証書の活用などにより、CO2排出を実質的にゼロにすること。
※2:生産規模として。二色の浜工場の生産する全サイズ(単1形~単4形)を合計した最大月産量(2023年11月現在)。
※3:世界一長もちする単3形アルカリ乾電池(LR6)として。ギネス世界記録(TM)に2017年10月2日認定。2022年10月1日再認定。
IEC基準における全放電モードの平均値より。250 mA 1日1時間放電 終止電圧0.9 Vなど(温度:20±2℃、相対湿度:(55+20,55-40)%)。正式名称:Longest lasting AA alkaline (LR6) battery cell(最も長持ちする単3形アルカリ乾電池)。
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]パナソニック エナジー、国内最大級の乾電池生産拠点
「二色の浜工場」が本格稼働を開始(2023年11月20日)
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